アルツハイマー患者の記憶を呼び起こすアプリ「Backup Memory」
Case: Backup Memory Project
世界中で患者数が増え続けている、アルツハイマー病。記憶を徐々に失い、やがては肉親や友人の顔さえ忘れてしまうという症状は、察するに余りある苦しみですが、残念ながら現代医学では完治させることができない病です。
そんな辛い状況に置かれているアルツハイマー病患者とその家族のために、サムスンはチュニジアのアルツハイマー協会と連携し、患者の記憶を呼び起こすのに役立つアプリ「Backup Memory」を開発しました。
アプリには患者の家族や知人の名前、顔写真、本人との関係性や共通の思い出などの情報をテキストや写真、動画などの情報として記憶させ、それらを必要な時に引き出すことができます。
病気の症状のために、人と会っても誰だか思い出せないといった場合にアプリを活用し、顔と名前を思い出しておけば、周囲の人との人間関係を良好に保つことができます。
さらに専門家によると、アプリの助けを借りて記憶を呼び起こすことが脳を使う訓練となり、結果認知症の進行を遅らせることができるのだそうです。
アルツハイマー病患者が自立した生活を送るために、技術面からサポートするこの試み。今後はさらなる医療の発達により、この病が完治できるようになる日が来ることを期待します。
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