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食べ物 / Food

Science

電気で味を“増強”するウェアラブルデバイスが、「食の楽しみ」の拡張に挑む

電気を利用したウェアラブルな“味増強デバイス”の研究開発が進行中だ。減塩食でも味が“濃く”感じる技術によって「食の楽しみ」が続く世界の実現を目指しているというこのデバイスは、いかなるものなのか。
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冷蔵庫はどれだけ食べ物の味を変えたか

トマトからハンバーガー用バンズまで、冷蔵庫の発明によって、この100年でわたしたちが口に入れるものの“選択”だけでなく、食べ物の“味”自体が変わった。冷蔵庫に入れることで風味を増す食べ物、逆にまったく美味しくなくなった食材とは。
Science

培養肉をペットフードの原料に。英国のスタートアップが世界初の認可

ニワトリの細胞を培養してペットフード用に製造すべく、英国のスタートアップが規制当局から認可を受けた。これは実験室で培養されたペットフードの原材料が認可された世界初の事例となる。
Science

不健康な食生活が、うつ病や不安を引き起こす:研究結果

不健康な食生活が、うつ病や不安障害といった精神疾患を引き起こす可能性があることが、新たな研究で明らかになった。糖や飽和脂肪に偏った食事が脳の前頭前野における灰白質の体積を減少させ、神経伝達の不均衡を引き起こすというのだ。
Science

栄養豊富な“奇跡の野菜”ジャガイモ──その凋落が止まらない

ジャガイモは驚くほど優れた野菜だ。ところが、米国のジャガイモ消費量はかつてない勢いで減り続け、生のジャガイモは大量に冷凍加工されている(その重要な輸出先のひとつが日本だ)。フライドポテトに偏ったジャガイモのイメージを一新すべきときがきた。
Science

CRISPRで風味改良された“ゲノム編集サラダ”、今秋一般向け展開も

カラシナは栄養価は高いが、辛味と苦味が強い葉物野菜だ。そこで、ゲノム編集技術「CRISPR」を使い、栄養価はそのままに風味を抑え、食べやすくしたカラシナが開発された。このカラシナは、早ければ2024年秋頃から米国で一般消費者向けに流通する見通しだ。
Science

電気の力で味を増幅、「エレキソルト スプーン」が味覚の“常識”を変える

微弱な電流によって味を増幅する「エレキソルト スプーン」が5月20日に発売された。減塩食の塩分の量が控えめのままおいしく食べられるという、このスプーン。電気で増幅された味とはいかなるものか、さっそく体験してみた。
Science

ラボでつくられた培養チキン、世界初の店頭販売がスタート。ただし、動物細胞の比率は3%

ラボでつくられた培養肉の店頭販売が、世界で初めてシンガポールで始まった。この“培養チキン”には動物細胞が3%しか含まれていないが、果たして受け入れられるのか。
Low Appetite

植物性代替肉のブームが終了。価格、排出量削減、そして味に立ちはだかる課題

コロナ禍で売上が急伸した植物性代替肉だが、このところ米国での売上は停滞している。そこで植物性代替肉のメーカーはより“肉らしい”代替肉で顧客に訴求しようとしている。
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編集長からSZメンバーへ:「フードイノベーションの脱未来」SZ Newsletter VOL.232

スペインのビルバオで開催された食のグローバルカンファレンス「FOOD 4 FUTURE」を訪れた今週、日本のフードイノベーションのポテンシャルを世界に投げかけたことで、改めて食の脱未来とは何かを問うSZメンバー向け週末ニュースレター。
Event

Tokyo Regenerative Food Lab:『WIRED』日本版 ポッドキャスト × UnlocX

日本のフードイノベーションとそのエコシステムを牽引するスタートアップ「UnlocX」とのコラボレーションのもと、『WIRED』日本版が食と都市のリジェネラティブな未来をテーマにお届けする人気ポッドキャストシリーズ「Tokyo Regenerative Food Lab」。欧州フードイノベーションの最前線を味わい尽くすプログラムや公開収録など、さまさまなイベントも展開予定だ。
Science

培養肉の製造や販売が犯罪に!? 製品化より先に進む禁止の動き

米国の複数の州で現在、培養肉の製造や販売を禁止しようとする動きが進んでいる。牧畜業界などが抵抗を示す“実験室育ちの肉”にまつわる議論は極端なものに振れつつあり、文化戦争の緊張が高まっている。
Science

未来の食料? 池の水草「アゾラ」が注目される理由

水草の「カロライナアゾラ」は、二酸化炭素を取り込みながら恐ろしい勢いで繁茂するシダ植物だ。調理の仕方によっては「歯応えよくジューシー」に食べられるという研究が発表されているほか、肥料やバイオ燃料としての可能性も秘めている。
FOOD 4 FUTURE

参加者募集! 欧州フードイノベーションの最前線を味わい尽くすプログラム始動

グローバル・フードテックカンファレンス「FOOD 4 FUTURE」や、スペイン・バスク地方での食とリジェネラティヴを基軸としたイノベーション事例の数々を、現地視察を通してレポートする注目のプログラムが募集を開始!
Science

食べた糖を食物繊維に変える技術を英スタートアップが開発中

現代人は糖分をとり過ぎている。フードテック企業のZyaは、甘い食べ物に加えるだけで、一部の糖を消化器官内で食物繊維に変えてくれる物質を開発中だと明かした。人々は食習慣を変えることなく健康に近づけるかもしれない。
FOOD INSECURITY

深刻化する食糧危機が、先進諸国の食卓にも波及する──特集「THE WORLD IN 2024」

ロシアによるウクライナ侵攻、気候災害、食糧需要の増大などの要因が重なり、食糧危機が深刻化している。今後、食料不安は南半球から先進諸国の食卓へと拡がり、地球規模の問題となるだろう。
The Regenerative Company Award 2023

雪下野菜に着想を得た「第三の鮮度保持技術」が、食産業を再生する──リジェネラティブ・カンパニー・アワード2023:ZEROCO

イチゴなら4カ月、キャベツなら6カ月。スタートアップのZEROCOが開発した技術を使えば、食材を長期間保存でき、さらにおいしさも増すという。冷蔵庫でも冷凍庫でもない「第三の鮮度保持技術」で、同社は危機的状況にある食産業をどう再生しようとしているのか?【「リジェネラティブ・カンパニー・アワード2023」選出】
Science

値札に表れない食料システムの「隠れコスト」、世界全体のGDPの10%に及ぶ:国連報告書

世界の食料システムにおいて、健康や環境に負荷を与える「隠れコスト」が年間12兆ドルも発生しているとする報告書がFAOから発表された。高所得国では不健康な食生活、低所得国では貧困に関連するものが、隠れコストのうちの大きな割合を占めるという。
Business

ペットフード用に培養肉を製造、チェコのスタートアップが目指す先にあるもの

チェコのスタートアップであるBene Meat Technologiesが、ペットフード用の培養肉の生産販売に向けて研究開発を進めている。“本物らしい味”がするという肉をたったひとつの細胞から生み出すという研究所は、いかなるものなのか。
Business

「培養魚肉」はどうできる? 欧州初の培養魚肉ラボに潜入

環境問題や動物愛護などの理由からベジタリアンやヴィーガンの食生活を送る人が増える欧州。プラントベースドミートや培養肉といった代替肉に続いて研究されているのが、魚の細胞を培養してつくる「培養魚肉」だ。その開発の裏側を探るべく、欧州で初めて培養魚肉を発表したドイツのスタートアップを訪ねた。