大人気児童文学シリーズを原作にしたTVアニメの第2シリーズ。自称「イタズラの天才」ゾロリは、子分のイシシとノシシを引き連れていたずら修行の旅をしている。夢は「イタズラの王者になること」「かわいいお嫁さんをもらうこと」「自分のお城を建てること」。いざという時は「かいけつゾロリ」に変身だ! アニメオリジナルのキャラクターも加わって、ゾロリの修行の旅はまだまだ続く!
■キャスト
ゾロリ:山寺宏一
イシシ:愛河里花子(第61話〜第97話)/野沢雅子(第51話〜第60話)
ノシシ:くまいもとこ(第51話〜第93話)/小林沙苗(第94話〜第97話)
ネリー:新井里美
ナジョー:岩男潤子
ミリー:半場友恵
ロジャー:石田 彰
ダポン:肥後 誠
ゾロリママ:玉川紗己子
■スタッフ
原作:原 ゆたか(「かいけつゾロリ」シリーズ)
発行:ポプラ社
シリーズ構成:もりたけし
キャラクターデザイン:船越英之
総作画監督:関根昌之
美術監督:大橋由佳
音響監督:三間雅文
音楽:田中公平
監督:加瀬充子
総監督:芝山 努
アニメーション制作:サンライズ/亜細亜堂
製作:メ〜テレ/サンライズ/ゾロリエンターテイメント製作委員会
不気味な森の中で妖怪先生たちと再会するゾロリたち。そこは『お化けの森』と呼ばれる妖怪やお化けたちにとってはオアシスのような場所だが、この辺りに居たはずのお化けたちの姿がまったく見えない。森の守り神デンキウナギならば何か知っているはずとゾロリたちが探すことに。
原っぱで突然もの凄い風に襲われたゾロリたち。風の吹いてきた方へ行ってみると、そこにいたのはオオカミのルルーだった。ルルーは昔、子ブタの三兄弟に恥をかかされたことを恨んで、仕返しに三兄弟の家を息で吹き飛ばしてやろうと毎日猛特訓していたのだった。
『こどものくに』と書かれた遊園地を発見したゾロリたち。中へ入ると体が小さくなって子どもの姿になってしまった。そこでゾロリはペヨと遊びの勝負に夢中になる。いろいろな勝負をしていく内にケンカになったゾロリとペヨの仲裁に現れたのは、かわいい女の子のチェジュだった。
ゾロリたちがやってきたのは、お客が黙ったまま食事をしている暗い雰囲気のレストラン。ならばとゾロリは注文する時におやじギャグを一発! それを聞いたお客さんたちは大ウケ。すると店に大勢の警官が飛び込んで来た。この町は笑ったり笑わせたりしたら捕まってしまう町だった!
ゾロリたちは橋の上で泣いているシンデレラと出会った。シンデレラは、お城で開かれる舞踏会に行かせてもらえないので泣いてたのだ。彼女の家では一人前に家事をこなせなければ舞踏会には出られない決まりになっていて、そのために一生懸命努力をしてきたのだが…。
お城の舞踏会へ行けることになり喜ぶシンデレラ。舞踏会は王子のお妃を決めるためのもので、シンデレラは王子が好きだったのだ。そのことを知ってガッカリのゾロリだが、シンデレラが王子の顔を知らないことに気づくと、王子と入れ替わってシンデレラと結婚しようと企む。
野原で昼寝をしようとしていると、一軒の家がゾロリたちの方へ向って進んで来た。赤ちゃん(サイサイ)が家を押して動かしていたのだ。家を動かせるような怪力のスーパー赤ちゃんをテレビ局に売り込んで、マネージャーとして大儲けしようと考えたゾロリだが。
お姫様のお婿さん募集の看板を見つけたゾロリたち。ゾロリはディジー姫を見ていつものように一目惚れ。翌朝、お婿さん候補たちが続々と集まってきた。その中にはゾロリや、ディジー姫のことが好きなピエールの姿が。ディジー姫のお婿さんに選ばれるのはいったい誰だ?
なんとかディジー姫のお婿候補に残ったゾロリは、国王たちとのピクニックでピエール扮するカバラ公爵に少しでも差をつけようとする。しかしピエールをディジー姫のお婿にしてあげたいペペロが対抗してきた。そのピクニックの最中、ディジー姫が魔王にさらわれてしまった!!
