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従四位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

従四位(じゅしい)とは、日本位階および神階における位のひとつ。正四位の下、正五位の上に位する。贈位の場合、贈従四位という。

解説

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律令制下において従四位は上下に分けられ、勲等では勲四等に相当し、官位相当では従四位上が太政官左右大弁、従四位下がにおける大夫、近衛府の中将、検非違使別当蔵人頭京職の大夫など朝廷内の行政を司る京官の長官ないし次官相当の官職がこの位階に相当していた。また従四位は議政官である参議に任官しうる位階であり、任官された場合には公卿に列することができた。

従四位下以上、正四位上の有位者で公卿に列していないものについては、その者の敬称は氏および諱の下に朝臣を付ける、名乗り朝臣が基本である。例として「細川右京大夫従四位下源勝元朝臣」など。

五位および四位を通貴、三位以上を貴とする律令制下においては、五位には文武官が功労によって昇り得たが、そこから四位に進めるのは特定の門閥貴族に限定され、それ以外の者は特別な功労を上げた者だけが例外的に四位に上れることになっていた。特に神亀5年3月28日(728年5月11日)のによって外位に振り分けられた氏族は四位以上に昇進することは事実上不可能になった[1]

その後は藤原氏傍系にあたる者や非藤原氏の中級貴族に多かった。武門棟梁である清和源氏桓武平氏従五位下を初叙とし正四位を以って極位とされた時代にあっては、嫡流でもいくばくかの武勲がなければ昇ることがなかった。

しかし、鎌倉時代以降となると鎌倉幕府成立以降、実力をつけて次々に政敵駆逐を果たした北条氏幕府執権職を掌握して以降は、北条氏の嫡流たる得宗正四位上まで昇るようになり、北条氏一門や有力御家人が従四位下などの官位に昇るようになった。さらに、室町時代以降となると有力な守護大名も叙せられるようになっていった。特に三管領四職を務める足利一門や有力守護、或いは名門たる守護の家柄が従四位下に叙せられた。

戦国時代に入ると、そもそもは三管領細川氏の家臣で守護代の家柄であった三好氏幕府相伴衆に列し従四位下に叙せられたのに伴い、その家臣である松永久秀も主家同様に従四位下に昇るなど家柄や身分によらず実力に応じた除目も行われるようになった。

室町幕府を滅ぼし天下人を目前に控えて横死した織田信長の後継として、豊臣秀吉が天下人となると、秀吉は関白に昇り、徳川家康前田利家などの重臣が二位・三位に叙せられる、従四位はその嫡子をはじめ子弟の位階として発令されるようになる。

さらに、家康が江戸幕府を開くと、家門大名譜代大名のうち老中などの重役に昇る者、高家外様大名のうち10万石以上の国主がこの位階に叙せられた。

19世紀の文政年間に出版された『江戸名所図会』では、享保13年(1728年)、8代将軍徳川吉宗に献上するために広南(ベトナム)から連れてこられたゾウに、「従四位」の位が授けられ、「従四位広南白象」と称されたとされる。この叙位は中御門天皇に拝謁するにあたり、無位無官の者(ゾウ)には宮中への参内が許されないためとしているが、同時代の資料には叙位についての記載はなく、記述を疑問視する意見がある[2]

明治時代には、従四位は華族爵位では男爵の初叙位階に相当し、陸軍海軍では中将相当とされた他、叙位条例にて、勅授の対象となり華族に準ずる礼遇として位置づけられた[注釈 1]

現在は功績のある物故者に位階が発令されており、公務員として功績のある者や、旭日中綬章など(旧勲三等)を受けた芸術家、学術研究に功績のある学者、芸能・文化活動に功績のある芸能人などが叙せられている。

