南房総市の千倉町にある「高家神社たかべじんじゃ」は、日本で唯一といわれる料理の神様「磐鹿六雁命（いわかむつかりのみこと）」をお祀りする神社です。
味噌醤油の醸造業者をはじめ多くの料理関係者が訪れています。
志のある料理人が全国から参拝に訪れる場所としても有名です。

高家神社たかべじんじゃといえば庖丁式です。
庖丁式とは、烏帽子・直垂をまとった庖丁人が、庖丁とまな箸を用いていっさい手をふれることなく、鯉（こい）や鯛（たい）などの魚介を調理する儀式。
平安時代の宮中行事を再現し古式にのっとった所作と庖丁さばきで、日本料理の伝統を垣間見ることができます。宮中行事の一つとして伝えられてきました。
毎年３回、５月17日、10月17日、11月23日に境内で行われており、一般の方もその儀式をご覧いただけます。

高家神社たかべじんじゃのある南房総市では「アジ」が人気。特にアジのなめろう、サンガ焼き、お刺身は地域の風土や歴史・風習の中で個性を活かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化として、文化庁の「100年フード」に認定されました。料理の神様のお墨付き食材と言えるかもしれません。


高家神社たかべじんじゃでは、料理の神様のイラストの入ったエプロンを販売中。
これを使えば料理の腕もぐんぐん上達するはず。
エプロン　￥3,500（税込） クリックでオフィシャルサイトに移動します

夏では、たくさんの風鈴が並ぶ境内と、色鮮やかな和傘が飾られた奉納殿。18時から21時30分までは、竹灯籠によるライトアップも楽しめます。
風鈴の涼しげな音と竹灯り・和傘のあかりで彩られた幻想的な夜が楽しめます。

高家神社たかべじんじゃは毎年冬になると竹あかりで幻想的にライトアップされます。
暖かい竹灯篭の光で照らされた手水舎、本殿、さらには、なにげない参道や階段、灯篭や供養碑など、昼間見る光景とは全く違った雰囲気に包まれます。