BC104 2024年の配信を振り返る(前半)

ブックカタリスト

いよいよ年の瀬です。

今回は一年間の配信を振り返ってみました。さすがに量が多いので、前後編に分けてお送りします。今回は前編で、1月から6月までの配信の振り返りです。

2024年の配信(前半)

* 2024/01/02:BC080『観光客の哲学』と『哲学の門前』から考える読書について

* 2024/01/16:BC081 『ピダハン』と『ムラブリ』から考える価値観への文化の影響

* 2024/01/30:BC082『思考を耕すノートのつくり方』から考えるノウハウのつくり方

* 2024/02/13:BC083 『ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」』と『残酷すぎる人間法則』の2冊から考える人間関係

* 2024/02/27:ゲスト回BC084 jMatsuzaki さんと『先送り0(ゼロ)』

* 2024/03/12:BC085『文学のエコロジー』から考える文学の効用

* 2024/03/26:BC086『体育館の殺人』から考える新しい読書について

* 2024/04/04:BC087 『音楽の人類史:発展と伝播の8億年の物語』

* 2024/04/23:BC088『CHANGE 変化を起こす7つの戦略』

* 2024/05/07:BC089『たいていのことは20時間で習得できる』と『成功する練習の法則』から考えるスキルを獲得するというマインドの獲得

* 2024/05/21:BC090『人生が整うマウンティング大全』と『話が通じない相手と話をする方法』から考える「話の聞き方」

* 2024/06/04:BC091『センスの哲学』

* 2024/06/18:BC092 『Mine! 私たちを支配する「所有」のルール』

全体として、脈絡がぜんぜんないような、それでいて何かしらの通奏低音は感じられるようなそんなラインナップでした。

たとえば、BC083の人間関係と、BC090のコミュニケーションの話はつながっています。加えて、BC088の人の行動に変化を与えるときに小さな集団に注目するという話も関係しているでしょう。もっと言えば、BC081の文化と価値観の話も、自分自身と所属している共同体との関係としても拡張できそうです。

そんな感じで、まったく同一のテーマの本ではなくても、「近場をうろうろする」ように読書をしていると新たなつながりが見えてくるものですし、それは「より大きな視点で捉えること」「自分なりのテーマを語ること」にもつながってきます。

というわけで、本を読むこととは本を読み続けることである、という倉下のテーゼが出てくるわけですが、それ以上に、自分が話したはずのことをぜんぜん覚えていないという体験は、読書に限らず年末に一年の振り返りをしているとたびたび起こる楽しい体験で、だからこそ積極的に記録を残していきたいなという気持ちが高まってきます。

皆さんも、ぜひ一年の活動の振り返りをやってみてください。

あと、「ブックカタリストの配信で、これが今年印象に残った!」といったコメントもお待ちしております。



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