オリンピックサイズ・プール
オリンピックサイズ・プール(Olympic-size swimming pool)は、近代オリンピックで使用されるプールの種類であり、長さ50mのレースコースである。これは、長さ25mの競技用プール(幅は通常50m)を「ショート・コース」とすると、これと比較して「ロング・コース」と呼ばれる。タッチパネルが競技中に使用される場合、世界水泳連盟の承認を得るため、2つのパネルの間隔を、25mか50m開けなければならない。これは、オリンピック・プールで使用されるタッチパネルは、一般にサイズが特大であることを示している。
仕様書
編集オリンピックサイズ・プールの世界水泳連盟の仕様書は、以下のとおりである[1]。
長さ | 50 m (164 ft) |
幅 | 25 m (82 ft) |
深さ | FR 2 プール:[2] 端から1 mと6 mの間は、最低1.35 m (4 ft 5 in) |
レーン数 | 10 |
レーンの幅 | 2.5 m (8 ft 2 in) |
水温 | 25–28 °C (77–82 °F) |
明るさ | 最低 1500 ルクス (140 フートキャンドル) |
貯水量 | 推奨される2 mの深さに基づき、2,500,000 L (550,000 imp gal; 660,000 US gal) か2,500 m3 (88,000 cu ft)が一般に引用される。 |
外側にある1レーンと8レーンは、幅2.5 m (8 ft 2 in)がなければならない[1]。タッチパネルが使用される場合は、各レーンのパネルの間が50メートル (164 ft)必要とされる[1]。スターティング・ブロックが使用される場合は、プールの端から1.0mから少なくとも6.0mまで、最低の深さが1.35m必要である。他の場所では、最低の深さが1.0mである[2]。プールがオリンピックや世界選手権大会に使用される場合、最低の深さは2.0mまで増える[3]。
FINAの2009年会議では、ルールが従来の8レーンから、競走用の10レーンが承認された。
関連項目
編集出典
編集- ^ a b c “FINA Facilities Rules 2009-2013”. FINA (2009年9月24日). 2012年12月28日閲覧。
- ^ a b “Facilities Rules: FR 2: Swimming Pools”. FINA (2009年9月24日). 2012年12月28日閲覧。
- ^ a b “Facilities Rules: FR 3 Swimming Pools for Olympic Games and World Championships”. FINA (2009年9月24日). 2012年12月28日閲覧。