フランスを揺るがした裁判の1日、意識ない妻を数十人にレイプさせた罪で元夫など51人に有罪判決
フランスを揺るがした裁判の1日、意識ない妻を数十人にレイプさせた罪で元夫など51人に有罪判決
フランスで10年近くにわたってたびたび薬物によって妻の意識を失わせ、インターネットで募った人たちにレイプさせていたとされる事件で、アヴィニョンの裁判所は19日、レイプ罪などに問われたドミニク・ペリコ被告(72)を有罪とし、禁錮20年の刑を言い渡した。
被害者への性的暴行などの罪に問われた他の被告50人も全員、レイプなどの罪状で有罪となり、禁錮3~15年の刑を宣告された。
裁判は、フランスにおける女性に対する性暴力の問題について、社会の関心を高めることにもなった。裁判を公開した被害者のジゼル・ペリコさん(72)の勇気を、多くの人がたたえた。
アンドリュー・ハーディング・パリ特派員が、裁判の1日の様子を報告する。
(この記事の内容に影響を受けた方には、BBCが英語で支援を受けられる場所をこちらで紹介しているほか、日本政府の内閣府が「薬物やアルコールなどを使用した性犯罪・性暴力に関して」説明し相談窓口などを紹介するページを設けています)