ゲームセンターで捨てられそうな一台のゲーム機。懐かしいミャン王女の登場するゲームは新しいゲームに人気が奪われ、誰も見向きもしない。納得のいかないゾロリはゲームをクリアしてミャン王女と再会するが、王女はゲームの人気が無くなったことを寂しがっていた。
アリャプスの山麓にやって来たゾロリたちは、「たからあり」と書かれた立て看板を見つける。雪に覆われてた山頂付近に何か光るものがある!? さっそくお宝目指して登り始めるが、山の天気は変わりやすく、たちまち猛吹雪に。かまくらを作って吹雪をやり過ごそうとするが…。
落とし穴のイタズラに引っ掛かったゾロリたち。それを見ていたウサギのさとちゃんは、ゾロリたちを自分のやっている食堂に案内しご馳走をする。さとちゃんによると落とし穴のイタズラは、この辺りでイタズラキングと呼ばれるタヌキの山ちゃんの仕業らしい。
深く入り組んだ渓谷の上を気球に乗って進むゾロリたちは、突然激しい嵐に襲われた! 乱気流の中で揉みくちゃにされる気球。ポツンと離れ小島のようになった地面を見つけたゾロリはそこに着陸。そこには同じ様に不時着した飛行船があり、ブルック伯爵とヒンデンという親子が居た。
ゾロリたちがやって来た町は、どんなことにも税金をかけてお金を取る町だった。町に入るのにも、おなかを鳴らしても、おならをしても税金を取られてしまう。食べ物を買うお金もなくなったゾロリたちは、そんな法律を作ったガメッツ町長に文句を言ってやろうと町役場へ向かう。
まんまと亀ダイヤを盗み出したゾロリだったが、逃げる時に記憶喪失になってしまった。川で倒れているところを修道院のワンヌに助けられたゾロリは、そのまま修道院を手伝う。イタズラの王者を目指していたことなどすっかり忘れ、真面目に働くゾロリだが…。
オオカミのルルーと再会したゾロリたち。ルルーは赤ずきんたちとのいたずら勝負に負けて尻尾を取られてしまっていた。そして今は尻尾を取り返すためのかくれんぼの真っ最中。得意の強烈な息で次々と子ヤギたちを見つけるルルーだが、最後の赤ずきんだけがどうしても見つからない。
村の掲示板に貼られていたゾロリの指名手配書を見てイシシとノシシは腹を立てていた。手配書に一緒に描かれていた自分たちの似顔絵が似ていない上に名前も書いてなかったからだ。ゾロリのように有名になりたいと駄々をこねるイシシとノシシ。そんな時、2人を呼ぶ村人の声が!?
伝説のゴルファー、アーノルド・バーガーが考えた究極のゴルフコースで開かれるゴルフ大会に出場することにしたゾロリ。「優勝者にはもの凄いお宝を贈呈」と聞いて参加しないワケがない。ところが究極のゴルフコースと言うだけあってとんでもない仕掛けだらけのコースだった!
警察に追われてサーカスのテントに逃げ込んだゾロリたちは、ピエロに扮装しステージへ。おやじギャグを使って炎を凍らせる芸で警察をやり過ごすと、サーカスの団長に芸を認められスカウトされてしまう。しばらく隠れるのにちょうど良いとゾロリはサーカスに入ることを決める。
困っている人たちを助けながら全国を旅するヤギ蔵さんとお供の一行。山の上にあるお天気コントロール装置のせいで困っている町の食堂の主人は、救ってもらえたらお礼に食事代はタダで良いという。ゾロリはヤギ蔵のお供になればずっとタダ飯が食えるとさっそくお供を申し出るが。
ガチャガチャに吸い込まれたゴックンたちの代わりに、まんまとヤギ蔵さんのお供に加わわったゾロリ。これでタダ飯にありつけると喜んでいたが、ヤギ蔵さんはとんでもなく人使いが荒かった! ゴックンがお供をするのは止めておけと言ったのはこういう訳だったのだ。
占い師から伝説のイタズラ王は山の向こうの村にいるらしいという話を聞いたゾロリたち。さっそく山の向こう側へ抜けるトンネルへと向うが、そこには長い行列が!? それはトンネルを抜けるためのお笑い判定マシンの審査を待つ列で、合格しないと通ることができないのだ。
森の中で一軒の家を見つけたゾロリたち。舞台セットのような書き割りの家の表札には「わたしにあいたければ、いえのなかにはいってイタズラしてみよ」と書いてあった。こんなことをするのはイタズラ王に違いない! 挑戦されては引き下がれないと、ゾロリは家の中へと飛び込む。
マイナスデンキウナギを池に戻せばお宝が手に入ると、おばけの森へと向うゾロリたち。しかしプッペだけはゾロリたちとの旅の終わりを感じてどこか寂しげ。森ではブルル公爵もデンキウナギを狙っていた。ゾロリはデンキウナギを、おばけの森を、守りぬくことができるか!
