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日本の政治家難波喬司なんばたかし
	2017年7月26日、東京都千代田区にて
生年月日	1956年7月20日（68歳）
出生地	日本岡山県真庭郡湯原町; （現・真庭市）
出身校	名古屋大学大学院; 工学研究科土木工学専攻修了
前職	静岡県副知事; 静岡県理事
所属政党	無所属
称号	工学修士; 博士（工学）
公式サイト	難波喬司 - なんばたかし
静岡県静岡市長
当選回数	1回
在任期間	2023年4月13日 - 現職
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難波喬司（なんばたかし、1956年 7月20日 - ）は、日本の政治家、運輸・国土交通官僚。静岡県静岡市長（1期）。学位は博士（工学）（名古屋大学・2005年）。

運輸省の技官を経て、国土交通省大臣官房技術総括審議官、京都大学大学院経営管理研究部客員教授、静岡県副知事、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授を歴任した。

来歴

生い立ち

岡山県真庭郡湯原町（現真庭市）生まれ^[1]。岡山県立岡山大安寺高等学校を経て^[2]^[3]、1981年名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻修了。

運輸省へ

同年、運輸省入省^[4]。1996年運輸省港湾局計画課補佐官。1998年茨城県土木部港湾課長。2000年茨城県港湾振興監。2001年国土交通省港湾局海岸・防災課海岸企画官。2003年国土交通省港湾局災害対策室長。2004年国土交通省港湾局港湾保安対策室長。2005年国土交通省関東地方整備局港湾空港部長^[4]。同年論文「アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究」により名古屋大学博士（工学）の学位を取得^[4]^[5]^[6]。2008年国土交通省港湾局計画課長。2009年国土交通省九州地方整備局副局長。2012年国土交通省大臣官房技術参事官（港湾局担当）。2013年国土交通省大臣官房技術総括審議官。

静岡県副知事、県理事、静岡市長

2014年に退官、京都大学大学院経営管理研究部（いわゆる「経営管理大学院」）客員教授。同年高秀樹とともに静岡県副知事に就任^[4]。2015年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。2017年土木学会論説委員。2018年静岡県副知事再任。2019年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。同年に第19回統一地方選挙の一環で行われた静岡市長選挙への出馬を模索したが最終的に立候補を断念。市長選出馬の混乱の引責を取る形で川勝平太静岡県知事に辞職願を提出したが慰留され不受理扱いされた^[7]。

2022年 5月17日をもって静岡県副知事としての任期が満了することに伴い、翌18日付で任期付き職員の県理事として採用された^[8]。中央新幹線を巡る諸課題や熱海市の土石流災害問題を引き続き担当し、これらに関しては副知事相当の権限が与えられている^[9]。

同年11月10日付で県を退職し^[10]、翌11日に翌年4月に行われる静岡市長選挙への立候補を表明した^[11]。

2023年4月9日に執行された選挙の結果、新人2候補を破り初当選を果たした^[12]。

2023年静岡市長選挙

※当日有権者数：572,763人最終投票率：45.61%（前回比：pts）

候補者名	年齢	所属党派	新旧別	得票数	得票率	推薦・支持
難波喬司	66	無所属	新	149,117票	58.0%	自由民主党・立憲民主党・公明党・国民民主党
山田誠	61	無所属	新	80,829票	31.4%
鈴木千佳	52	日本共産党	新	27,197票	10.6%