鎌倉時代

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従四位上

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従四位下

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室町時代

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従四位下

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戦国時代

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従四位上

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従四位下

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維新後贈位者

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日本国憲法施行後に従四位に叙せられた主な人物

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氏名 主な役職 年月日 備考
松根豊次郎 宮内官僚、俳人(松根東洋城) 1964年10月28日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
熊倉又藏 大法廷首席書記官 1965年3月24日 瑞宝章
堀越治雄 歌舞伎役者十一世市川團十郎 1965年11月10日 勲三等瑞宝章
河竹繁俊 演劇学者、早稲田大学名誉教授、日本演劇学会初代会長 1967年11月15日 勲三等瑞宝章、文化功労者
龝吉定次 大相撲力士(第35代横綱、双葉山定次)、日本相撲協会第3代理事長 1968年12月16日 紫綬褒章
森田たま 作家 1970年10月30日 勲三等宝冠章
荻原藤吉 俳人(荻原井泉水) 1976年5月20日 日本藝術院会員、勲三等旭日中授章
長尾貞一 医師医学博士 1978年1月29日 勲四等旭日小綬章
河渕益美 教師、元川之石高校校長 1978年5月23日 勲四等瑞宝章
古賀正夫 作曲家(古賀政男) 1978年7月25日 紫綬褒章、勲三等瑞宝章、国民栄誉賞
藤野庄蔵 作家(山岡荘八) 1978年9月30日 紫綬褒章、勲二等瑞宝章
松野八重子 女優(初代水谷八重子) 1979年10月1日 日本藝術院会員、紫綬褒章、勲三等宝冠章
堀越二郎 工学博士 1982年2月5日 旭日中綬章、零戦の設計者
槇有恒 登山家 1989年5月2日 旭日中綬章、文化功労者
幸田文 作家 1990年10月31日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
服部良一 作曲家 1993年1月30日 紫綬褒章、国民栄誉賞
加藤健雄 俳人(加藤楸邨) 1993年7月3日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
増永丈夫 歌手(藤山一郎) 1993年8月21日 紫綬褒章、勲三等瑞宝章、国民栄誉賞
吉行淳之介 作家 1994年7月26日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
小沼救 作家(小沼丹) 1996年11月8日 日本藝術院会員、旭日中綬章
吉田正 作曲家 1998年6月10日 紫綬褒章、勲三等旭日中綬章、国民栄誉賞
新倉俊一 フランス文学者東京大学名誉教授 2002年3月7日 勲四等旭日小綬章