自分以外にイタズラ王を名乗るヤツがいるのを放っておけないゾロリは、再びイタズラ王探しを開始する。ヘタクソな似顔絵を片手に港町を捜索するのだが、なかなか手掛かりがつかめない。そんな時、怪しげな黒服の男たちがゾロリに会いたがっている人物がいると声をかけてきた。
ゾロリがやって来たのは、国王の出すクイズが解けないと罰ゲームをさせられる国。以前はクイズに答えられずみんな困っていたが、とんち名人のサンキューさんが助けてくれたという。とんち名人と聞いてライバル心を燃やすゾロリ。そんな時、国王からまた新しいクイズが出された!
高価な美術品を盗み出そうと博物館へ忍び込むゾロリたち。お宝のある展示室へとやって来たゾロリだったが、それらはすべてゾロリを捕まえるためにイヌタクが計画した作戦だった! 完璧な計画の前に捕まえられてしまうゾロリ。逃げ延びたイシシとノシシはゾロリを救出しようする。
イヌタクに捕まったゾロリを救出しようと、何でも屋のゴリゴ14を雇い、護送中のパトカーを襲撃したイシシとノシシ。だがゴリゴ14の無茶苦茶な攻撃でゾロリはかえって危険な目に! 何とかゴリゴ14を振り切りるが、ゾロリたちの乗った汽車の行く手には更なる危機が待ち構えていた!
やって来た町は子どもと大人に別れてのケンカの真っ最中。あきらが作った小屋を、父親に褒めてもらえなかったことがきっかけだった。意地を張っていつまでも親子ゲンカしているのは良くないと思ったゾロリは、決着をつけるために子ども対おとなの勝負をしないかと持ちかける。
ゲームの町ベスガラスタウンにやって来たゾロリたちは、優勝すればお城がもらえる超カードバトルがあると知って大ハリキリ! そこへ現れたガオンも、ゾロリにライバル心を燃やしてカードバトルにエントリーする。そしていよいよ決勝戦。お城をかけた恐怖の97ならべが始まる!
依頼主に代わっていたずらで復讐をするいたずらのプロ、人呼んで必殺イタズラ人。偶然イタズラ人のいたずら現場に居合わせたゾロリは、イタズラ人の正体が伝説のイタズラ王に違いないと、さっそく捜索を開始。イタズラ人がいたずらを仕掛けてきたところを捕まえようとする。
お城に住む大富豪のセコイヤ夫人には跡取りが居らず、養子を選ぶためのマラソン大会が開かれることになった。優勝すれば養子になれるということはつまり、セコイヤの住むお城が自分のものになるということ! ゾロリは並み居るライバルを打ち破り優勝することができるか!?
マルチーヌと再会したイシシとノシシは、隣町との境に最近できた奇妙な建物の話をされる。その建物をみんなが怖がっていて、隣町まで行くのにも遠回りしなくてはならず困っているという。話を聞いていたゾロリは、イタズラ王の仕業かも?と考え、さっそく調査を開始した。
旅の途中のゾロリたちのもとへ、エルゼ姫がやって来た。エルゼ姫とアーサーが住むレバンナ王国に、国始まって以来の危機が迫っており、ゾロリに助けて欲しいと頼む。魔物と呼ばれる巨大なブルドーザーが、行く手にある建物を次々壊しながらレバンナ王国へ向っているというのだ。
タタンカ族の村にはイノールとタヨールという祈祷師が神のお告げによって探し物のありかを当てていた。神としてカーテンの奥から現れたのはなんと…プッペ!? 族長のナーバが娘のココのお婿さんを探して欲しいと頼むと、その相手はゾロリだと神のお告げが下る。
イノールとタヨールのインチキを暴くつもりが、お告げの通りになるよう協力してしまったゾロリ。神のお告げを信じたナーバは、ゾロリとココの結婚式の準備を始める。だがココにはポポンコ族のホークという恋人がいた。何とかしてイノールたちのインチキを証明しないとマズイ!
