講談社出版文化賞
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講談社出版文化賞(こうだんしゃしゅっぱんぶんかしょう)は、挿絵、写真、装幀、絵本の各分野に贈られる、講談社主催の賞である。前年3月1日から当年2月末日までに刊行された図書を対象とし、さしえ賞、写真賞、ブックデザイン賞、絵本賞の四部門に分かれている。選考方法は、新聞社、出版社、有識者に対し、アンケートによる推薦を依頼する。受賞者には賞状・記念品に加え、副賞として各100万円が贈られる。賞金は無し。
概要
1970年(昭和45年)、講談社が創業60周年記念事業の一環で新設した。さし絵、写真、ブックデザイン、児童漫画、絵本の五部門において、新分野の開拓と質的向上をはかり、出版文化の発展に寄与することを目的とした。
本賞の前身は、1960年(昭和35年)に創業50周年記念事業として創設された「講談社三賞」(児童まんが賞・さしえ賞・写真賞)である。うち児童まんが部門は1976年(第7回)まで実施され、のち1977年(昭和52年)に独立して講談社漫画賞となった。また、1985年(昭和60年)には新たに科学出版賞が加えられ、2006年(第22回)まで一部門として実施されたが、2007年(平成19年)に賞名を変更し講談社科学出版賞となった。野間出版文化賞の新設に伴い、2018年(第49回)までにさしえ賞、写真賞、ブックデザイン賞は終了[1]。絵本賞のみ講談社絵本賞として継続。
受賞者・受賞作一覧
丸カッコ内は受賞作品。
現行の賞
絵本賞
第1回 - 第10回
- 第1回(1970年) - 中谷千代子(『まちのねずみといなかのねずみ』)
- 第2回(1971年) - 斎藤博之(『しらぬい』)
- 第3回(1972年) - 朝倉摂(『日本の名作 スイッチョねこ』)、油野誠一(『おんどりのねがい』)
- 第4回(1973年) - 赤羽末吉(『源平絵巻物語 衣川のやかた』)、梶山俊夫(『いちにちにへんとおるバス』)
- 第5回(1974年) - 田島征三(『ふきまんぶく』)
- 第6回(1975年) - なかえよしを[文]、上野紀子[絵](『ねずみくんのチョッキ』)
- 第7回(1976年) - 安野光雅(『かぞえてみよう』)
- 第8回(1977年) - 長新太(『はるですよ ふくろうおばさん』)、さのようこ(『わたしのぼうし』)
- 第9回(1978年) - 岡野薫子[文]、遠藤てるよ[絵](『ミドリがひろったふしぎなかさ』)
- 第10回(1979年) - 市川里美(『春のうたがきこえる』)
第11回 - 第20回
- 第11回(1980年) - 杉田豊(『うれしいひ』)
- 第12回(1981年) - 太田大八(『ながさきくんち』)
- 第13回(1982年) - 寺村輝夫[文]、和歌山静子[絵](『おおきなちいさいぞう』)
- 第14回(1983年) - 谷内こうた(『かぜのでんしゃ』)
- 第15回(1984年) - 梅田俊作、梅田佳子(『このゆびとーまれ』)
- 第16回(1985年) - 丸木俊、丸木位里(『おきなわ島のこえ』)
- 第17回(1986年) - 甲斐信枝(『雑草のくらし』)
- 第18回(1987年) - にしまきかやこ(『えのすきなねこさん』)
- 第19回(1988年) - 瀬川康男(『ぼうし』)
- 第20回(1989年) - きたやまようこ(『ゆうたくんちのいばりいぬ』)、康禹鉉[絵]、田島伸二[文](『さばくのきょうりゅう』)
第21回 - 第30回
- 第21回(1990年) - 林明子(『こんとあき』)
- 第22回(1991年) - 于大武[絵]、唐亜明[文](『ナージャとりゅうおう』)
- 第23回(1992年) - 武田美穂(『となりのせきのますだくん』)
- 第24回(1993年) - 片山健(『タンゲくん』)
- 第25回(1994年) - 井上洋介[絵]、渡辺茂男[文](『月夜のじどうしゃ』)
- 第26回(1995年) - あべ弘士[絵]、木村裕一[文](『あらしのよるに』)
- 第27回(1996年) - いとうひろし(『だいじょうぶ だいじょうぶ』)
- 第28回(1997年) - いわむらかずお(『かんがえるカエルくん』)
- 第29回(1998年) - カナヨ・スギヤマ[絵]、カー・ウータン[文](『ペンギンの本』)
