Mozilla のマニフェスト

共に健全なインターネットを作りましょう。

門戸が開かれたグローバル規模のインターネットは、史上最高のコミュニケーションリソースであり、連携リソースです。インターネットは、人類の進歩に切望される事柄の一部を実現します。インターネットは、新たな学習機会を実現し、共通の人間性を醸成し、世界各地で人々が直面する喫緊の課題を解決します。

現在までの 10 年間の間に、こうした見通しの一部が様々な形で実現されてきました。その一方で、分裂を拡大し、暴力を扇動し、憎悪を助長し、事実や現実を故意に歪曲するためにも、インターネットの威力が利用されてきました。Mozilla は、インターネットの人間的なエクスペリエンスを求める願望を、より明瞭に提案する必要があることを学びました。そこで、Mozilla は今それを実行します。

  1. Mozilla は、個人の統計データに基づく特徴によりオンラインのアクセスや機会、エクスペリエンスの質が決定されることなく、地球上の全ての人々を包含するインターネットに取り組んでいます。
  2. Mozilla は、民間人同士の対話や人間の尊厳、個人の表現を推進するインターネットに取り組んでいます。
  3. Mozilla は、批判的思考や道理に基づく議論、知識の共有、確認可能な事実を向上させるインターネットに取り組んでいます。
  4. Mozilla は一般の利益のために多種多様なコミュニティが連携して共同作業を行うのを促進するインターネットに取り組んでいます。

Mozilla の 10 原則

  1. 原則 1

    インターネットは現代生活に不可欠であり、教育、通信、連携、ビジネス、エンターテインメント、そして社会全体における重要部分となっています。

  2. 原則 2

    インターネットはグローバル規模の公開リソースであり、門戸が開かれ、アクセス可能なものであり続けなければなりません。

  3. 原則 3

    インターネットは個人の生活を豊かにするものでなければなりません。

  4. 原則 4

    インターネット上のセキュリティおよびプライバシー権は、決して任意で守るものではなく、基本的な権利です。

  5. 原則 5

    個人は、インターネットと自らのインターネット上におけるエクスペリエンスを形成することが可能でなければなりません。

  6. 原則 6

    公開リソースとしてのインターネットの有効性は、インターオペラビリティ (プロトコル、データのフォーマット、コンテンツ) イノベーション、世界全体に分散した参加によって決まります。

  7. 原則 7

    無料ソフトウェアやオープンソースソフトウェアは公共リソースとしてのインターネットの発展を促進します。

  8. 原則 8

    透明性の高いコミュニティベースのプロセスは参加とアカウンタビリティ、信頼を促進します。

  9. 原則 9

    インターネットの開発への商業的参加は、多くの利益をもたらし、商業収益と公益の調和が不可欠です。

  10. 原則 10

    公益的側面の拡大は、時間と労力を費やす価値のある、重要な目標です。