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デオキシリボ核酸(DNA) / DNA

Gear

ネコ専用のDNA検査キット「Basepaws」は、飼い猫についての多くの“疑問”に答えてくれる:製品レヴュー

飼い猫の品種や血統の情報に加えて、特定の疾患のリスクを高める遺伝子マーカーの有無も調べてくれる、ネコ専用のDNA検査キット「Basepaws」。実際に利用してみた結果はどうだったのか──。『WIRED』US版によるレヴュー。
Science

個人情報を伏せて遺伝子検査を受けられる「匿名シークエンシング」は、普及に向けた突破口になるか?

数年前と比べて大幅に安価になったにもかかわらず、なかなか広まらない全ゲノムシークエンシング。重い足かせになっているのが、プライヴァシーの懸念だ。こうしたなか、あるスタートアップはユーザー情報を企業側に知られずに受けられる「匿名シークエンシング」を発表した。
Gear

2030年、世界はこうなっている(はず):『WIRED』US版が予想する6つのヴィジョン

10年後の未来、世界はどうなっているのだろう。そして、その未来に備えて、わたしたちはいま何を考えておくべきだろうか──。宇宙や気候変動、貧困、エネルギーなどの視点から、『WIRED』US版が6つのヴィジョンを描いた。
Science

種を「個体群」の集まりとして見れば、生物多様性保全のあり方が変わる

人間の活動によって100万種の動植物が今後絶滅の危機に直面する──。そんな恐ろしい報告書を、このほど国連が発表した。一方で、そうした生物の保全に役立つであろう新たな視点をもたらす論文を、別の研究グループが発表している。ゲノムの特定部位を保全活動に活用するという、その研究とは?
Science

短時間睡眠でも健康に影響ない「ショートスリーパー」の遺伝子、米研究者が新たに発見

睡眠時間が短くてもスッキリと毎日を過ごすことができ、何ら健康状態に問題のない“ショートスリーパー”の人々に固有の遺伝子が新たに見つかった。米研究チームの論文によると、この遺伝子をもつ人々は「目覚めやすく、より長く活動的でいられる」脳をもつのだという。これは同じチームが見つけた2つ目の「ショートスリーパー遺伝子」となる。
Science

遺伝子操作ベビーに「ノー」、WHOの声明が意味すること

世界保健機関(WHO)が、ヒト生殖細胞系列を対象としたあらゆる遺伝子操作を許可しないよう各国政府に求める声明を出した。中国の科学者が、ゲノム編集技術「CRISPR」を用いて世界初の遺伝子操作ベビーを誕生させたと発表してから8カ月。この声明がヒトゲノムの改変に興味をもつ者たちにとって、どこまで抑止力となるかは未知数だ。
Science

米国で「遺伝子系図」が殺人事件の証拠に採用、その是非を巡り賛否両論に

米国で起きた殺人事件の裁判で、家系図作成サイトにアップロードされた遺伝子情報を基にした「遺伝子系図」が証拠として認められ、被告が有罪となった。今回の結果は犯罪捜査とゲノムデータの扱いというふたつの観点から非常に大きな意味をもち、その手法の妥当性や合憲性などを巡り議論が活発化している。
Science

自閉症スペクトラムの発症には「ジャンクDNA」の突然変異が影響していた──AIによるゲノム解析で明らかに

神経発達障害のひとつである自閉症スペクトラムの発症について、「ジャンクDNA」と呼ばれていた未特定のDNA領域の突然変異が影響している可能性が高いことが、米プリンストン大学の研究チームによって明らかになった。膨大なゲノムから自閉症の機能的影響を解読することを可能にしたのは、AIの一種であるディープラーニングだ。
Well-Being

遺伝子と「長寿家系」の関連性は意外と低かった:研究結果

「うちの家系は遺伝的に長寿だ」「代々寿命が短いから、自分も早死にしそうだ」──。こんな話をたまに耳にする。しかし、アルファベット傘下のバイオテック企業・Calicoが4億人分の家系図を調べたところ、遺伝子と長寿の関連性はこれまで考えられていたよりもずっと低いという。では、なぜ「長寿家系」が生まれるのか? カギは「同類交配」にあるかもしれない。
Science

ヒトの細胞37兆個をカタログ化する壮大な計画が、医学にもたらす大きなインパクト

人体を構成する推定37兆個の細胞を網羅するカタログをつくるプロジェクト「ヒト細胞アトラス」が進められている。一つひとつの細胞で活性化している遺伝子を解読し、異なるタイプの細胞が体のどこに存在するかを特定し、細胞間の分子のやりとりを解明する壮大な計画だ。この計画は、医学の進歩にどれだけのインパクトをもたらすのか。
Science