- 第30回(1999年) - 宮西達也(『きょうはなんてうんがいいんだろう』)
第31回 - 第40回
- 第31回(2000年) - 荒井良二[絵]、長田弘[文](『森の絵本』)
- 第32回(2001年) - 大塚敦子(『さよなら エルマおばあさん』)、
- 第33回(2002年) - 武建華[絵]、千葉幹夫[文](『舌ながばあさん』)
- 第34回(2003年) - 長谷川義史、日之出の絵本制作実行委員会(『おたまさんのおかいさん』)
- 第35回(2004年) - スズキコージ(『おばけドライブ』)
- 第36回(2005年) - G・D・パヴリーシン[絵]、神沢利子[文](『鹿よ おれの兄弟よ』)
- 第37回(2006年) - 鈴木まもる(『ぼくの鳥の巣絵日記』)
- 第38回(2007年) - いせひでこ(『ルリユールおじさん』)
- 第39回(2008年) - 石井聖岳[絵]、もとしたいづみ[文](『ふってきました』)
- 第40回(2009年) - 酒井駒子[絵]、湯本香樹実[文](『くまとやまねこ』)
第41回 - 第50回
- 第41回(2010年) - おくはらゆめ(『くさをはむ』)
- 第42回(2011年) - 高畠純(『ふたりのナマケモノ』)
- 第43回(2012年) - コマヤスカン(『新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~』)
- 第44回(2013年) - アーサー・ビナード作、岡倉禎志写真(『さがしています』)
- 第45回(2014年) - ミロコマチコ(『てつぞうはね』)
- 第46回(2015年) - 石川えりこ(『ボタ山であそんだころ』)
- 第47回(2016年) - こみねゆら(『オルゴールのくるくるちゃん』)
- 第48回(2017年) - 青山邦彦(『大坂城 絵で見る日本の城づくり』)
- 第49回(2018年) - 佐々木マキ(『へろへろおじさん』)
第50回以降、講談社絵本賞に賞名変更。
- 第50回(2019年) - 五味太郎(『つくえはつくえ』)
第51回 - 第60回
- 第51回(2020年) - 町田尚子[絵]、竹下文子[文](『なまえのないねこ』)
- 第52回(2021年) - 松成真理子[絵]、富安陽子[文](『さくらの谷』)
- 第53回(2022年) - 堀川理万子(『海のアトリエ』)
- 第54回(2023年) - 田島征彦(『なきむしせいとく』)
- 第55回(2024年) - 降矢なな(『クリスマスマーケット~ちいさなクロのおはなし~』)
科学出版賞
第1回 - 第10回
- 第1回(1985年) - 青木重幸(『兵隊を持ったアブラムシ』)
- 第2回(1986年) - 近藤宗平(『人は放射線になぜ弱いか』)
- 第3回(1987年) - 甘利俊一(『バイオコンピュータ』)
- 第4回(1988年) - 尾本惠市(『ヒトの発見』)
- 第5回(1989年) - 島村英紀(『地球の腹と胸の内』)
- 第6回(1990年) - 田中敬一(『超ミクロ世界への挑戦』)
- 第7回(1991年) - 吉永良正(『数学・まだこんなことがわからない』)
- 第8回(1992年) - 竹内久美子(『そんなバカな! 遺伝子と神について』)
- 第9回(1993年) - 本川達雄(『ゾウの時間ネズミの時間』)
- 第10回(1994年) - 柳澤桂子(『卵が私になるまで』)
第11回 - 第20回
- 第11回(1995年) - 藤田紘一郎(『笑うカイチュウ』)
- 第12回(1996年) - 田口善弘(『砂時計の七不思議』)
- 第13回(1997年) - 池内了(『科学の考え方・学び方』)
- 第14回(1998年) - 中谷陽二(『精神鑑定の事件史』)
- 第15回(1999年) - 山田克哉(『宇宙のからくり』)
- 第16回(2000年) - 小林一輔(『コンクリートが危ない』)
- 第17回(2001年) - 串田嘉男(『地震予報に挑む』)
- 第18回(2002年) - 宮治誠(『カビ博士奮闘記』)
- 第19回(2003年) - 林純一(『ミトコンドリア・ミステリー』)
- 第20回(2004年) - 粂和彦(『時間の分子生物学』)
第21回 - 第30回
第23回以降、講談社科学出版賞に賞名変更。
- 第23回(2007年) - 西成活裕(『渋滞学』)