政策・主張

静岡県中央新幹線対策本部長として: 静岡県副知事の一期目より静岡県中央新幹線対策本部長を務める^[9]。; 中央新幹線南アルプストンネル掘削により、大井川流量が減少するとし、東海旅客鉄道の対応を批判し、2019年7月3日には愛知県庁を訪れ、松井圭介愛知県副知事と面会したのち、静岡県庁で会見を開き、「科学的論拠に基づいた意見を述べている」とした^[13]。18日には山梨県庁を訪れ若林一紀山梨県副知事と面会し、山梨県側からは「静岡県の懸念は理解した。JR東海と静岡県が課題の解決に向けて互いに真摯に話し合うことを願っている」とのコメントがなされた^[14]。同年9月には静岡県庁で静岡県環境保全連絡会議を開き、国土交通省から従来より格上にあたる鉄道局担当の江口秀二大臣官房技術審議官を参加させるなどした^[15]^[16]。; 市長就任直前にJR東海側が提示した田代ダム案（工事で水が県外に流出する分、東京電力リニューアブルパワーが山梨県側に発電用として取水する量を減らす）については支持している^[17]。

略歴

1981年 - 名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻修了^[18]^[19]。
1981年 - 運輸省入省^[18]、運輸技官任官^[20]。
1987年 - 外務省在パナマ日本国大使館出向^[21]。
1990年 - 運輸省国際運輸・観光局振興課専門官^[21]。
1991年 - 運輸省運輸政策局国際業務第二課補佐官^[21]。
1994年 - 運輸省第四港湾建設局熊本港工事事務所長^[20]。
1996年 - 運輸省港湾局計画課補佐官^[18]。
1998年 - 茨城県庁土木部港湾課長^[18]。
2000年 - 茨城県庁港湾振興監^[18]。
2001年 - 国土交通省港湾局海岸・防災課海岸企画官^[18]。
2003年 - 国土交通省港湾局災害対策室長^[18]。
2004年 - 国土交通省港湾局港湾保安対策室長^[18]。
2005年 - 関東地方整備局港湾空港部長^[18]、名古屋大学博士（工学）^[21]。
2008年 - 国土交通省港湾局計画課長^[18]。
2009年 - 九州地方整備局副局長^[18]。
2012年 - 国土交通省大臣官房技術参事官（港湾局担当）^[18]。
2013年 - 国土交通省大臣官房技術総括審議官^[18]。
2014年 - 国土交通省退官^[18]。
2014年 - 京都大学大学院経営管理研究部客員教授^[18]。
2014年 - 静岡県副知事^[18]。
2015年 - 静岡県中央新幹線対策本部長兼務^[22]^[23]。
2022年 - 静岡県（リニア・熱海土石流担当）理事^[8]^[24]、静岡県中央新幹線対策本部長^[25]、静岡理工科大学大学院理工学研究科客員教授^[26]。
2022年 - 静岡県庁退官^[10]。
2023年 - 静岡市長

著書

『江戸前の魚喰いねぇ！―豊饒の海東京湾』（共著）東京新聞出版部 2010年
『「新たな価値の創造・共創」の時代の実務家公務員の技術力』静岡新聞社 2018年

脚注

[脚注の使い方]