奥克彦 外交官(大使 2003年11月29日 旭日中綬章
イラク日本人外交官射殺事件で殉職
参事官から2階級特進
桃井真 国際政治学者 2004年4月18日 勲四等旭日小綬章
伊福部昭 作曲家 2006年2月8日 紫綬褒章、勲三等瑞宝章、文化功労者
芝田米三 洋画家 2006年5月15日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
松前仰 衆議院議員、工学者、北海道東海大学学長 2006年6月5日 旭日中綬章
菅野壽 医師、参議院議員 2006年8月21日 勲二等瑞宝章
渡辺明正 フランス文学者、京都大学名誉教授 2007年8月7日
石井桃子 児童文学作家 2008年4月2日 日本藝術院会員、旭日中綬章
庄野潤三 作家 2009年9月21日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
雨宮淳 彫刻家 2010年2月8日 日本藝術院会員、旭日中綬章
斎藤宗吉 作家(北杜夫) 2011年10月24日 日本藝術院会員、旭日中綬章
山下芳男 工学博士、高知大学名誉教授 2011年8月1日 勲三等瑞宝章
織田廣喜 日本画家 2012年5月30日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
都築嘉弘 物理学者
西垣晴次 日本史学者、群馬大学名誉教授 2013年1月6日 日本学術会議会員
清水澄子 参議院議員 2013年1月14日
増田元弘 長唄三味線方(3代目杵屋五三郎) 2013年2月2日 紫綬褒章、勲四等旭日小綬章、旭日中綬章
日本藝術院会員
有賀貞 国際政治学者、一橋大学名誉教授 2013年3月13日 瑞宝中綬章
柳生亮三 原生動物学者、広島大学名誉教授 2013年3月31日 勲三等旭日中綬章
今野東吾 参議院・衆議院議員、内閣府副大臣、東北放送アナウンサー(今野東) 2013年4月24日 旭日重光章
小田晋 犯罪心理学者、筑波大学名誉教授 2013年5月11日 瑞宝中綬章
田村圓澄 仏教学者、九州大学名誉教授 2013年7月10日 勲三等旭日中綬章
中村博彦 参議院議員 2013年7月31日 旭日重光章
秋山駿 文芸評論家 2013年10月2日 日本藝術院会員
三善晃 作曲家 2013年10月4日 日本藝術院会員、旭日重光章、文化功労者
三重野榮子 参議院議員 2013年11月27日
淺田浩二 農芸化学者、京都大学名誉教授 2013年12月15日 紫綬褒章、瑞宝中綬章
柳井晴夫 統計学者、大学入試センター名誉教授 2013年12月21日 瑞宝小綬章
雀部幸隆 政治学者、名古屋大学名誉教授 2013年12月25日 瑞宝小綬章
濱野保樹 メディア学者、東京大学名誉教授 2014年1月3日 瑞宝小綬章
石川滋 開発経済学者、一橋大学名誉教授 2014年1月4日 日本学士院会員
喜多村和之 教育学者、広島大学名誉教授、国立教育研究所教育政策研究部長・名誉所員 2014年1月21日 瑞宝小綬章
石渡清元 参議院議員 2014年1月20日 旭日重光章
稻田俊志 版画家、岐阜大学名誉教授 2014年2月3日 紺綬褒章、瑞宝中綬章
水谷幸正 佛教大学学長、仏教学者 2014年2月7日 瑞宝中綬章
河村憐次 山口県下松市 2014年2月15日
小川俊雄 大気電気学者、高知大学名誉教授 2014年3月10日 瑞宝小綬章
金春惣一 能楽太鼓方(22代金春惣右衛門) 2014年3月11日
高橋成人 植物遺伝育種学者、東北大学名誉教授 2014年3月16日
杉山忠一 英語学者、東京大学名誉教授 2014年3月30日 勲三等旭日中綬章
大濱方榮 参議院議員 2014年4月28日 勲二等瑞宝章