- 第24回(2008年) - 佐藤克文(『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ ハイテク海洋動物学への招待』)
- 第25回(2009年) - 大河内直彦(『チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る』)
- 第26回(2010年) - 柴田一成(『太陽の科学 磁場から宇宙の謎に迫る』)
- 第27回(2011年) - 近藤宣昭(『冬眠の謎を解く』)
- 第28回(2012年) - 大須賀健(『ゼロからわかるブラックホール』)
- 第29回(2013年) - 更科功(『化石の分子生物学 生命進化の謎を解く』)
- 第30回(2014年) - 大栗博司(『大栗先生の超弦理論入門』)
第31回 - 第40回
- 第31回(2015年) - 宮原ひろ子(『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来』)
- 第32回(2016年) - 中屋敷均(『ウイルスは生きている』)
- 第33回(2017年) - 中川毅(『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』)
- 第34回(2018年) - 川端裕人(『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な『人類』たち』)
- 第35回(2019年) - 青野由利(『ゲノム編集の光と闇 人類の未来に何をもたらすか』)
- 第36回(2020年) - 菅沼悠介(『地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか』)
- 第37回(2021年) - 毛内拡(『脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』)
- 第38回(2022年) - 杉山慎(『南極の氷に何が起きているか』)
- 第39回(2023年) - 椛島健治(『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性』)
- 第40回(2024年) - 近藤一博(『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』)
過去の賞
さしえ賞
第1回 - 第10回
- 第1回(1970年) - 山藤章二(「鼠小僧次郎吉」「エロトピア」「珍魂商才」)
- 第2回(1971年) - 三井永一(「沈下」ほか)
- 第3回(1972年) - 宮田雅之(「砂絵呪縛後日怪談」ほか)
- 第4回(1973年) - 岡田嘉夫(「その名は娼婦」ほか)
- 第5回(1974年) - 片岡真太郎(「銃声に醒めた」ほか)
- 第6回(1975年) - 濱野彰親(「歌謡祭を狙え」ほか)
- 第7回(1976年) - 長尾みのる(「深夜美術館」ほか)
- 第8回(1977年) - 小松久子(「黄色い鼠」ほか)
- 第9回(1978年) - 楢喜八(「スタンピード!」ほか)
- 第10回(1979年) - 灘本唯人(「にんげん望艶鏡」ほか)
第11回 - 第20回
- 第11回(1980年) - 鈴木正(「明日なき巡礼たち」ほか)
- 第12回(1981年) - 和田誠(「あゝ文士劇」「インタビュー」)
- 第13回(1982年) - 宇野亜喜良(「パリの扇」「美食者」)
- 第14回(1983年) - 須田剋太(「街道をゆく」)
- 第15回(1984年) - 長友啓典(「続・時代屋の女房」ほか)
- 第16回(1985年) - 黒田征太郎(「迷魚図鑑」「紺青の鈴」ほか)
- 第17回(1986年) - 北村治(「遠いアメリカ」ほか)
- 第18回(1987年) - 黒鉄ヒロシ(「ここが地獄の一丁目」ほか)
- 第19回(1988年) - 大竹明輝(「鎮西八郎為朝」ほか)
- 第20回(1989年) - 浅賀行雄(「ワープロ爺さん」「四畳半調理の拘泥」ほか)
第21回 - 第30回
- 第21回(1990年) - 下谷二助(「親銭子銭」「囁く」ほか)、毛利彰(「エル・キャプ」ほか)
- 第22回(1991年) - 沢野ひとし(「猫舐祭」「とかげ」ほか)
- 第23回(1992年) - 蓬田やすひろ(「かかし長屋」)