^ 新しいまちづくりにより明るい未来をつくるために平成27年1月29日静岡県副知事難波喬司静岡県
^ 「毎日フォーラム・霞が関ふるさと記岡山県・下」 2015年6月10日 10時00分
^ 「講師プロフィール」みなと総合研究財団
^ ^a ^b ^c ^d [難波喬司氏インタビュー1｜ピープル｜]明治日本の産業革命遺産
^ 名古屋大学 , 博士 (工学) , 乙第6433号 , 2005-02-28
^ 国立国会図書館. “博士論文『アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究』”. 2023年4月9日閲覧。
^ 「難波氏静岡市長選不出馬知事が慰留副知事続投」読売新聞2019/02/05 05:00
^ ^a ^b 森田憲吾「難波喬司・静岡県副知事退任理事としてリニア、土石流担当継続」『静岡新聞』2022年5月18日。2022年5月28日閲覧。
^ ^a ^b 谷口武「退任の難波副知事　県が理事就任発表」『中日新聞』2022年5月13日。2022年6月8日閲覧。
^ ^a ^b “静岡市長選、難波氏きょう出馬表明へ田辺市長は明言せず”. 中日新聞. (2022年11月11日) 2022年11月11日閲覧。
^ “静岡県の難波喬司・元副知事、静岡市長選に出馬表明”. 日本経済新聞. (2022年11月11日) 2022年11月11日閲覧。
^ “静岡市長選挙難波喬司氏当選新人3人の争い制す”. NHKニュース. (2023年4月10日) 2023年4月12日閲覧。
^ 静岡県副知事、愛知県にリニア問題を説明日本経済新聞2019/7/3 20:13
^ 「静岡がリニアを遅らせているわけでない」副知事が山梨訪問産経新聞2019.7.18
^ リニア水問題「ＪＲの地質調査不十分」静岡県連絡会議で見解（2019/9/12 17:00）静岡新聞
^ 「工法検討過程の開示をリニア着工」中日新聞2019年9月13日
^ “リニア問題で静岡市長、ＪＲ東海の田代ダム案を支持「実現を目指すべきだ」”. 読売新聞 (2023年4月28日). 2023年8月11日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p 難波喬司「港湾法の体系で、世界遺産の保全を担保する」『難波　喬司　氏インタビュー1｜ピープル｜明治日本の産業革命遺産』産業遺産国民会議、2016年3月31日。
^ 「今、静岡市政は変革の時」-安心感がある温かい社会を築くために- 静岡市倫理法人会
^ ^a ^b 官報平成6年号外第74号 8頁
^ ^a ^b ^c ^d 都市基盤安全工学国際研究センター - ICUS東京大学
^ 「第1回静岡県中央新幹線対策本部会議」を開催します[ 2015/05/28 | 静岡県庁
^ 退任の難波副知事　静岡県が理事就任発表中日bizナビ2022年5月13日 05:00
^ 推薦難波喬司（66）新、元静岡県副知事自由民主党2023年1月25日現在
^ 難波氏が１０日退職　リニア対策本部長後任に森副知事　静岡県が内示静岡新聞2022.11.10
^ 静岡市長のプロフィール静岡市

外部リンク

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官職
先代福田功	国土交通省大臣官房技術参事官（港湾局担当） 2012年 - 2013年	次代大脇崇
先代林田博	国土交通省大臣官房技術総括審議官 2013年 - 2014年	次代森雅人
先代新設	静岡県中央新幹線対策本部長 2015年 - 2022年	次代森貴志
先代田辺信宏	静岡県静岡市長 2023年 -	次代現職

[1] 新しいまちづくりにより明るい未来をつくるために平成27年1月29日静岡県副知事難波喬司静岡県

[2] 「毎日フォーラム・霞が関ふるさと記岡山県・下」 2015年6月10日 10時00分

[3] 「講師プロフィール」みなと総合研究財団

[me-4] [難波喬司氏インタビュー1｜ピープル｜]明治日本の産業革命遺産

[5] 名古屋大学 , 博士 (工学) , 乙第6433号 , 2005-02-28

[6] 国立国会図書館. “博士論文『アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究』”. 2023年4月9日閲覧。

[7] 「難波氏静岡市長選不出馬知事が慰留副知事続投」読売新聞2019/02/05 05:00

[morita20220518-8] 森田憲吾「難波喬司・静岡県副知事退任理事としてリニア、土石流担当継続」『静岡新聞』2022年5月18日。2022年5月28日閲覧。

[chunichi220513-9] 谷口武「退任の難波副知事　県が理事就任発表」『中日新聞』2022年5月13日。2022年6月8日閲覧。

[chunichi20221111-10] “静岡市長選、難波氏きょう出馬表明へ田辺市長は明言せず”. 中日新聞. (2022年11月11日) 2022年11月11日閲覧。

