県立河北病院と寒河江市立病院が統合する新病院について、26日に開かれた協議会で基本構想案がまとまった。注目される立地については、寒河江市6カ所・河北町1カ所の中から建設予定地を選ぶとした。
26日に開かれた2回目の協議会の会合で、県立河北病院と寒河江市立病院を統合する新病院の基本構想案がまとまった。
「診療科」については、2つの病院に現在あるものを維持。内科や小児科・産婦人科など16の診療科を設置する。
また「病床の規模」は、2つの病院を合わせた234床に対し、新病院は140床~155床程度とする。
注目されていた「立地」については、寒河江市内6カ所・河北町内1カ所、計7カ所から建設予定地を選ぶ。具体的には...。
●現在病院がある2カ所
●今後統合が予定される寒河江市内の3つの中学校の敷地
●寒河江市のほなみ団地・中央工業団地にそれぞれ隣接する民有地
委員会では、「アクセス」や「災害時の対応」「診療エリアの継承」など7つの視点を踏まえ、2025年度、可能な限り早く建設予定地を決定するとしている。
(県医療政策課・石垣幸一主幹)
「7つの視点を示したので、それによって優先順位をつけながら県と市と一緒になって絞り込んでいく」
新病院は2028年度に建築を始め、2031年の開院を目指す。