西口勇 第51・52代和歌山県知事 2014年5月9日
岡野行秀 交通経済学者、東京大学名誉教授 2014年5月9日 瑞宝中綬章
黒田能行 衆議院決算委員会調査室長 2014年5月10日
向井正也 西洋建築史学者、神戸大学名誉教授 2014年5月13日 勲三等旭日中綬章
丸谷金保 参議院議員、北海道池田町 2014年6月3日
石津憲一 バリトン歌手、愛知県立芸術大学名誉教授 2014年12月31日
吉住弘 東京都台東区長、東京都議会議員 2015年1月7日 旭日中綬章
陳舜臣 作家 2015年1月21日 日本藝術院会員、勲三等瑞宝章
庄司榮吉 洋画家 2015年2月7日 日本藝術院会員、旭日中綬章
谷口義久 京都府亀岡市 2015年4月2日 勲四等旭日小綬章
小畑敏満 大相撲力士(第55代横綱・北の湖敏満)、日本相撲協会第9・12代理事長 2015年11月20日 旭日重光章
瀬谷義彦 歴史学者、茨城大学名誉教授 2015年11月20日 勲三等旭日中綬章
西橋靖雄 書家、大阪教育大学名誉教授 2015年11月22日 瑞宝中綬章
古村えり子 社会教育学者、北海道教育大学教授 2015年11月22日 瑞宝小綬章
駒ヶ嶺大三 音楽教育学者、北海道教育大学名誉教授 2015年12月1日 勲三等瑞宝章
辻みどり 行政社会学者、福島大学教授 2015年12月2日 瑞宝小綬章
杉浦守邦 医学者、医学史家、山形大学名誉教授 2015年12月4日 勲三等旭日中綬章
三島健二郎 警察官僚、警察庁警備局長 2015年12月5日
泉美治 触媒化学者、大阪大学名誉教授 2015年12月13日
高木みどり 宮内庁東宮女官長 2015年12月18日
溝上脩 社会教育学者、佐賀大学名誉教授 2015年12月18日 瑞宝中綬章
石山洋 図書館学者、地理学者 2016年1月16日
澤昭裕 経済産業省官僚、21世紀政策研究所研究主幹 2016年1月16日 瑞宝小綬章
讃岐照夫 広島県東広島市 2016年7月7日 勲三等瑞宝章
栗田裕夫 セブン-イレブン・ジャパン第3代社長 2016年7月19日
竹岡勝美 警察庁官僚 2016年7月22日 勲三等旭日中綬章
内田隆滋 実業家、東武鉄道元社長 2016年7月29日 勲二等旭日重光章
秋元貢 大相撲力士(第58代横綱・千代の富士貢) 2016年7月31日 旭日中綬章、国民栄誉賞
佐々木克 歴史学者、京都大学名誉教授 2016年7月31日 瑞宝中綬章
高橋國雄 千葉県市川市 2016年8月1日 勲三等旭日中綬章
染谷臣道 文化人類学者、静岡大学名誉教授 2016年8月5日 瑞宝小綬章
湯田利典 物理学者、東京大学宇宙線研究所名誉教授 2016年8月8日 瑞宝小綬章
岡野俊一郎 サッカー指導者、第9代日本サッカー協会会長 2017年2月2日 旭日中綬章、文化功労者
円谷峻 法学者、横浜国立大学名誉教授 2017年2月25日 瑞宝中綬章
藤根信章 書家、北海道教育大学名誉教授 2017年2月27日
木村重信 美学美術史学者、大阪大学名誉教授 2017年3月6日 勲三等旭日中綬章
島田昌彦 国語学者、金沢大学名誉教授 2017年3月13日 瑞宝中綬章
横山眞太郎 環境学者、北海道大学名誉教授 2017年3月13日 瑞宝小綬章
清水潤 国文学者、首都大学東京助教 2017年3月27日
河村元雄 住友倉庫元社長 2017年3月31日
小川正行 公衆衛生学者、群馬大学名誉教授 2017年4月22日 瑞宝中綬章
谷本巍 参議院議員 2017年5月7日 瑞宝中綬章
古浦敏生 言語学者、広島大学名誉教授 2017年5月2日 瑞宝小綬章
金田幸三 実業家、ニチレイ元社長・会長 2017年6月15日 勲二等瑞宝章
新藤恒男 大蔵官僚、銀行家、西日本シティ銀行初代頭取 2017年6月15日