[11] “静岡県の難波喬司・元副知事、静岡市長選に出馬表明”. 日本経済新聞. (2022年11月11日) 2022年11月11日閲覧。

[12] “静岡市長選挙難波喬司氏当選新人3人の争い制す”. NHKニュース. (2023年4月10日) 2023年4月12日閲覧。

[13] 静岡県副知事、愛知県にリニア問題を説明日本経済新聞2019/7/3 20:13

[14] 「静岡がリニアを遅らせているわけでない」副知事が山梨訪問産経新聞2019.7.18

[15] リニア水問題「ＪＲの地質調査不十分」静岡県連絡会議で見解（2019/9/12 17:00）静岡新聞

[16] 「工法検討過程の開示をリニア着工」中日新聞2019年9月13日

[17] “リニア問題で静岡市長、ＪＲ東海の田代ダム案を支持「実現を目指すべきだ」”. 読売新聞 (2023年4月28日). 2023年8月11日閲覧。

[ncih20160331-18] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p 難波喬司「港湾法の体系で、世界遺産の保全を担保する」『難波　喬司　氏インタビュー1｜ピープル｜明治日本の産業革命遺産』産業遺産国民会議、2016年3月31日。

[19] 「今、静岡市政は変革の時」-安心感がある温かい社会を築くために- 静岡市倫理法人会

[kw-20] 官報平成6年号外第74号 8頁

[ut-21] 都市基盤安全工学国際研究センター - ICUS東京大学

[22] 「第1回静岡県中央新幹線対策本部会議」を開催します[ 2015/05/28 | 静岡県庁

[23] 退任の難波副知事　静岡県が理事就任発表中日bizナビ2022年5月13日 05:00

[24] 推薦難波喬司（66）新、元静岡県副知事自由民主党2023年1月25日現在

[25] 難波氏が１０日退職　リニア対策本部長後任に森副知事　静岡県が内示静岡新聞2022.11.10

[26] 静岡市長のプロフィール静岡市

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-運輸省の[[技官]]を経て、[[国土交通省大臣官房]][[国土交通省大臣官房技術総括審議官|技術総括審議官]]、[[京都大学]][[大学院]]経営管理研究部[[客員教授]]、[[静岡県]][[副知事 (日本)|副知事]]、[[慶應義塾大学]]大学院政策・メディア研究科[[特任教授]]を歴任した。
+運輸省の[[技官]]を経て、[[国土交通省大臣官房]][[国土交通省大臣官房技術総括審議官|技術総括審議官]]、[[京都大学]][[大学院]]経営管理研究部[[客員教授]]、[[静岡県]][[副知事 (日本)|副知事]]、[[慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科]][[特任教授]]を歴任した。
 == 来歴 ==
 === 生い立ち ===
-[[岡山県]][[真庭郡]][[湯原町]]（現[[真庭市]]）生まれ<ref>[https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/042/725/shiryou4.pdf  新しいまちづくりにより明るい未来をつくるために 平成27年1月29日 静岡県副知事 難波喬司] 静岡県</ref>。[[岡山県立岡山大安寺高等学校]]を経て<ref>[https://mainichi.jp/articles/20150605/org/00m/010/050000c 「毎日フォーラム・霞が関ふるさと記岡山県・下」] 2015年6月10日 10時00分</ref><ref>[http://www.wave.or.jp/kaiyo/kouenkai/kouenkai03prof.html 「講師プロフィール」] みなと総合研究財団</ref>、1981年[[名古屋大学大学院工学研究科・工学部|名古屋大学大学院工学研究科]][[土木工学]]専攻修了。
+[[岡山県]][[真庭郡]][[湯原町]]（現[[真庭市]]）生まれ<ref>[https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/042/725/shiryou4.pdf  新しいまちづくりにより明るい未来をつくるために 平成27年1月29日 静岡県副知事 難波喬司] 静岡県</ref>。[[岡山県立岡山大安寺高等学校]]を経て<ref>[https://mainichi.jp/articles/20150605/org/00m/010/050000c 「毎日フォーラム・霞が関ふるさと記岡山県・下」] 2015年6月10日 10時00分</ref><ref>[https://www.wave.or.jp/kaiyo/kouenkai/kouenkai03prof.html 「講師プロフィール」] みなと総合研究財団</ref>、1981年[[名古屋大学大学院工学研究科・工学部|名古屋大学大学院工学研究科]][[土木工学]]専攻修了。
 === 運輸省へ ===
-同年、[[運輸省]]入省<ref name="me">[難波 喬司 氏インタビュー1｜ピープル｜]明治日本の産業革命遺産</ref>。1996年[[運輸省港湾局]]計画課補佐官。1998年[[茨城県]]土木部港湾課長。2000年茨城県港湾振興監。2001年[[国土交通省港湾局]]海岸・防災課海岸企画官。2003年国土交通省港湾局災害対策室長。2004年国土交通省港湾局港湾保安対策室長。2005年国土交通省[[関東地方整備局]]港湾空港部長<ref name="me"/><ref name="shi"/>。同年論文「アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究」により[[名古屋大学]][[博士（工学）]]の学位を取得<ref name="me"/><ref>名古屋大学 , 博士 (工学) , 乙第6433号 , 2005-02-28</ref><ref>{{cite web|url=https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000007827384-00|title=博士論文『アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究』|author=国立国会図書館|accessdate=2023-4-9}}</ref>。2008年国土交通省港湾局計画課長。2009年国土交通省[[九州地方整備局]]副局長。2012年[[国土交通省大臣官房]][[技術参事官]]（港湾局担当）。2013年国土交通省大臣官房[[国土交通省大臣官房技術総括審議官|技術総括審議官]]。
