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Culture

オアシス再結成チケット高騰でファンが激怒。ボットと価格変動制に批判

オアシスの再結成ツアーのチケットのオンライン販売は大混乱を招いた。ボットによる転売と需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング」の仕組みで、値段が釣り上がったのである。

約27年越しの映画化が実現した『箱男』、監督・石井岳龍の執念と“確信”

あまりに難解な内容から映像化は不可能とされた作家・安部公房の代表作『箱男』が映画化され、2024年8月23日に公開された。一度は頓挫したプロジェクトを約27年越しに実現させたいま、監督・石井岳龍は何を思うのか。

41年前にスティーブ・ジョブズが予見した未来:2024年8月に最も読まれた10本のストーリー

この8月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、パリ五輪で注目されたブレイキンのカナダ代表であるフィリップ・キムへのインタビューや、現実のものとなったスティーブ・ジョブズの未来予測など、最も読まれた10本のストーリーを紹介する。

『ポライト・ソサイエティ』主演のプリヤ・カンサラが一蹴する、社会と映画業界のステレオタイプ

スタントウーマンを目指す女子高生が主人公の青春バトルアクション映画『ポライト・ソサエティ』。8月23日に日本でも公開された本作は、固定観念や偏見に笑いとアクションで切り込み、英国の長編作品としては珍しくロンドンに住むムスリム家庭を描いている。その制作過程での思考や議論について、長編作品初主演となった俳優のプリヤ・カンサラに訊いた。

未来のためのポジティブなアクティビズム:アルスエレクトロニカ2024 作品解題

例年9月に開催されるアルスエレクトロニカ・フェスティバルに先立ち、プリ・アルスエレクトロニカの今年の受賞作品が発表された。プリ・アルスエレクトロニカ・ヘッドを務める小川絵美子が「ポジティブなアクティビズム」と評する今年の各部門グランプリ受賞作品を解題する。
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ザ・大統領戦2024:起死回生を狙うカマラとティムの民主党爆アゲ大作戦!

ネット・ミームの追い風もあり、ハリス陣営の勢いはいまだ陰りを見せない。この千載一遇のモメンタムを維持するべく、同陣営は3つの方針を心がけているとデザインシンカー・池田純一は分析する。ハリスの強みを活かし、弱みを補い、短期決戦に耐えうるその方針とは?

「ドキュメンタリー映画界の巨人」F.ワイズマンが迫る美食の殿堂:『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』

少人数による撮影や、演出やナレーションを徹底的に排したスタイルで知られるフレデリック・ワイズマン。“ドキュメンタリー映画界の巨人”の二つ名をもつ彼が今回迫ったのが、フランスの老舗3つ星レストラン「トロワグロ」。その制作背景をうかがうべく、映画ジャーナリスト・立田敦子が斬り込んだ。
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『シムシティ』は都市のリバタリアン的実験を促す遊び場だ

人々に愛され続け、現実の世界でアーバンデザイナーという職業まで生み出した名作ゲーム、『シムシティ』。だが、遊び心に満ちたその見かけの裏には、社会計画に対する偏った価値観が見え隠れしている。
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未来のモビリティの「インターフェイス」を、量子的アプローチで考えてみた──SFプロトタイピング小説「クラッシュバック」by吉上亮

2020年より、企業や研究機関、行政などに対し「SFプロトタイピング」のプログラムを提供しているWIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所では、このたび自動車部品メーカー「東海理化」との約9か月間にわたるプログラムを実施。その過程で生まれた2本のSF短編小説を、ここに公開! 第二弾は、吉上亮による「量子インターフェース〈VIV〉を纏うある女性と、〈VIV〉を制御するAI=〈エボシ〉の奇妙な関係性」を描いた物語。

稀代のビジョナリーが未来に伝えたい言葉〜ケヴィン・ケリー『生きるための最高の知恵』インタビュー

『WIRED』創刊エグゼクティブエディターであるケヴィン・ケリーが、その人生で書き溜めてきた珠玉のアドバイスを集めた新刊『生きるための最高の知恵』のなかから、編集長が特にお気に入りのものをピックアップして、ケヴィンに解題してもらった。
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未来のモビリティの「インターフェイス」を、量子的アプローチで考えてみた──SFプロトタイピング小説「君住む世界で」by池澤春菜

2020年より、企業や研究機関、行政などに対し「SFプロトタイピング」のプログラムを提供しているWIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所では、このたび自動車部品メーカー「東海理化」との約9か月間にわたるプログラムを実施。その過程で生まれた2本のSF短編小説を、ここに公開! 第一弾は、池澤春菜による「ひとりの女性と、すべての時間が並列的に見えている
量子AIとの間に育まれた信頼」をとらえた物語。
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AIは読書を再びセクシーで悲劇的なものにできるか

