エイズウイルスの予防に光 診断、治療と合わせ疾病管理
日経・FT感染症会議特集
いまだ年間100万人以上が感染し、数十万人の死者を出す「エイズウイルス(HIV)」。長時間作用型の抗ウイルス薬を投与することで感染を防ぐ成果が報告され、予防のあり方が大きく変わりつつある。過去数十年にわたって失敗を繰り返した予防ワクチンの開発にも光が差し始めた。
6月20日、米ギリアド・サイエンシズが発表した1本のニュースが世界を驚かせた。アフリカで実施された年2回投与の抗ウイルス薬「レナカパビ...
「日経・FT感染症会議」は、国内外の企業、行政機関・団体、アカデミアなどすべてのステークホルダーが一堂に集まる国際会議です。2014年に「日経アジア感染症会議」として始まり、具体的なアクションプランを日経グループのグローバルメディアを通じて国内外に提起してきました。第11回を迎える本年は、新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行して1年以上が過ぎ、「危機に強い社会をつくる」をテーマに、感染症対策に当たる人材育成など感染症に強い社会のあり方を議論します。