+同年、[[運輸省]]入省<ref name="me">[難波 喬司 氏インタビュー1｜ピープル｜]明治日本の産業革命遺産</ref>。1996年[[運輸省港湾局]]計画課補佐官。1998年[[茨城県]]土木部港湾課長。2000年茨城県港湾振興監。2001年[[国土交通省港湾局]]海岸・防災課海岸企画官。2003年国土交通省港湾局災害対策室長。2004年国土交通省港湾局港湾保安対策室長。2005年国土交通省[[関東地方整備局]]港湾空港部長<ref name="me"/>。同年論文「アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究」により[[名古屋大学]][[博士（工学）]]の学位を取得<ref name="me"/><ref>名古屋大学 , 博士 (工学) , 乙第6433号 , 2005-02-28</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000007827384-00|title=博士論文『アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究』|author=国立国会図書館|accessdate=2023-4-9}}</ref>。2008年国土交通省港湾局計画課長。2009年国土交通省[[九州地方整備局]]副局長。2012年[[国土交通省大臣官房]][[技術参事官]]（港湾局担当）。2013年国土交通省大臣官房[[国土交通省大臣官房技術総括審議官|技術総括審議官]]。
 === 静岡県副知事、県理事、静岡市長 ===
 [[ファイル:Ikuo Kabashima and Takashi Namba cropped Toshihide Hirahara Isho Urasaki Toshihiko Shimoji Norio Tomonaga Keiichi Ishii Ikuo Kabashima Takashi Namba and Michio Kikuchi 20170726.jpg|thumb|200px|2017年7月26日、[[中央合同庁舎第3号館]]にて[[熊本県知事一覧|熊本県知事]][[蒲島郁夫]]（左）と]]
-[[2014年]]に退官、[[京都大学]]大学院経営管理研究部（いわゆる「経営管理大学院」）客員教授。同年[[高秀樹]]とともに静岡県[[副知事 (日本)|副知事]]に就任<ref name="me"/><ref name="shi"/>。2015年[[慶應義塾大学]]大学院政策・メディア研究科特任教授。2017年[[土木学会]][[論説委員]]。2018年静岡県副知事再任。2019年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授<ref name="shi">[http://www.pref.shizuoka.jp/v_governor/2/pro.html 「静岡県 副知事難波 喬司（なんば たかし）」] 静岡県</ref>。同年に[[第19回統一地方選挙]]の一環で行われた[[2019年静岡市長選挙|静岡市長選挙]]への出馬を模索したが最終的に立候補を断念。市長選出馬の混乱の引責を取る形で[[川勝平太]][[静岡県知事一覧|静岡県知事]]に辞職願を提出したが慰留され不受理扱いされた<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20190204-OYTNT50306/ 「難波氏 静岡市長選不出馬 知事が慰留 副知事続投」] 読売新聞2019/02/05 05:00</ref>。
+[[2014年]]に退官、[[京都大学]]大学院経営管理研究部（いわゆる「経営管理大学院」）客員教授。同年[[高秀樹]]とともに静岡県[[副知事 (日本)|副知事]]に就任<ref name="me"/>。2015年[[慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科]]特任教授。2017年[[土木学会]][[論説委員]]。2018年静岡県副知事再任。2019年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。同年に[[第19回統一地方選挙]]の一環で行われた[[2019年静岡市長選挙|静岡市長選挙]]への出馬を模索したが最終的に立候補を断念。市長選出馬の混乱の引責を取る形で[[川勝平太]][[静岡県知事一覧|静岡県知事]]に辞職願を提出したが慰留され不受理扱いされた<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20190204-OYTNT50306/ 「難波氏 静岡市長選不出馬 知事が慰留 副知事続投」] 読売新聞2019/02/05 05:00</ref>。