リバインドという謎めいたスタートアップによってAI読書仲間に加えられることに同意した文化批評家ローラ・キプニスによるインサイダーレポート。有名作家も名を連ねる試みは、AIによって偉大なる古典と挫折した読者を橋渡しすることを目指している。

「ニンテンドーミュージアム」は過去の“娯楽の体験”をどう残し、いかにアップデートしたのか

任天堂が2024年10月2日に京都に開業する「ニンテンドーミュージアム」の概要を発表した。過去に発売した製品の展示のほか、「任天堂がこれまで生み出してきたさまざまな娯楽をいまの技術で生まれ変わらせたらどうなるか?」を体験できるインタラクティブコンテンツのコーナーやカフェ、ショップなどが併設される。
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「バーニングマン」の歩き方(あるいは過酷な気候をサバイブする方法)

深刻化する気候危機の影響を受けた昨年の大惨事によって、ネバダ州の砂漠で毎夏開催される「バーニングマン」への参加に尻込みする人もいるだろう。そこで、今年も8月25日から1週間にわたり開催されるこのフェスのベテラン参加者にアドバイスをもらった。

発売前から世界が注目、謎に満ちたゲーム「Deadlock」の正体

Valve Corporationから発売されるとの噂が広まっている新作ゲーム「Deadlock」。まだ公式情報は発表されていないが、すでに10,000人以上がプレイしており、その正体が徐々に明らかになってきた。

生成AIでアートとサイエンスをつなぐ、奇妙なハイブリッド生物たち

映像アーティスト、マルコス・ケイの作品を一言で表すのは難しい。彼はテクノロジーと芸術を融合することで、生物科学や素粒子物理学の複雑怪奇な世界に果敢に分け入っていく。
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ガザやウクライナの“残虐行為”を捜査、世界有数のオープンソース・インテリジェンス集団Bellingcat

エリオット・ヒギンズと、Bellingcatの28,000人に及ぶデジタル・フォレンジック探偵たちは、真実に対する奇跡のような嗅覚を、そしてその限界についての確かな感覚をもち続けている。ガザでもウクライナでも、そして残虐行為がオンラインで隠蔽されているどこででも──

最も美しいアンビルト建築7選

ザハ・ハディド、ダニエル・リベスキンド、トム・メインといったスター建築家たちが思い描いた、そして実現することのなかったクリエイティビティの結晶を振り返る。
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ザ・大統領戦2024:怒涛の7月を辛くも生き残りアメリカは大変貌を遂げた!

「奇跡の一枚」のインパクトもありトランプの勝利がほぼ決まったかに思われたものの、バイデンが撤退を決意したことで、構図は一気に逆転した。「白人男性」で、アメリカを男性本位の権威主義社会に戻そうと叫ぶトランプに対し、「黒人女性」のカマラ・ハリスが挑戦するという構図だ。攻守が入れ替わった怒濤の7月、民主党内では何が起きていたのか。デザインシンカー・池田純一が分析する。
BOOK REVIEW

池谷和浩『フルトラッキング・プリンセサイザ』レビュー:2次元的3次元と仮想的3次元が重なる日常

「第5回ことばと新人賞」受賞の表題作を含む池谷和浩の『フルトラッキング・プリンセサイザ』は、主人公の日常とVR世界、つまりふたつの虚構内“現実”を改行もせず自然に移行するその文体によって、読者を2次元とも3次元とも異なる世界へと連れて行く。

架空のガジェット「#架ジェット」の懐かしくて新しい、ユーモアたっぷりの世界(しかも、一部は買える)

架空のガジェット、その名も「#架ジェット」。東京を拠点に活動するデザイナーがソーシャルメディアに投稿する作品は、どれもSF的な想像力とレトロなガジェットの魅力、そしてくすっと笑ってしまうユーモアに溢れている。

ブレイキンは「本物」のオリンピックスポーツじゃない? 世界チャンピオンも(だいたい)同じ意見だ

現在、パリ五輪の金メダル最有力候補と目されているPhil Wizard にとって、ブレイキンは第一にアートでありカルチャーだ。嫌ってもかまわないが、正しい呼び名くらいは覚えてほしいと語る。

世界が混乱したWindowsの大規模障害:2024年7月に最も読まれた10本のストーリー

この7月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、世界規模のシステム障害に関する話題や、潜水艇「タイタン」の事故に関する独占取材に基づくレポートなど、最も読まれた10本のストーリーを紹介する。
FASHION

空間コンピューティング × ファッションの扉を開いたのも、やはりBALENCIAGAだった

この夏、バレンシアガは突如アプリのリリースをアナウンスした。「Balenciaga | Apple Vision Pro」だ。プレスリリースによれば、まったくユニークなランウェイショーの体験をもたらすことになるという。当然だ。誰もやったことがないのだから。

映画『ツイスターズ』に登場する巨大竜巻を科学的に検証してみると?