木下章 日本画家、京都市立芸術大学名誉教授 2017年6月21日 瑞宝小綬章
磯敬夫 警察官僚、中国管区警察局局長 2017年6月22日
黒野貞夫 書家(黒野清宇)、愛知教育大学名誉教授 2017年7月5日 瑞宝小綬章
駒城鎮一 法学者、富山大学名誉教授 2017年7月6日 瑞宝中綬章
伊藤基隆 参議院議員、全逓信労働組合書記長 2017年7月11日 旭日中綬章
清水耕一 経済学者、岡山大学名誉教授 2017年7月11日 瑞宝小綬章
志村正道 知能情報学者、東京工業大学名誉教授 2017年7月23日 瑞宝中綬章
柏崎守 獣医学者、農林水産省家畜衛生試験場 2017年10月11日 瑞宝中綬章
柴崎照子 日本舞踊家(花柳寿南海) 2018年9月11日 勲四等宝冠章
川崎春彦 日本画家 2018年10月2日 旭日中綬章
高原慶一朗 ユニ・チャーム初代社長 2018年10月3日 旭日重光章
服部信明 神奈川県茅ヶ崎市 2018年10月4日 旭日中綬章
西原親 福岡県みやま市長、福岡県議会議員 2018年12月27日 旭日中綬章
高橋英夫 文芸評論家 2019年2月13日 日本藝術院会員、旭日中綬章
倉澤豊哲 警察官僚 2019年2月27日 瑞宝中綬章
鍛冶清 衆議院議員 2019年3月6日
田口貞爾 体育学者、京都大学名誉教授 2019年4月6日
赤崎義則 鹿児島市 2019年4月12日 旭日重光章
金井壽男 哲学者、静岡県立大学名誉教授 2019年5月3日 瑞宝小綬章
相澤英孝 法学者、一橋大学名誉教授 2019年5月10日 瑞宝小綬章
菅原喜重郎 衆議院議員、岩手県東山町 2019年6月26日 旭日中綬章
追沼龍三 工学博士、宮城教育大学名誉教授 2019年7月9日 瑞宝小綬章
雨宮敬子 彫刻家 2019年7月31日 日本藝術院会員、旭日中綬章、文化功労者
川真田哲哉 徳島県吉野川市 2019年9月10日 旭日中綬章
北川昌典 衆議院議員、宮崎県日南市 2019年10月25日 旭日中綬章
石沢芳次郎 拓殖大学学長、防衛大学校名誉教授、拓殖大学名誉教授、三木内閣首席参事官 2019年11月02日 旭日大綬章
中澤健次 衆議院議員 2019年12月11日 旭日中綬章
久野統一郎 衆議院議員 2020年1月8日 旭日重光章
小林恒人 衆議院議員 2020年2月18日 旭日中綬章
三浦宏文 工学博士、東京大学名誉教授 2020年3月5日 瑞宝中綬章
大林宣彦 映画監督 2020年4月10日 旭日中綬章、文化功労者
石井常雄 千葉県茂原市 2020年4月27日 旭日中綬章
白倉政司 山梨県北杜市長・高根町 2020年5月10日 旭日中綬章
三野優美 衆議院議員 2020年5月29日 旭日中綬章
丸田頼一 造園学者、千葉大学名誉教授 2020年6月21日 瑞宝小綬章
吉冨勝 経済評論家、経済産業研究所長・CRO 2020年6月21日
石原健太郎 衆議院議員、参議院議員 2020年7月5日 旭日中綬章
岡井隆 歌人、文芸評論家 2020年7月10日 旭日中綬章、文化功労者
串田武久 茨城県龍ケ崎市 2020年8月11日
松尾保 医師、神戸大学医学部名誉教授 2020年9月26日 勲二等瑞宝章
花柳寛 日本舞踊家(4代目花柳壽輔) 2020年9月26日 旭日中綬章
稲葉清右衛門 工学博士、ファナック名誉会長 2020年10月2日 紫綬褒章、藍綬褒章、勲二等瑞宝章
佐藤敬夫 衆議院議員、運輸政務次官 2020年11月9日
坪井一宇 参議院議員、通商産業・国土政務次官、大阪府議会議長 2020年11月9日 旭日重光章
相原康彦 工学博士、東京大学名誉教授航空、航空事故調査委員会委員長 2020年11月10日 瑞宝重光章
矢野茂文 徳島県鳴門市 2021年1月22日
相川宗一 埼玉県さいたま市長、浦和市 2021年1月25日 旭日中綬章
