4330万円の詐欺被害、亀山の女性 国税など職員装った人物から電話 三重

 【亀山】三重県警亀山署は12日、亀山市内の50代女性が、国税庁などの職員を装った人物から現金約4330万円をだまし取られたと発表した。同署管内で今年に入って判明した詐欺被害では最高額となる。

 同署によると、女性は先月中旬、国税局や警視庁の職員を装った人物から「あなた名義のクレジットカードが使われ、脱税状態」「無実を証明するため、資金を金融庁に預ける必要がある」などと電話を受けた。

 女性は先月27日から今月5日にかけ、指定された口座に現金を振り込んだ。その後、同様の手口による詐欺被害を紹介するインターネット上の記事を読んで不審に思い、同署に相談して被害が発覚した。

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