1966年9月5日、中国共産党中央および国務院は、「外地の革命的教師・学生が北京を訪れて文化大革命運動を参観する組織に関する通知」を発布した。

 同年5月に毛沢東は文化大革命を発動。
その後、毛沢東を支持する学生たちによる紅衛兵運動が起こった。9月5日の通知は、全国各地の学生が北京に来て革命の経験交流を行うこと、また、北京の学生が各地を訪れて革命を宣伝すること(これらの行動を「大串連」という)を奨励するもので、この「大串連」を行う際に必要な汽車賃を無料とし、生活費を国家財政で負担するという内容だった。

 この通知以後、学生たちは教室を飛び出して革命に熱狂し、全国的な「大串連」が行われるようになった。運動は一般市民にも広がり、交通機関は麻痺し、輸送機能にも影響が生じた。このため、12月下旬に交通費の無料は取り消され、翌67年2月には、徒歩による「串連」を行っている学生に対しても、元の学校に戻るよう求める通知が出された。さらに3月に「全国大串連の停止に関する通知」が発表され、「大串連」はようやく終息に向かった。(編集担当:梅本可奈子)

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