- 第24回(1993年) - 鴇田幹(「誘死香」ほか)、小島武(「越境者」)
- 第25回(1994年) - 峰岸達(「忘れてほしい」「翼ある船は」)
- 第26回(1995年) - 山野辺進(「霧の密約」ほか)
- 第27回(1996年) - 横山明(「水色の羽衣」ほか)
- 第28回(1997年) - 山下勇三(「寝ずの番」シリーズ、「セピアの客」)
- 第29回(1998年) - 井筒啓之(「女王」「女たちのジハード」)
- 第30回(1999年) - ささめやゆき(「真幸くあらば」「秋が匂って」「眠れるままの女」)
第31回 - 第40回
- 第31回(2000年) - 佐々木悟郎(「花探し」「望郷の右腕」)
- 第32回(2001年) - 西のぼる(「はやぶさ新八御用旅―東海道五十三次―」「華栄の丘」)
- 第33回(2002年) - 安里英晴(「浮かれ坊主法界」)
- 第34回(2003年) - 白浜美千代(「酷薄な天国」「憧れの地獄」)
- 第35回(2004年) - 安久利徳(「沢彦」「十七年蝉」)
- 第36回(2005年) - 木内達朗(「月の光」「兎になった少年」「鋼鉄のウール」)
- 第37回(2006年) - 小野利明(「使える男」「広域」「64(ロクヨン)」)
- 第38回(2007年) - 網中いづる(「壁」「猿の子ども」「がらくた」)
- 第39回(2008年) - 水口理恵子(「楽園」「蛇」「IN(イン)」)
- 第40回(2009年) - 牧野千穂(「魔法使いの弟子たち」「鵲(かささぎ)の橋」「同窓会」)
第41回 - 第50回
- 第41回(2010年) - あずみ虫(「チョコレートの町」「ふたりの距離の概算」)
- 第42回(2011年) - 城芽ハヤト(「さくらの結婚」「美しい家」)
- 第43回(2012年) - 丹下京子(「赤ヘル1975」「プレイバック16」)
- 第44回(2013年) - 伊野孝行(「長州シックス」「水練男子」)、ヤマモトマサアキ(「潮鳴り」「アンダーカバー 秘密調査」)
- 第45回(2014年) - 岡田航也(「啓火心」「死んでたまるか」)
- 第46回(2015年) - スカイエマ(「佐久夜の初泳ぎ」「江戸の合戦」「偶然屋」)
- 第47回(2016年) - 村田涼平(「一本立ち 手蹟指南所『薫風堂』」「こいせよ おとめ」「つまをめとらば」)
- 第48回(2017年) - 日端奈奈子(「太陽にふれる月」「水際の金魚」)
- 第49回(2018年) - 西川真以子(「北のロマン青い森鉄道線」「辺境図書館」)
写真賞
第1回 - 第10回
- 第1回(1970年) - 久保田博二(「ブラック・ピープル」「カルカッタ」「沖縄・その二つの顔・」)
- 第2回(1971年) - 沢田教一(「ある戦場カメラマンの記録」「あるカメラマンの死」)
- 第3回(1972年) - 大倉舜二(ファッション・料理に関する一連の写真)、与田弘志(「GREEN」「ある日曜日の午後」)
- 第4回(1973年) - 篠山紀信(「小袖の時代」「家」「大女優」ほか)
- 第5回(1974年) - 秋山庄太郎(週刊現代および週刊ポストの表紙、「現代の作家」)
- 第6回(1975年) - 佐伯義勝(婦人各誌における一連の料理写真)、増淵達夫(婦人各誌におけるインテリア写真及びファッ ション写真)
- 第7回(1976年) - 齋藤康一(シリーズ「この人」)
- 第8回(1977年) - 週刊現代写真班(野上透、佐藤醇、坂昌道、管洋志、山之上雅信)(「走るワセダ」)
- 第9回(1978年) - 富山治夫(「佐渡」)
- 第10回(1979年) - 沢渡朔(「美少女シリーズ」ほか)
第11回 - 第20回
- 第11回(1980年) - 稲越功一(「男の肖像」)
- 第12回(1981年) - 操上和美(「裸婦」)、水谷章人(「ザ・シーン・一連のスポーツ写真ほか)
- 第13回(1982年) - 横須賀功光(「山口小夜子」ほか一連のファッション写真)
- 第14回(1983年) - 高橋曻(「オーパ、オーパ」「ヒューマンドキュメント」「JUST JAPAN'82」)
- 第15回(1984年) - 管洋志(「戦火くすぶるアンコールワット」「六千頭の象狩り」「バリ島の公開火葬」)
- 第16回(1985年) - 岩合光昭(「サバンナからの手紙」ほか)
- 第17回(1986年) - 広川泰士(「家族の肖像」)