大野つや子 参議院議員、法務政務官 2021年1月26日
橋本堅太郎 彫刻家、東京学芸大学名誉教授 2021年1月31日 旭日中綬章、文化功労者
尾高惇忠 作曲家 2021年2月16日 旭日小綬章
永井英慈 衆議院議員、郵政政務次官 2021年3月5日
工藤堅太郎 参議院議員、衆議院議員、岩手県議会議員 2021年3月24日 旭日中綬章
谷口幸男 文学研究者、広島大学名誉教授 2021年4月3日 瑞宝中綬章
萩原弥惣治 群馬県前橋市長、群馬県議会議長 2021年4月5日 旭日中綬章
重野安正 衆議院議員、社会民主党幹事長、大分県議会議員 2021年4月9日 旭日中綬章
河合雅雄 霊長類学者、児童文学者、京都大学名誉教授 2021年5月14日 勲三等旭日中綬章
藤田紘一郎 医学博士、東京医科歯科大学名誉教授 2021年5月14日 瑞宝中綬章
田中啓一 埼玉県蕨市 2021年6月21日 旭日中綬章
武腰敏昭 陶芸家、金沢学院大学名誉教授 2021年7月28日 日本藝術院会員、旭日中綬章
木村敏 医学博士、京都大学名誉教授 2021年8月4日 瑞宝中綬章
坂上弘 作家 2021年8月16日 日本藝術院会員、紫綬褒章、旭日中綬章
椙山浩一 作曲家(すぎやまこういち) 2021年9月30日 旭日小綬章、旭日中綬章、文化功労者
清水達三 日本画家 2021年12月17日 日本藝術院会員、旭日中綬章
長谷部誠 秋田県由利本荘市市長、秋田県議会議員 2022年2月12日 旭日中綬章
柴川林也[39] 経営学者一橋大学名誉教授 2022年2月24日 瑞宝中綬章
飯利忠男[40] 映画評論家、日本映画大学名誉学長(佐藤忠男) 2022年3月17日 紫綬褒章、勲四等旭日小綬章、旭日中綬章、文化功労者
柏瀬和司[41] 応用物理学者、理学博士、名古屋大学名誉教授 2022年3月31日 瑞宝小綬章
大谷利勝[41] 日本大学名誉教授 2022年4月3日 瑞宝中綬章、紺綬褒章
末吉靖宏[41] 鹿児島大学教授 瑞宝小綬章
浦井茂雄[41] 富山工業高等専門学校名誉教授 2022年4月5日 瑞宝小綬章
小林正典[41] 高エネルギー加速器研究機構名誉教授 2022年4月6日 瑞宝小綬章
長谷川貞夫[41] 分子化学者、東京学芸大学名誉教授・副学長 2022年4月8日 瑞宝小綬章
坂田勇夫[42] 体育科学者、筑波大学名誉教授 2022年4月12日 瑞宝小綬章
河田幸道[43] 医者、岐阜大学名誉教授、岐阜大学医学部附属病院 2022年4月16日 瑞宝中綬章
藤田教稔[44] 裁判官弾劾裁判所事務局長 2022年4月18日 瑞宝中綬章
猪俣英雄[44] 応用物理学者、福岡教育大学名誉教授 2022年4月20日 正八位より昇叙
山口修[45] 音楽学者、大阪大学名誉教授 2022年4月21日 瑞宝小綬章
庄子貞雄[45] 東北大学名誉教授 2022年4月23日 勲三等旭日中綬章、紫綬褒章
久長穣[45] 博士(工学)山口大学教授 瑞宝小綬章
豊島嘉穗[45] 福岡教育大学名誉教授 2022年4月24日 瑞宝中綬章
島内巧光[46] 高知工業高等専門学校名誉教授 2022年4月25日 瑞宝小綬章
宮谷大作[46] 富山工業高等専門学校名誉教授 2022年4月26日 瑞宝小綬章
富田喜内[47] 医学博士、北海道大学・北海道医療大学名誉教授 2022年4月28日 瑞宝重光章
桂直樹[48] 農業生物資源研究所理事長 2022年5月3日 瑞宝中綬章
熊本悦明[48] 医師、日本メンズヘルス医学会理事長、札幌医科大学名誉教授 2022年5月4日 瑞宝小綬章
山内泰之[48] 建築研究所理事長 瑞宝中綬章
中澤次夫[49] 医学者、群馬大学名誉教授 2022年5月13日 瑞宝小綬章