映画『ツイスター』の続編が7月19日に全米公開され、その週末だけで8,000万ドルを超える興行収入を記録した。全編を通して科学的な正確さを追求した描写に優れている一方で、意外性に満ちた作品でもある。

カマラ・ハリスの「brat」現象はインターネットの歴史に刻まれる

チャーリーXCXがカマラ・ハリス米副大統領を「brat」と呼んだ。それ以来、ハリス陣営のSNSアカウントはアルバム『brat』と同じネオングリーンになった。ミーム化が盛り上がった今回の現象は、皮肉と燃え尽き感に満ちた24年のネット空間において重要な意味をもつ。
SZ MEMBERSHIP

キアヌ・リーヴスとの共著で復活、SF作家チャイナ・ミエヴィルが描いた「死の欲動」

ヒューゴ賞ノミネートの『言語都市』や『都市と都市』で知られる愛すべきSF作家がほぼ10年に及ぶ沈黙を破り、喪失、愛、そしてキアヌ・リーヴスとのコラボレーションについて語った。『WIRED』独占インタビュー。
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植物の知性に迫った一冊が、科学の根本的な変容を促している

話題の新刊『The Light Eaters』のなかで著者のゾーイ・シュランガーは、植物学という学問をまるでひとりのキャラクターのよう描き出す。植物の「知性」をめぐる科学界の混沌は、生物のカテゴリーや人間の自己定義そのものを揺るがしている。

パリ五輪の開会式は、かつてない“新機軸”のパレードになる

パリ2024オリンピックの開会式は、五輪の歴史上で初めて開会式がスタジアムの外で実施される。その会場とはパリの市街地で、セーヌ川をゆく船から“行進”するというものだ。
ART

ハロー、カオス。AIを駆使する写真家がいま考えていること:チャーリー・エングマンとの対話

生成AIアートをリードするアーティストにして、身体や記憶や家族と誠実に向き合う写真家であり、インターネットと資本主義のカオスをスイスイ泳ぐ(ように見える)ボーダレスな表現者でもある。チャーリー・エングマン、あなたはいま何を考えているのですか?

デジタルファッションの専門企業が提案する、新しいクラフトマンシップのかたち

シンガポールを拠点とするデジタルファッションの専門企業、ALTAVA。メタバースやNFTのプロジェクトでプラダやフェンディ、GENTLE MONSTERなど幅広いブランドの信頼を勝ち取ってきた次に見つめる分野は、AIと空間コンピューティングだ。

シリコンバレーの民主党献金者たちが、カマラ・ハリス副大統領の支持に動き始めた

ジョー・バイデン大統領が2024年の大統領選からの撤退を表明した。これを受けてシリコンバレーの民主党の大口献金者たちは、カマラ・ハリス副大統領の支持へと一気に動き始めている。
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次世代のデジタルカルチャーをつくりだす人間のキュレーターたち

アルゴリズムとAIで溢れ返るデジタル世界で、わたしたちは注目すべきコンテンツを“目利き”してくれる人間のガイドを必要としている。軽薄な“インフルエンサー”全盛の時代が退潮し、改めて注目される次世代のキュレーター像とは。

「Apple Vision Pro」でマーベルの世界を体験──“没入型ストーリー”の課題と可能性

Vision Pro向け新コンテンツ「What If...?」をさっそく試してみた。マーベルとアップルにとってはWin-Winだが、そこには没入型のエンターテインメントが抱える課題がつきまとっている。はたして両者は、この新技術の可能性をどこまで拡げられるだろうか。

トランプ銃撃事件をめぐる「陰謀論」が議員からも噴出、その根拠のない主張の中身

ドナルド・トランプ前大統領の銃撃事件に関連して「陰謀論」が拡散している。「バイデンが攻撃を命じた」「すべては演出だった」など、根拠のない主張はソーシャルメディアのみならず米国の連邦議員からも噴出している。