- 第18回(1987年) - 立木義浩(「大原麗子」ほか一連の人物写真「浅野ゆう子」「一〇五人の女たち」)
- 第19回(1988年) - 野村誠一(一連の人物写真)
- 第20回(1989年) - 広河隆一(「四番目の恐怖」ほか一連の報道写真)
第21回 - 第30回
- 第21回(1990年) - 大石芳野(「カンボジア」「イラン」「ルーマニア」「カンボジアを見つめて」)
- 第22回(1991年) - 水口博也(「クジラの賢い行動学」「オルカ アゲイン」)
- 第23回(1992年) - 今枝弘一(一連の旧ソ連に関するルポルタージュ 「蒼ざめたソヴィエト」「ロシアン・ルーレット」ほか)
- 第24回(1993年) - 野町和嘉(「地球へ! RIFT VALLEY ODYSSEY」「ダライ・ラマ」「シベリア女囚」ほか)
- 第25回(1994年) - 水越武(「ボルネオ」「HIMALAYA」)
- 第26回(1995年) - 宮崎学(「アニマル黙示録」「死」)
- 第27回(1996年) - 村田信一(「エボラ出血熱」「ソマリア」ほか)
- 第28回(1997年) - 中村征夫(「日本列島海景色」「海のなかへ」「海中2万7000時間の旅」)
- 第29回(1998年) - 石川梵(「海人」「鯨を殺す!」)
- 第30回(1999年) - 倉田精二(「ジャパン」)
第31回 - 第40回
- 第31回(2000年) - 大西成明(「病院の時代」)
- 第32回(2001年) - 斎門富士男(新潮ムック月刊シリーズ、「トーキョーカーニバル」ほか一連の人物写真)
- 第33回(2002年) - 長谷川健郎(シリーズ「病んだニッポン」)
- 第34回(2003年) - 藤代冥砂(「新潮ムック月刊シリーズ」)
- 第35回(2004年) - 山本皓一(「来た、見た、撮った! 北朝鮮」)
- 第36回(2005年) - 長倉洋海(「ザビット一家、家を建てる」)
- 第37回(2006年) - 榎並悦子(「Little People 榎並悦子写真集」)
- 第38回(2007年) - 小林伸一郎(「亡骸劇場」「東京ディズニーシー」)
- 第39回(2008年) - 石川直樹(「NEW DIMENSION」「POLAR」)
- 第40回(2009年) - 大塚幸彦(「うみのいえ」)
第41回 - 第50回
- 第41回(2010年) - 小檜山賢二(「象虫」)
- 第42回(2011年) - 川島小鳥(「未来ちゃん」)
- 第43回(2012年) - 佐藤信一(「南三陸から 2011.3.11~2011.9.11」)
- 第44回(2013年) - 権徹(「歌舞伎町」)
- 第45回(2014年) - 半田也寸志(「IRON STILLS アメリカ、鉄の遺構」)
- 第46回(2015年) - 中井精也(「中井精也 写真集 1日1鉄!」)
- 第47回(2016年) - 奥山由之(「BACON ICE CREAM」ほか)、西田幸樹(『紗綾』ほか)
- 第48回(2017年) - ヨシダナギ(「ヨシダ、裸でアフリカをゆく」「SURI COLLECTION」)
- 第49回(2018年) - 新田桂一(「NAOMI」)
ブックデザイン賞
第1回 - 第10回
- 第1回(1970年) - 亀倉雄策(『シカゴ・シカゴ』)、新潮社出版部(『丸岡明小説全集』)、滝平二郎(『花さき山』)
- 第2回(1971年) - 杉浦康平(『闇のなかの黒い馬』)
- 第3回(1972年) - 勝井三雄(『池田満寿夫全版画作品集』)
- 第4回(1973年) - 田中一光(『文楽』)
- 第5回(1974年) - 江島任(『いけばな花材総事典』)、和田誠(『和田誠肖像画集PEOPLE』)
- 第6回(1975年) - 原弘(『東洋陶磁大観』)
- 第7回(1976年) - 司修(『金子光晴全集』)
- 第8回(1977年) - 石岡瑛子(『倉俣史朗の仕事』)
- 第9回(1978年) - 横尾忠則(『地獄を読む』『妖星伝』)
- 第10回(1979年) - 市川英夫、篠田昌三(『江戸川乱歩全集』)
第11回 - 第20回
- 第11回(1980年) - 福田繁雄(『福田繁雄作品集』)
- 第12回(1981年) - 早川良雄(『吉村貞司著作集』)
- 第13回(1982年) - 田村義也(『俳諧志』)
- 第14回(1983年) - 高岡一弥(『千年 久留幸子写真集』)
