インドアでのショーアップにも! 無限に広がるドローンの活用事例8選

2022年にドローンに関する規制が改正されました。改正されたポイントは、操縦者の国家資格が設けられたこと、重さ100g以上のドローンが規制対象になったこと、機体の登録が義務化されたことです。この改正は、今後ドローンの活用シーンをもっと拡大し、社会的な問題を解決するために整備されたものとなりました。

そこからドローンを使ったサービスが、ドローンの性能向上とともに大きく広がりを見せつつあります。なかでもショーの演出への活用は、さまざまな形で急速に拡大していっています。

今回は、広報・宣伝にも応用できるドローンの演出活用事例をピックアップ。活用法が無限に広がるドローンの活用事例8選をまとめてお届けします。

1.レッドクリフ、国内最大級となる1,000機のウエディング・ドローンショーを実施

ドローンショーを企画・運営する株式会社レッドクリフは、2024年5月15日(水)、千葉県木更津市にあるテーマパーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」において、国内最大級(2024年6月11日時点、自社調べ)となる1,000機のドローンを使用したウエディング・ドローンショーを実施しました。。

日本国内では、コロナ禍を経て、これまでの慣習にとらわれない“2人らしさ”を追求した結婚式を挙げるカップルが増え、結婚式そのものの考え方に変化が見られます(※2)。このような背景の中、レッドクリフはカップルが自分たちらしいオリジナリティ溢れる結婚式を実現できるよう、ウエディング・ドローンショーの事業を展開しています。

1,000機のドローンを使用したウエディング・ドローンショーという今回の企画は、サービスの本提供に先駆けて、レッドクリフ代表取締役の佐々木孔明氏の結婚式において実施したもの。挙式では、新郎新婦が指輪を交換する際にドローンが飛行してリングを運ぶという演出も実施。ドローンが新郎新婦のもとへ指輪を届ける瞬間は、参列者全員にとって忘れられない感動的な一幕となりました。

披露宴でのウエディング・ドローンショーは、煌びやかなシャンデリアからはじまり、ウエディング・ベル、教会、平和の象徴である鳩、新郎が片膝をつくプロポーズシーンと新婦がそれを快諾する様子、そして手と手を取り合い一緒に歩を進める姿、2人のイラストなどを次々と夜空に展開。2人の出会いから歩んできた時間、そして未来を美しく表現したドローンショーとなりました。

レッドクリフは、今回の成功を踏まえ、富裕層向けサービスとして全国の式場と提携を進めるそう。特別な結婚式の形を提供することで、より多くのカップルに感動と驚きを届けていくとしています。

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2.合計25,000発の花火と1,000機のドローンで演出をアップグレード

STAR ISLAND実行委員会およびSTAR ISLAND FUKUOKA実行委員会は、2024年5月11日(土)に福岡市地行ももち特設会場にて、6月1日(土)には東京お台場海浜公園にて「STAR ISLAND 2024」を開催しました。

日本の伝統文化となる花火と最先端の技術が融合する、国内最大級規模開催となる本イベント。5年ぶりの日本開催となる今年は、生憎の天候で両日とも2日目は中止になりましたが、東京・福岡の2日間で初夏の日本を感動の渦に巻き込みました。

花火本編がスタートすると、開始アナウンスに盛り上がりをみせる会場の上空に、1000機のドローンが出現し次々と形を変えていきます。3Dサウンドとレーザー、そして一糸乱れぬパフォーマンスを披露するドローンに会場のボルテージが最高潮に達した瞬間、海岸に大きな花火が打ちあがるという演出で会場は一気にヒートアップ。

東京開催では、日本を代表する「丸玉屋小勝煙火店」「マルゴー」「紅屋青木煙火店」の3つの花火チームが集結し、合計12,000発の花火が会場を彩りました。そんな花火たちと、「STAR ISLAND」の過去最大規模となる1,000機のドローンが見事なコラボレーションを披露。さまざまな形に姿を変えるドローンと、次々と打ちあがる美しい花火の数々に、会場からは感嘆の声が上がりました。

さらに、花火と呼応して会場を盛り上げるのは、会場の雰囲気と臨場感を演出する3Dサウンドと、レーザー。花火やドローンと完全シンクロし、非日常的空間を演出しました。

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3.金沢ゴーゴーカレースタジアムが初のドローンショーを実施!

石川県金沢市に本社を置き、国内唯一のドローンショー専用機体「unika(ユニカ)」を開発・製造する株式会社ドローンショー・ジャパンは、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(J3リーグ)2024シーズンにおける、ツエーゲン金沢のオフィシャルパートナーに就任しました。今後、ドローンショー・ジャパンは、オフィシャルパートナーとしてツエーゲン金沢を応援し、サポーターと選手に喜んでもらえるよう活動するとしています。

なお、2024年7月6日(土)と20日(土の20:10頃から約10分間、ホームスタジアム「金沢ゴーゴーカレースタジアム(略称:ゴースタ)」にて初のドローンショー(300機予定)を実施。ツエーゲン金沢のエンブレムが夜空に浮かび上がるなど、最先端のエンターテイメントを楽しめるドローンショーとなっています。

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4. ニューアルバムの発売記念のプロモーションに、ドローンショーを東京・豊洲で実施

