田中俊郎
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田中 俊郎(たなか としろう、1946年 - )は、日本の政治学者。専門は、国際政治論、ヨーロッパ連合(EU)の政治。慶應義塾大学名誉教授。日本国際フォーラム政策委員[1]。
略歴
[編集]東京都立新宿高等学校を経て、1969年3月慶應義塾大学法学部卒業。1971年3月、同大学院法学研究科修士課程修了。1975年3月、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学[2]。
1975年4月、慶応義塾大学法学部専任講師に就任。1979年4月同助教授、1985年4月同教授となり定年まで勤務。その間、国際センター所長、日本語・日本文化教育センター所長、慶應ジャン・モネEU研究センター長(2007年-2008年)[3]、法学研究所所長などを歴任。また一橋大学、津田塾大学と協働の「EU スタディーズ・インスティテュート」[4]所長を2008年から務めた[5]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『EUの政治』(岩波書店, 1998年)ISBN 978-4-00-026012-1
共著
[編集]- (藤原豊司)『EC統合・欧州連合入門』(東洋経済新報社, 1992年)ISBN 978-4-492-08453-3
- (藤原豊司)『欧州連合 5億人の巨大市場:EUは北へ東へ南へ拡大する』(東洋経済新報社, 1995年)ISBN 978-4-492-44182-4
- (中西輝政・中井康朗・金子讓)『なぜヨーロッパと手を結ぶのか:「日・欧」新時代の選択』(三田出版会, 1996年)ISBN 978-4-89583-161-1[注釈 1][6]
- (薬師寺泰蔵・添谷芳秀・吉野直行・田村次朗)『成熟時代の日米論争』(慶應義塾大学出版会, 1996年)ISBN 978-4-7664-0646-7
編著
[編集]- 『EC統合と日本:ポスト1992年に向けて』(日本貿易振興会, 1991年)ISBN 978-4-8224-0553-3
共編著
[編集]- (島野卓爾・岡村堯)『EU入門:誕生から、政治・法律・経済まで』(有斐閣, 2000年)ISBN 978-4-641-04975-8
- (庄司克宏)『EUと市民』(慶應義塾大学出版会, 2005年)ISBN 978-4-7664-1147-8
- (庄司克宏)『EU統合の軌跡とベクトル:トランスナショナルな政治社会秩序形成への模索』(慶應義塾大学出版会, 2006年)ISBN 978-4-7664-1327-4
- (小久保康之・鶴岡路人)『EUの国際政治:域内政治秩序と対外関係の動態』(慶應義塾大学出版会, 2007年)ISBN 978-4-7664-1448-6
- (浅見政江・庄司克宏)『EUのガヴァナンスと政策形成』(慶應義塾大学出版会, 2009年)ISBN 978-4-7664-1559-9
訳書
[編集]- J・M・ミッチェル『文化の国際関係』(三嶺書房, 1990年) ISBN 978-4-88294-011-1
- デレック・ヒーター『統一ヨーロッパへの道――シャルルマーニュからEC統合へ』監訳(岩波書店, 1994年)ISBN 978-4-00-001515-8
- デレック・ヒーター『市民権とは何か』関根政美と共訳(岩波書店, 2002年)ISBN 978-4-00-023373-6
- 同書、「岩波人文書セレクション」版(岩波書店、2012年)ISBN 978-4-00-028560-5
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 発売元は出版文化社。三田出版会のISBNと別に、以下のISBNが併記 978-4-88338-218-7
出典
[編集]- ^ “委員”. 日本国際フォーラム. 2014年2月25日閲覧。
- ^ 慶応義塾研究者情報データベース2023年12月29日閲覧。
- ^ 慶応義塾大学グローバルリサーチインスティテュートHP「ジャン・モネEU研究センター(終了したセンター)」2023年12月29日閲覧。
- ^ 一橋大学公式サイト「EU スタディーズ・インスティテュート Archive」2023
- ^ 慶応義塾研究者情報データベース「委員歴」
- ^ 国立国会図書館サーチ