人類は複数の集団から進化し、初期から多様性を内包していた:研究結果

人類はアフリカの単一集団から進化した──。長年定説だったこの考えが、近年の研究で覆された。新たに発表された論文によると、人類は初期からアフリカ全土に散らばって生活しており、石器などの道具をそれぞれ独自に発明していたという。人類の進化の歴史をずっと複雑にした、新たな研究の中身とは。
Science

遺伝子と「学位取得」に関係性? 謎の解明に挑む科学者たち

遺伝子と学位取得の関係を解き明かそうとする研究に、多くの科学者たちが取り組んでいる。このほど発表された過去最大規模の研究結果によると、個人の学業成績を多少なりとも決定づける遺伝的変異が1,000以上も見つかった。その効力を疑問視する研究結果もあるが、すでにこうした遺伝子の解析をサーヴィスとして提供する企業も出始めた。
Science

日焼け止めがDNAを修復? その真偽を科学的に調べたら、驚くべき事実が明らかに

肌に塗るだけで「紫外線によって傷ついたDNAを修復する」ことを訴求する日焼け止めが市販されている。価格が一般的な日焼け止めの5〜8倍する高額商品だが、本当に効果があるのか。その仕組みを科学的に調べてみたところ、驚くべき事実が明らかになった。その効能を示すエヴィデンスと、市場を支配する誰もが知る大手メーカーの存在とは。
Science

ビッグデータと遺伝子検査で「妊活」にイノヴェイションが起きる?

不妊に悩む女性たちに、遺伝子検査結果や匿名で蓄積された健康データに基づいて、早い段階から不妊のリスクを知ってもらいたい──。元遺伝子研究者が立ち上げた企業のCelmatixは、ビッグデータと遺伝子検査を通じて、女性が子どもをもてる可能性を教えてくれるツールを提供しようとしている。専門家からの異論もあるなかで、いかに同社はこのツールの有用性を高め、多くの人たちに広めていこうとしているのか。
Science

がんは本当に血液1滴から検出できる? 米企業が示した「有望な結果」の実現度

たった1滴の血液から、がんを早期発見するとして注目される検査技術「リキッドバイオプシー」を手がける米企業が、初の臨床試験で「有望な結果」を発表した。元データの公開や相互評価などを経ていないため正確性に疑問の余地もあるが、その実効性をいかに証明し、「あらゆるがんを検出する」という壮大な目標を実現させようとしているのか。
Science

ゲノム編集のスタートアップは「次世代のアマゾン」になれるのか

CRISPR(クリスパー)のようなゲノム編集技術のスタートアップが、シリコンヴァレーで次々に存在感を強めている。生物学と最新テクノロジーの融合によって、遺伝子編集のカスタマイズや高速化、CRISPRの低コストな代替技術の開発などが進んでいるのだ。次なる巨大なコンピュータープラットフォームになると目される生物学の世界で、果たしてこれらの企業はアマゾンやインテルのような存在になれるのか。
Science

ゲノム編集技術「CRISPR」は、「診断」の現場でも命を救う──開発者が立ち上げたスタートアップの挑戦

遺伝性疾患の治療の臨床試験が始まったばかりのゲノム編集技術CRISPR(クリスパー)は、医療現場では治療より先に「診断」で利用されるようになるかもしれない。CRISPRの開発者ら最前線の研究者たちが集結し、血液や唾液、尿などから遺伝物質を検出する技術を実用化するスタートアップを立ち上げたのだ。医療以外への応用も含め、いったいどんな未来図が描かれているのか。
Business

「ゲノム解析」のデータはブロックチェーンで守れるか

ゲノムシーケンス(DNA塩基配列)解析の価格が下がり、その結果をもとに一人ひとりの患者に合わせてオーダーメイドの治療を行う「プレジション・メディシン(精密医療)」が現実味を帯びてきた。だが、普及にはプライヴァシーを保護したうえで、ゲノムの巨大なデータベースを完成させなくてはならない。この難題を解決するのが、ブロックチェーンだ。
Science

1,300万人がつながる「SNSでつくった家系図」──遺伝子解析との連動で、長寿の秘密も明らかに?

家系図を作成するためのSNSサイトが、生命情報科学などを研究する学者たちから注目を集めている。これまでの調査方法より安いコストで、長寿の秘密を探ることができるという。最新の論文に掲載された家系図は、あの有名俳優を含む1,300万人をつなげた巨大なものだった。
Science

「運命の人」はDNAを解析するマッチングアプリで探す──生物学的サーヴィス「Pheramor」の実用度

DNAの解析結果とSNSの履歴を活用し、相性のよい相手を紹介するマッチングアプリが米国で登場した。「自分と違うDNAをもつ相手ほど引かれやすい」という仮説のもと、免疫システムを助ける11の遺伝子を根拠にするという。果たして、生物学的な検査で「運命の人」は見つかるのか。