国内唯一のドローンショー専用機体「unika(ユニカ)」を開発・製造する株式会社ドローンショー・ジャパンは、9人組グローバルガールズグループ「Kep1er(ケプラー)」のJapan 1st Album <Kep1going> のリリース記念ドローンショーを担当しました。

ファンへの感謝の気持ちを込め、東京・豊洲で実施された500機のドローンショーでは、夜空に華やかに光るドローンで「Kep1er JAPAN CONCERT 2024 <Kep1going>」開催決定もサプライズ発表されました。「Kep1er JAPAN CONCERT 2024 <Kep1going>」は、2024年7月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)の3日間にわたり神奈川・Kアリーナ横浜にて開催されるものです。

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5.インドアドローンショー4つのプランでサービス提供開始!

株式会社HAAAPは、ドローンショーをより身近に体感してもらえるように、屋内型ドローンショーの提供を開始しました。

東京オリンピック2020開会式でのドローンショーによる演出は大きな話題を呼び、以降は花火大会や企業の大規模プロモーションなどでドローンショーを見る機会が増えています。しかし、数百機のドローンを飛ばすには何千万円という費用がかかり、またドローンの弱点でもある天候に左右されるという課題もつきまといます。

屋外ドローンショーの場合、ドローンは雨と風に弱いので、雨天や風速5m以上の場合は中止になりやすいといいます。また、屋外でドローンを飛行させるには航空局へさまざまな届出が必要です。これらに最低1ヶ月はかかるので、発注から実施までの期間が最低でも1〜2ヶ月はかかります。さらに、一度に300機以上のドローンを飛行させて行うショーは大勢の観客を魅了しますが、その分コストもかかり、5〜10分のショーでおよそ1,000万円以上の費用が必要とも言われています。

株式会社HAAAPによると、屋内ドローンショーの場合は、天気が悪くても風が強くても関係なく実施が可能な上に、屋内で飛行するのには航空局への届出なども不要とのこと。そのため、発注から実施まで最短1週間あれば実施可能で、フレキシブルな対応ができるとというのもメリットのひとつとか。

インドアドローンショーは音楽との相性がよく、歌やダンスなどほかのエンターテインメントとも組み合わせることができます。ほかにも小さなスペースで開催できる点など、屋外のドローンショーにはないメリットや魅力がたくさんあり、今後さまざまなシーンで活用されることが期待されます。

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6.万博開幕まで1年!「くるぞ、万博。1 year to go.スペシャルドローンショー」

国内唯一のドローンショー専用機体「unika(ユニカ)」を開発・製造する株式会社ドローンショー・ジャパンは、2024年5月14日(火)に「くるぞ、万博。1 year to go.スペシャルドローンショー」を、中之島ゲート海の駅付近(大阪市福島区野田)にて開催しました。

今回の開催は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会と共催し、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開幕1年前PRの一環として実施されたものです。

500機にも及ぶドローンによるショーは、大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクや、タグライン「ぜんぶのいのちと、ワクワクする未来へ。」、メインキャッチコピーの「くるぞ、万博。」など12シーンから構成されました。

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7.空中に浮かぶ巨大なマックのロゴが? メキシコで深夜営業を開始したマクドナルドのドローン施策

メキシコのマクドナルドは、首都近辺の一部店舗が深夜営業を開始したことをアピールするために、ドローンを活用してメキシコシティの主要エリアから視認できる巨大な“浮遊する看板”を公開しました。

屋台や個人経営のレストランなどさまざまな食事を夜遅くまで楽しめるメキシコシティにおいて、マクドナルドの店舗だけが早めの閉店時間を設けていた課題が解消されたことを伝える同施策は、SNSと連動したことで国中のメディアが注目する事例となりました。

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8.「目の愛護デー」に、夜空のドローンショーを見ながら目のストレッチ

数々の国内ドローンショーを手がける、ドローンショー・ジャパンは、2023年10月10日(火)の「目の愛護デー」にドローン300機による「ロート製薬・目の愛護ショー」を、八軒家浜船着場付近(大阪市中央区天満橋付近)にて実施しました。

スマートフォンやPCなどで長時間近くを見るとピントを調節する目の筋肉の緊張が続き、目に疲れがたまります。日々の暮らしの中で遠くを見る時間を定期的にもうけることが、目の健康に良いというのはよく耳にしますよね。そこで遠くのドローンを見て目を休めてほしいという思いから、10月10日の「目の愛護デー」に、大阪の夜空にドローンを用いた目の愛護ショーを開催したものです。

ロート製薬制作となる今回のショーでは、上空にはドローンによる全長100mの巨大な目が登場し、ドローンの動きと一緒に目を動かすことで目の運動ができる、大変ユニークなものとなりました。

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無限に広がるドローンの活用事例8選まとめ

新しい技術というだけで珍しく、話題性を獲得できた時期を経て、さまざまなニーズに寄り添う進化を続けているドローンショー。

法整備を経て、安全に実施できるようになったことに加え、機体性能の向上やプログラミングの進化によって、さらに表現の幅が増えることはまず間違いないでしょう。ますますドローンによる楽しいショーの開催が楽しみになる事例集になりました。

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