- 第15回(1984年) - 平野甲賀(『本郷』)
- 第16回(1985年) - 戸田ツトム(『エリック・サティ』ほか)
- 第17回(1986年) - 仲條正義(『アール・デコのパッケージ』)
- 第18回(1987年) - 遠藤享(『年鑑広告美術』)
- 第19回(1988年) - 菊地信義(『高丘親王航海記』、講談社文芸文庫ほか一連の作品)
- 第20回(1989年) - 細谷巖(『世界の建築 Carlo Scarpa』)
第21回 - 第30回
- 第21回(1990年) - 中垣信夫(『今井俊満 花鳥風月』)
- 第22回(1991年) - 羽良多平吉(『一千一秒物語』)
- 第23回(1992年) - 坂川栄治、山本容子(『Lの贈り物』)
- 第24回(1993年) - 亀海昌次(『三位一体の神話』)
- 第25回(1994年) - 鈴木成一(『寺山修司コレクション』『共産主義者宣言』ほか)
- 第26回(1995年) - 望月通陽(『サリー・ガーデン』『仮の約束』ほか)、矢萩喜従郎(『ルネ・マグリット展』)
- 第27回(1996年) - 原研哉(『ポスターを盗んでください』)
- 第28回(1997年) - 祖父江慎(『杉浦茂マンガ館』)
- 第29回(1998年) - 鈴木一誌(ランティエ叢書ほか)、南伸坊(『山田風太郎明治小説全集』)
- 第30回(1999年) - 葛西薫(『彼が泣いた夜』ほか一連の作品)
第31回 - 第40回
- 第31回(2000年) - 中島かほる(『椿しらべ』)
- 第32回(2001年) - クラフト・エヴィング商會(吉田篤弘、吉田浩美)(『稲垣足穂全集』『らくだこぶ書房21世紀古書目録』)
- 第33回(2002年) - 木村裕治(『文学を探せ』)
- 第34回(2003年) - 中島英樹(『アルゼンチンババア』)
- 第35回(2004年) - 有山達也(『100の指令』)
- 第36回(2005年) - 渡邊良重(『ブローチ』)
- 第37回(2006年) - 長友啓典、十河岳男(『新緑や歳時記を手に初投句』ほか)、松田行正(『眼の冒険 デザインの道具箱』)
- 第38回(2007年) - 大久保明子(『真鶴』)
- 第39回(2008年) - 川上成夫(『人形が死んだ夜+天狗の面 限定セット』)、寄藤文平(『暮らしの雑記帖』『ナガオカケンメイのやりかた』)
- 第40回(2009年) - 池田進吾(『四とそれ以上の国』『ラン』)
第41回 - 第50回
- 第41回(2010年) - 多田進(『酒中日記』)、帆足英里子(『ゼロの王国』)
- 第42回(2011年) - 勝呂忠、水戸部功(『ハヤカワ・ポケット・ミステリ』シリーズ)
- 第43回(2012年) - 岡孝治(『地の底のヤマ』『裂』)、副田高行(『ゴルフのすべて』『ダウン・ザ・フェアウェイ』)
- 第44回(2013年) - 菊地敦己(『もののみごと 江戸の粋を継ぐ職人たちの、確かな手わざと名デザイン。』)
- 第45回(2014年) - 名久井直子(『愛の夢とか』『イタリアの道』ほか)
- 第46回(2015年) - 川添英昭(『テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?』)
- 第47回(2016年) - 蟹江征治(『講談社学術文庫』の一連の作品)
- 第48回(2017年) - 工藤強勝(『神田神保町書肆街考 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで』)
- 第49回(2018年) - 芦澤泰偉(『講談社ブルーバックス』シリーズ)
児童まんが部門
→「講談社児童まんが賞」も参照
第1回 - 第7回
- 第1回(1970年) - 手塚治虫
- 第2回(1971年) - 真崎守
- 第3回(1972年) - 松本零士(「男おいどん」)
- 第4回(1973年) - 水島新司(「野球狂の詩」)
- 第5回(1974年) - 矢口高雄(「釣りキチ三平」)、里中満智子
- 第6回(1975年) - 梶原一騎、ながやす巧(「愛と誠」)
- 第7回(1976年) - ちばてつや(「おれは鉄兵」)
以後、「講談社漫画賞」に移行。
脚注
- ^ “「野間出版文化賞」を新設 講談社”. 産経ニュース (産経デジタル). (2018年3月19日) 2020年1月7日閲覧。