感染対策は「脱コロナ」へ ワクチンの生産能力を転換
日経・FT感染症会議特集
新型コロナウイルスの感染収束により、世界の製薬企業がワクチン戦略を転換している。コロナワクチンの需要が縮小する中、米ファイザーやモデルナは呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染症ワクチン向けに生産を振り向ける。次のパンデミック(世界的大流行)への懸念も高まるなか、ワクチン生産体制をどう維持するか各国政府も対応を迫られている。
ファイザーはコロナワクチンやコロナ治療薬「パクスロビド」の販売が激減してい...
「日経・FT感染症会議」は、国内外の企業、行政機関・団体、アカデミアなどすべてのステークホルダーが一堂に集まる国際会議です。2014年に「日経アジア感染症会議」として始まり、具体的なアクションプランを日経グループのグローバルメディアを通じて国内外に提起してきました。第11回を迎える本年は、新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行して1年以上が過ぎ、「危機に強い社会をつくる」をテーマに、感染症対策に当たる人材育成など感染症に強い社会のあり方を議論します。
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