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遠藤日向

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
遠藤日向
ENDO Hyuga
Portal:陸上競技
選手情報
愛称 ひゅう
国籍 日本の旗 日本
種目 中距離走長距離走
所属 住友電工
生年月日 (1998-08-05) 1998年8月5日(26歳)
出身地 日本の旗 福島県郡山市
身長 168cm
体重 54kg
1500m 3分36秒69(2022年)
3000m 7分45秒08(2023年)
5000m

13分10秒69(2022年)
室内 = 13分27秒81(2019年)

5km =13分50秒(2022年)
10000m 29分10秒21(2017年)
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遠藤 日向(えんどう ひゅうが、1998年8月5日 - )は、福島県郡山市出身の陸上競技選手。専門は中距離走長距離走郡山市立郡山第四中学校学校法人石川高等学校卒業。住友電工陸上競技部所属。

経歴・人物

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5000m室内、5km日本最高記録保持者。

兄の影響を受け小学校4年生で陸上を始める[1]

中学校3年時には全日本中学校陸上競技選手権大会ジュニアオリンピック陸上競技大会3000mでそれぞれ優勝。

高校は学校法人石川高等学校に進学し、松田和宏監督の指導の下、国体で3連覇、インターハイでは2年時から2年連続5000m日本人首位、3年時には1500mでも優勝した。高校2年生から3年生の冬まで、同世代の選手相手に公式戦で負けなしという実績を誇り、3年時の2016年全国高校駅伝でも活躍が期待されたが、インフルエンザのために出場を断念した[2]。年明けの2017年都道府県対抗男子駅伝では、年末のインフルエンザの影響もあり、1区で区間13位と久しぶりに同世代相手に敗北を喫したが、高校在学中に世界ユース陸上競技選手権大会世界U20陸上競技選手権大会に日本代表として出場したほか、5000m13分台を史上最多の7回記録するなど、圧倒的な強さで名を馳せた[3]

高校卒業後は、住友電工監督で、早稲田大学監督時に大迫傑竹澤健介らオリンピックランナーを指導した実績を持つ渡辺康幸から「うちに来れば絶対に強くなる」と勧誘を受け、大学には進学せず実業団の道へ進む[4]2020年東京オリンピックや、その先の2024年パリオリンピックでの活躍を目指しての決断であった。2018年元日のニューイヤー駅伝では1区を任せられ集団前方でレースを展開。ラストでは全日本大学駅伝箱根駅伝1区で区間賞獲得経験のある東洋大学卒のルーキー服部弾馬トーエネック)とのスパート合戦に競り勝ち、高卒ルーキーながら年上の選手たちをことごとく打ち破り区間賞を獲得した[5]

2018年以降も安定した実績を残し、2019年の2月には5000mの室内日本記録を更新する。それ以降も毎年少しずつ記録を更新し、2022年の5月に5000mで世界選手権の標準記録を破り、同年6月の日本選手権で優勝を果たし、オレゴン世界陸上選手権出場を決めた。2023年6月の日本選手権では怪我の影響もあり塩尻和也に破れるも、その約1ヶ月後のアジア陸上選手権では見事金メダルに輝き、2年連続の世界陸上となるブダペスト世界陸上選手権への切符を掴み取った。

主な戦績

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大会 種目(区間) 順位 記録 備考
2013 第40回全日本中学校陸上競技選手権大会 3000m 優勝 8分44秒46
2013 第44回ジュニアオリンピック陸上競技大会 3000m 優勝 8分31秒26
2014 第19回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 2区(3.0km) 区間2位 8分38秒
2014 第69回国民体育大会 少年B3000m 優勝 8分17秒22
2014 第65回全国高校駅伝競走大会 3区(8.1075km) 区間13位 24分22秒
2015 第20回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 1区(7.0km) 区間14位 20分27秒
2015 2015年世界ユース陸上競技選手権大会 3000m 5位 8分26秒96
2015 平成27年度全国高等学校総合体育大会 5000m 3位 14分02秒72 日本人首位
2015 第70回国民体育大会 少年A5000m 優勝 14分09秒21 国体2連覇
2015 第66回全国高校駅伝競走大会 3区(8.1075km) 区間4位 23分51秒 日本人トップ
2016 第21回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 1区(7.0km) 区間賞 20分04秒
2016 第100回日本陸上競技選手権大会 1500m 4位 3分48秒28
2016 2016年世界U20陸上競技選手権大会 5000m 13位 14分08秒38
2016 平成28年度全国高等学校総合体育大会 1500m 優勝 3分47秒75
5000m 3位 14分07秒87 2年連続日本人首位
2016 第71回国民体育大会 少年A5000m 優勝 13分58秒35 国体3連覇
2016 第5回日本記録挑戦会兼住友電工杯 3000m 優勝 7分59秒18 日本高校記録
2017 第22回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 1区(7.0km) 区間13位 20分30秒
2017 第101回日本陸上競技選手権大会 1500m 2位 3分50秒46
2017 ホクレンディスタンスチャレンジ2017北見大会 3000m 3位 7分54秒79 U20日本記録
2017 第60回関西実業団対抗駅伝競走大会 3区(10.87km) 区間賞 31分06秒
2018 第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会 1区(12.3km) 区間賞 34分55秒
2018 第23回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 3区(8.5km) 区間4位 24分13秒
2018 第101回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走 シニア10km 14位 30分32秒
2018 第102回日本陸上競技選手権大会 5000m 2位 14分24秒30

出典・脚注

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