トランプ前大統領の銃撃事件を、米国のインフルエンサーや活動家が“商売”にし始めている

ドナルド・トランプ前大統領の選挙集会で起きた銃撃事件を受けて、米国の右翼活動家や一部の大物インフルエンサーたちが事件を“商品化”し始めている。血を流すトランプの顔などをプリントしたTシャツを競い合うように販売しているのだ。
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アメリカが初めてLSDをキメたとき

ヒッピーが出現するはるか前から、LSDをはじめとする幻覚剤が社会のメインストリームに入り込む機会はあった。その文化史から現在の“合法化”への機運を読み解く歴史家ベンジャミン・ブリーンの新著『Tripping on Utopia』レビュー。
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池田純一『ザ・大統領戦2024』:「バイデン降ろし」につまずき進路を見失った民主党

「バイデン降ろし」の合唱が鳴り止まない──。11月の選挙に向け、一致団結してトランプを迎え撃たなければならないはずの民主党だが、依然混迷の様相を呈している。しかしよくよく見ると、混乱を招いているのは「ビッグ・メディア」と「エリート・デモクラット」だ。アンダードッグストラテジー(負け犬戦略)を得意とするバイデンは、果たして活路を見いだせるだろうか。デザインシンカー・池田純一の見立てはいかに?

ゼレンスキー大統領の妻が「ブガッティを購入」という偽情報は、こうしてロシア発で一気に拡散された

ウクライナのゼレンスキー大統領の妻が米国からの支援金でブガッティの高級車を購入したという偽情報が、このほどロシア発で拡散された。無名のウェブサイトが偽の記事として発信した情報は、いかにして一気に世界中に広がったのだろうか。
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120歳を超えて生きるための秘訣?──体内のナノロボットだ

未来学者のレイ・カーツワイルは、AIの指数関数的な発展を予言した2005年の著書『シンギュラリティは近い』の続編にあたる最新刊『The Singularity Is Nearer(シンギュラリティはさらに近い)』で、不老不死への道筋をさらに強気に描いてみせる。

イーロン・マスクが「トランプへの全面支持」を表明した

ドナルド・トランプ前大統領の選挙集会で起きた発砲事件を受けて、イーロン・マスクが「トランプへの全面支持」を表明した。マスクは親トランプの政治活動委員会(PAC)に「かなりの額」を献金したとされ、その影響が注目される。

シリコンバレーが「反バイデン」へと傾く“反乱”が起きている

2024年11月の米大統領選挙に向けて、シリコンバレーで「反バイデン」の動きが顕著になっている。この“反乱”の中心となっているのは、主要な投資家やベンチャーキャピタリストたちだ。

新作ドラマは一斉配信より毎週配信がいい? “一気見”を促すスタイルに高まる批判

米国でトップレベルの人気を誇るドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」。これまで同様に新シーズンが一斉配信されたが、新作を一気に視聴するビンジ・ウォッチングを促す配信形式に対して批判の声が上がっている。
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デジタル社会を憂い、デジタル社会で愛される哲学者ビョンチョル・ハン

日本でも話題となった『疲労社会』や『情報支配社会』でデジタル時代の狂騒について書いてきたドイツのスター哲学者ビョンチョル・ハンは、最新作『The Crisis of Narration』で「ストーリーテリング」の衰退を指摘する。
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ファンとのチャットを代行、OnlyFansの秘密の請負人バイト

推しのインフルエンサーとネットでチャットをしているとあなたは思っているかもしれない。だがその相手は、じつは次から次へと交代する、低賃金で雇われたバイトのチャット請負人だ。そのバイトに『WIRED』のコントリビューティングエディターが潜入を試みた。

HIP-HOPとオーケストラの邂逅は、いったい何を生み出すのか?:湯山玲子インタビュー

「交響ラップ」なるイベントが、まもなく開催される。読んで字のごとく──といっても初見の言葉過ぎて戸惑うかもしれないが──交響楽団(オーケストラ)が生でクラシックの楽曲そのまま演奏し、そこにラッパーのラップが乗るライブイベントだ。仕掛け人は、かれこれ10年以上にわたってクラシック音楽の新しい聴き方を精鋭的/愉楽的に提案するイベント「爆クラ」を主宰し続けている湯山玲子。その湯山をして「未知の領域」であるオケとHIP-HOPの邂逅は、いかにして実現にこぎつけたのだろうか?

空間コンピューティングの可能性に没入するための6冊:WIRED BOOK GUIDE

ヒトと空間の間にコンピューターが介在することで、いかなる可能性が広がりうるかを探求した『WIRED』最新号の空間コンピューティング特集。その刊行にあわせて、「読書室」主宰の三砂慶明が副読本をセレクト。