蓮着寺

静岡県伊東市にある寺院

蓮着寺(れんちゃくじ)は、静岡県伊東市にある、法華宗陣門流の霊跡別院。山号は俎岩山(そがんざん)。

蓮着寺

本堂(2014年11月21日撮影)
所在地 静岡県伊東市富戸835番地
位置 北緯34度52分56.9秒 東経139度7分49.2秒 / 北緯34.882472度 東経139.130333度 / 34.882472; 139.130333座標: 北緯34度52分56.9秒 東経139度7分49.2秒 / 北緯34.882472度 東経139.130333度 / 34.882472; 139.130333
山号 俎岩山
宗派 法華宗陣門流
寺格 霊跡別院
創建年 1508年(永正5年)
開山 正乗院日云
開基 今村若狭守
法人番号 2080105004234 ウィキデータを編集
蓮着寺の位置(静岡県内)
蓮着寺
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蓮着寺のヤマモモ(国の天然記念物)(2014年11月21日撮影)
日蓮が置き去りにされた伝承の「俎岩」(2014年11月21日撮影)

概要

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法華宗の宗祖である日蓮は、鎌倉幕府への批判をとがめられ、1261年(弘長元年)伊豆国伊東に流罪となった。いわゆる「伊豆法難」である。寺伝によると、日蓮は蓮着寺の地の500mほど南に位置する烏崎(日蓮崎)の海上の「俎岩」に置き去りにされ、弥三郎という漁師に救われた。日蓮は、1263年(弘長3年)赦免となるまでこの地に留まったという。1508年(永正5年)正乗院日云が蓮着寺として開山した。

境内

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寺域は約21万坪。俎岩の他にも、「袈裟掛けの」、「御経岩」、「岩題目」がある。「石喰いのモチノキ」、「千歳の椿」をはじめとする藪椿の群生が見られる他、本堂に向かって右手にあるヤマモモは「蓮着寺のヤマモモ」の名称で国の天然記念物に指定されている[1]。樹高15m、幹囲7.2m、枝は東西22m南北18mに広がり、日本最大のヤマモモとされている。

総本山・本山・別院

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総本山

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本山

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本寺院以外の別院

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脚注

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交通アクセス

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参考資料

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  • 市川智康『日蓮聖人の歩まれた道』水書房(1989年