 [[2022年]][[5月17日]]をもって[[静岡県]][[副知事 (日本)|副知事]]としての任期が満了することに伴い、翌18日付で[[任期付き職員]]の県[[理事#地方公共団体の理事|理事]]として採用された<ref name="morita20220518">{{Cite news|和書|author=森田憲吾 |title=難波喬司・静岡県副知事退任 理事としてリニア、土石流担当継続 |newspaper=静岡新聞 |date=2022-05-18 |url=https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1067577.html |accessdate=2022-05-28}}</ref>。[[中央新幹線]]を巡る諸課題や[[熱海市]]の[[熱海市伊豆山土石流災害|土石流災害]]問題を引き続き担当し、これらに関しては副知事相当の権限が与えられている<ref name="chunichi220513">{{Cite news|和書|author=谷口武 |url=https://www.chunichi.co.jp/article/469229 |title=退任の難波副知事　県が理事就任発表 |newspaper=中日新聞 |date=2022-05-13 |accessdate=2022-06-08}}</ref>。
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 : 静岡県副知事の一期目より静岡県中央新幹線対策本部長を務める{{R|chunichi220513}}。
 : [[中央新幹線]][[南アルプス]]トンネル掘削により、[[大井川]]流量が減少するとし、[[東海旅客鉄道]]の対応を批判し、2019年7月3日には[[愛知県庁舎|愛知県庁]]を訪れ、[[松井圭介]][[愛知県]]副知事と面会したのち、[[静岡県庁舎|静岡県庁]]で会見を開き、「科学的論拠に基づいた意見を述べている」とした<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46913430T00C19A7L61000/ 静岡県副知事、愛知県にリニア問題を説明] 日本経済新聞2019/7/3 20:13</ref>。18日には[[山梨県庁舎|山梨県庁]]を訪れ[[若林一紀]][[山梨県]]副知事と面会し、山梨県側からは「静岡県の懸念は理解した。JR東海と静岡県が課題の解決に向けて互いに真摯に話し合うことを願っている」とのコメントがなされた<ref>[https://www.sankei.com/article/20190718-AVLRJQHXIJMP3DKE5YQR4U4KCA/ 「静岡がリニアを遅らせているわけでない」 副知事が山梨訪問] 産経新聞2019.7.18</ref>。同年9月には静岡県庁で静岡県環境保全連絡会議を開き、国土交通省から従来より格上にあたる[[鉄道局]]担当の[[江口秀二]][[国土交通省大臣官房|大臣官房]]技術審議官を参加させるなどした<ref>[https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/680658.html リニア水問題「ＪＲの地質調査不十分」 静岡県連絡会議で見解（2019/9/12 17:00）] 静岡新聞</ref><ref>[https://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20190913/CK2019091302000035.html 「工法検討過程の開示を リニア着工」] 中日新聞2019年9月13日</ref>。
+: 市長就任直前にJR東海側が提示した[[田代ダム]]案（工事で水が県外に流出する分、[[東京電力リニューアブルパワー]]が山梨県側に発電用として取水する量を減らす）については支持している<ref>{{Cite web|和書|title=リニア問題で静岡市長、ＪＲ東海の田代ダム案を支持「実現を目指すべきだ」|url=https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230425-OYT1T50179/|website=読売新聞|date=2023-04-28|accessdate=2023-08-11}}</ref>。
 == 略歴 ==
 [[ファイル:Takashi Namba and Takao Makino cropped Michio Kikuchi Takashi Namba and Takao Makino 20180208.jpg|thumb|200px|2018年2月8日、[[中央合同庁舎第3号館]]にて[[国土交通副大臣]][[牧野京夫]]（右）と]]
+[[File:Takashi Namba in 2024.jpg|thumb|120px|2024年の静岡まつりにて]]
-* 1981年 - [[名古屋大学大学院工学研究科・工学部|名古屋大学大学院工学研究科]][[土木工学]]専攻修了<ref name="ncih20160331">難波喬司「港湾法の体系で、世界遺産の保全を担保する」『[http://www.japansmeijiindustrialrevolution.com/people/20160331.html 難波　喬司　氏インタビュー1｜ピープル｜明治日本の産業革命遺産]』産業遺産国民会議、2016年3月31日。</ref><ref>[https://www.rinri-shizuoka.jp/morning_lecture/2023-02-10-7066/ 「今、静岡市政は変革の時」-安心感がある温かい社会を築くために-]静岡市倫理法人会</ref>。
+* 1981年 - [[名古屋大学大学院工学研究科・工学部|名古屋大学大学院工学研究科]][[土木工学]]専攻修了<ref name="ncih20160331">難波喬司「港湾法の体系で、世界遺産の保全を担保する」『[http://www.japansmeijiindustrialrevolution.com/people/20160331.html 難波　喬司　氏インタビュー1｜ピープル｜明治日本の産業革命遺産]』産業遺産国民会議、2016年3月31日。</ref><ref>[https://www.rinri-shizuoka.jp/morning_lecture/2023-02-10-7066/ 「今、静岡市政は変革の時」-安心感がある温かい社会を築くために-] 静岡市倫理法人会</ref>。
