サンローラン(SAINT LAURENT)からは、ラッフルが軽やかに揺れる主役級のロングスカートが登場した。重くなりがちな全身ブラックのコーディネートは、透け感のあるトップとタイツを合わせて、センシュアルな抜け感を作り出すのが◎。極太ベルトと膝丈のレザーブーツでこなれ感をプラスして、メリハリのあるシャープな装いを目指して。
改革芸術学校のブラックマウンテン・カレッジを着想源にコレクションを展開したトリー バーチ(TORY BURCH)。首もととスリーブに大胆に配されたラッフルが目を引くブラウスは、ストライプのセットアップスーツを合わせて、レトロポップなミックススタイルに。さらにカラフルなパッチワークのブーツをオンすれば、個性が際立つアーティスティックな装いが完成する。
幾重にも重ねたボリューミーなファブリックづかいと心踊る鮮やかなカラーパレットで、ランウェイを華やかに彩ったトモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)。ピンクやベージュなど、柔らかな色彩のラッフルを用いたドレスは、自由の女神がプリントされたTシャツでストリートテイストを取り入れて、フレッシュでモダンな印象に。足もとはシンプルなフラットシューズを合わせて、全体のバランスを取ることがポイント。
アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)は、インパクト溢れるニットトップを主役にしたモノトーンルックを披露した。シルバーで縁取った動きのあるラッフルが存在感を放つ一着は、爽やかな白のハイウエストパンツにタックインして、クリーンに引き締めるのが◎。最後に洗練されたショートブーツとハンドバッグで、フューチャリスティックな雰囲気を添えて。
乙女心をくすぐるキュートな世界観をカラフルに表現したロダルテ(RODARTE)からは、ライトピンクの花柄ドレスがエントリー。立体的なトップとアシンメトリーに配されたラッフルヘムの組み合わせが美しいシルエットを描き出す一着は、纏うだけで強烈な存在感を放つ。仕上げに、鮮烈なイエローのタイツとピンクの大ぶりヘッドアクセを投入して、よりいっそう華やかな印象に。
【あわせてチェックしたい 2019秋冬トレンド】
vol.1 今年こそ、定番カーキを完全攻略。
vol.2 探してた! プリンセスなヘアアクセ。
vol.3 印象を変えるなら、キュロットをチョイス。
vol.4 秋冬のドレスアップは「ダークロマンティック」が合言葉。
vol.5 アイデンティティは今、“肩”で主張する。
vol.6 力強くロックなスピリットを纏って。
vol.7 視線を一人占め! 情熱的な「赤×ピンク」。
vol.8 ジェンダーレスに纏う、秋のスーツ。
vol.9 エフォートレスに謳歌する、大人のためのプレッピー。
vol.10 レオパードの新法則。
vol.11 大胆に、モードに。ワンカラーを纏う。
vol.12 ランウェイ的、モードなハロウィン仮装テク。
vol.13 ビターに輝く都会派メタリック。
Catwalk Photos: Gorunway.com Editor: Mio Sai