ゾロリたちは占いの館の前で美人の占い師ルビーに呼び止められた。さっそく店に入って占ってもらうと、次々ゾロリの身に不幸が襲い掛かるとの予言が!? 不幸の嵐から逃れるには七色に光る物を手に入れるしかないという。そしてゾロリの身に占いの結果どおりの不幸が襲い掛かる!
看板に書かれたなぞなぞを解いてみると、なんとそれはゾロリへの挑戦状!? しかも宇宙人たちの仕掛けた罠だった!! 宇宙人たちは捕まえたゾロリを星へ連れて行き、宇宙動物コゲロベッチたちのエサにするという。ゾロリはこのまま宇宙動物のエサにされてしまうのか!?
三度笠と服をどこかで落としてきてしまったゾロリ。困っていると運良く川上から洗面器に入った服と帽子と腹巻きが流れてきた。その服に着替えていると、ゾロリのことをお兄ちゃんと呼ぶ声が!? 声の主はモモといい、どうやらゾロリを家出した兄、テガと勘違いしているらしい。
雨宿りできる場所を求めて森の中を歩くゾロリたちは一軒の山小屋を見つける。その山小屋へ向う道には幾つものワナが!? きっとお宝が隠されているに違いない! だがそこにはお宝は無く、1人のおじいさんノーダが居ただけ。ノーダはもう50年もカンけりを続けているという。
ゾロリがコソ泥をやっつけたところを見ていたブレーメンズは弟子入りを申し出る。このロバート、イヌーピー、トリッチ、ネコーニャの4人は子供の頃からヒーローにあこがれていたのだ。気乗りしないゾロリだが、彼らをヒーローにしてグッズを売れば大儲けできると閃く!
男性に限りお城をタダでくれるという看板を見つけ古城へとやってきたゾロリ。だがその城は家臣の幽霊たちが棲む幽霊城だった! 幽霊たちは300年前に誤って谷底へ落としてしまったレイナ姫の棺を掘り出して欲しいと頼む。掘り出してもらえたなら、王として迎え、城を譲るという。
街でサンタを見つけたゾロリは、今年こそプレゼントをゲットしようとサンタを尾行する。サンタ服に着替えるためサンタが森へ立ち寄ると、そこに置いてあったはずの服がない!? サンタは服を盗んだ犯人はゾロリだと決め付ける。しかしサンタ服を持ち去った真犯人は別にいたのだ。
今年もお年玉がもらえないと、新年早々重い空気が漂うゾロリ一行。そんなゾロリたちの前に、ペペロが儲け話を持って現われる。超大物ベテラン俳優を笑わせることができたら、賞品がもらえる大会があるというのだ。果たしてゾロリは優勝して、賞品をゲットできるか!?
大雨で橋が流され足止めを食らったゾロリたちは、橋が直るまで近くの空き家で過ごすことにする。家に入ると1体のロボットが放置されていた。ゾロリがスイッチを入れるとロボットは動き出し自分のことをメイコと名乗る。メイコは主のお世話をすることが使命のメイドロボだった。
ついに伝説のイタズラ王が住む城までたどり着いたゾロリたち。それはなんと、池の上に浮かぶ空中の城!? だがマイナスデンキウナギがいた家のことを思い出し、慌てずに城へと向う秘密の通路を見つける。しかし相手は伝説のイタズラ王。そう簡単に城へは近づくことができない。
マイナスデンキウナギを発電機代わりにしたのも、お年寄りが子どもになってしまう遊園地も、トンネルを通るためのお笑い判定マシンも、レバンナ王国を襲った巨大ブルドーザーも、そしてメイドのメイコさんも、すべてイタズラ王の仕業だった! 怒ったゾロリはイタズラ王に発明対決を挑む!