 * 1981年 - [[運輸省]]入省<ref name="ncih20160331"/>、運輸[[技官]]任官<ref name="kw"/>。
-* 1987年 - [[外務省]][[在パナマ日本国大使館]][[出向]]<ref name="ut">[https://icus.iis.u-tokyo.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2021/04/36_15th-open-lecture_2008-05v2.pdf 都市基盤安全工学国際研究センター - ICUS]東京大学</ref>。
+* 1987年 - [[外務省]][[在パナマ日本国大使館]]出向<ref name="ut">[https://icus.iis.u-tokyo.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2021/04/36_15th-open-lecture_2008-05v2.pdf 都市基盤安全工学国際研究センター - ICUS]東京大学</ref>。
 * 1990年 - 運輸省国際運輸・観光局振興課専門官<ref name="ut"/>。
 * 1991年 - 運輸省運輸政策局国際業務第二課補佐官<ref name="ut"/>。
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 * 2014年 - 国土交通省退官<ref name="ncih20160331"/>。
 * 2014年 - [[京都大学]]大学院経営管理研究部[[客員教授]]<ref name="ncih20160331"/>。
-* 2014年 - [[静岡県]][[副知事]]<ref name="ncih20160331"/>。
+* 2014年 - [[静岡県]][[副知事 (日本)|副知事]]<ref name="ncih20160331"/>。
 * 2015年 - 静岡県[[中央新幹線]]対策本部長兼務<ref>[https://www.jpubb.com/press/927799/ 「第1回静岡県中央新幹線対策本部会議」を開催します][ 2015/05/28 | 静岡県庁 </ref><ref>[https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/41024/ 退任の難波副知事　静岡県が理事就任発表]中日bizナビ2022年5月13日 05:00</ref>。
-* 2022年 - [[静岡県庁|静岡県]]（[[中央新幹線|リニア]]・[[熱海市伊豆山土石流災害 |熱海土石流]]担当）[[理事]]<ref name="morita20220518"/><ref>[https://www.jimin.jp/election/205061.html 推薦難波喬司（66）新、元静岡県副知事]自由民主党2023年1月25日現在</ref>、静岡県中央新幹線対策本部長<ref>[https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1148320.html 難波氏が１０日退職　リニア対策本部長後任に森副知事　静岡県が内示]静岡新聞2022.11.10</ref>。
+* 2022年 - [[静岡県庁|静岡県]]（[[中央新幹線|リニア]]・[[熱海市伊豆山土石流災害 |熱海土石流]]担当）[[理事]]<ref name="morita20220518"/><ref>[https://www.jimin.jp/election/205061.html 推薦難波喬司（66）新、元静岡県副知事] 自由民主党2023年1月25日現在</ref>、静岡県中央新幹線対策本部長<ref>[https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1148320.html 難波氏が１０日退職　リニア対策本部長後任に森副知事　静岡県が内示]静岡新聞2022.11.10</ref>、[[静岡理工科大学]]大学院理工学研究科客員教授<ref>[https://www.city.shizuoka.lg.jp/s6543/s006653.html 静岡市長のプロフィール] 静岡市</ref>。
 * 2022年 - 静岡県庁退官<ref name="chunichi20221111"/>。
 * 2023年 - 静岡市長
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 == 外部リンク ==
-* [https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_000252.html 静岡市長の部屋]
+* [https://www.city.shizuoka.lg.jp/p000232.html 静岡市長の部屋]
 * [https://www.nanbatakashi.com 公式サイト - なんばたかし]
 * {{Webcat|2831804|難波 喬司}}
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 {{DEFAULTSORT:なんは たかし}}
 [[Category:静岡県副知事]]
-[[Category:茨城県内の地方公務員出身の人物]]
 [[Category:日本の国土交通技官]]
 [[Category:日本の外交官]]
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 [[Category:1956年生]]
 [[Category:存命人物]]
+[[Category:静岡市長]]

官職
先代福田功	国土交通省大臣官房技術参事官（港湾局担当） 2012年 - 2013年	次代大脇崇
先代林田博	国土交通省大臣官房技術総括審議官 2013年 - 2014年	次代森雅人
先代新設	静岡県中央新幹線対策本部長 2015年 - 2022年	次代森貴志
先代田辺信宏	静岡県静岡市長 2023年 -	次代現職

表話編歴静岡県の市町村長
政令指定都市	静岡市難波喬司浜松市中野祐介
特例市	沼津市賴重秀一富士市小長井義正
その他の市	熱海市齊藤栄三島市豊岡武士富士宮市須藤秀忠伊東市小野達也島田市染谷絹代磐田市草地博昭焼津市中野弘道掛川市久保田崇藤枝市北村正平御殿場市勝又正美袋井市大場規之下田市松木正一郎裾野市村田悠湖西市田内浩之伊豆市菊地豊御前崎市下村勝菊川市長谷川寬彦伊豆の国市山下正行牧之原市杉本基久雄
町	東伊豆町岩井茂樹河津町岸重宏南伊豆町岡部克仁松崎町深澤準弥西伊豆町星野淨晋函南町仁科喜世志清水町関義弘長泉町池田修小山町込山正秀吉田町田村典彦川根本町薗田靖邦森町太田康雄
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