大谷英樹[50] 海将補佐世保地方総監部幕僚長 2022年5月17日 瑞宝小綬章
北澤信次[50] 犯罪学者保護観察官、近畿・九州・四国地方更生保護委員会委員長 瑞宝中綬章
鹿山光[51] 水族生化学者、広島大学・福山大学名誉教授 2022年5月20日 瑞宝小綬章
河田照茂[51] 徳島大学歯学部長、同名誉教授 2022年5月21日 瑞宝中綬章
豊福正弘[52] 特許庁審判部審判長 2022年5月26日 瑞宝小綬章
阿部俊之助[53] 農学者愛媛大学名誉教授 2022年5月30日 瑞宝小綬章
宇井定春[53] 生物工学者山梨大学名誉教授 瑞宝小綬章
小野新次郎[53] 特許技監 2022年6月3日 瑞宝中綬章
加藤和雄[54] 畜産学者、東北大学名誉教授 2022年6月6日 瑞宝小綬章
中村宏[54] 防衛医科大学校名誉教授 瑞宝小綬章
松尾壽之[54] 生化学者国立循環器病研究センター研究所長、宮崎医科大学長、宮崎大学名誉教授 2022年6月8日 瑞宝中綬章、文化功労者
小埜和久[55] 応用分子細胞生物学者、広島大学名誉教授 2022年6月20日 瑞宝中綬章
佐々木元[56] 日本電気会長 2022年6月21日 旭日重光章
富田富貴雄[57] 書写・書道教育学者、岡山大学名誉教授 2022年6月26日 瑞宝小綬章
新郷昭三[58] 広島大学名誉教授 2022年6月27日
高橋道人[59] 毒性病理学者、国立医薬品食品衛生研究所安全性生物試験研究センター病理部長 2022年7月1日 瑞宝小綬章
望月孝晏[59] 兵庫県立大学名誉教授 瑞宝中綬章
和田冨成[59] 大分大学名誉教授 2022年7月2日 瑞宝中綬章
野村大成[60] 医学者、大阪大学名誉教授、放射線審議会委員 2022年7月7日 瑞宝中綬章
志村勲[60] 農学者、東京農工大学名誉教授 2022年7月8日 瑞宝小綬章
三浦直行[60] 医学者、浜松医科大学名誉教授 瑞宝小綬章
嶋屋誠[60] 機械工学者、鶴岡工業高等専門学校名誉教授 2022年7月9日 瑞宝小綬章
南部睦憲[60] 陸将補、第3代第1高射特科団 2022年7月10日 正八位より昇叙、勲四等旭日小綬章
佐藤任弘[61] 物理学者、高エネルギー加速器研究機構名誉教授 2022年7月13日 瑞宝小綬章
松本敏雄[62] 天文学者、宇宙航空研究開発機構名誉教授 2022年7月17日 瑞宝中綬章
城間祝[62] 那覇地方検察庁沖縄支部長 2022年7月19日 瑞宝小綬章
齊藤尚夫[62] 東京大学事務局長 2022年7月20日 瑞宝中綬章
竹内美惠子[62] 徳島大学名誉教授 瑞宝小綬章
関矢信一郎[62] 北海道立農業試験場次長 2022年7月23日 瑞宝小綬章
平林千牧[63] 経済学者、第17代法政大学総長・同名誉教授 2022年7月30日 瑞宝重光章
辻川茂男[63] 腐食防食学者、東京大学名誉教授 2022年7月31日 瑞宝小綬章
山縣秀雄[63] 防衛大学校教授 瑞宝小綬章
駒井則彦[64] 和歌山県立医科大学長、同名誉教授 2022年8月2日 瑞宝中綬章
伊達広行[65] 工学者、北海道大学教授 2022年8月7日 瑞宝小綬章
守口典行[65] 北海道森林管理局次長 瑞宝小綬章
神野耕太郎[66] 生理学者、東京医科歯科大学名誉教授 2022年8月8日 瑞宝小綬章
中井久夫[66] 精神科医、神戸大学名誉教授 瑞宝中綬章、文化功労者
丑込敏勝[66] 熊本区検察庁副検事 2022年8月9日 瑞宝小綬章
二木英徳[66] ジャスコ社長、日本体操協会名誉会長 2022年8月10日 旭日重光章、藍綬褒章
宮原稔[67] 工学者、京都大学教授 2022年8月11日 瑞宝中綬章
豊嶋省治[66] 大阪地方検察庁検事 2022年8月12日 勲三等瑞宝章
内海久[67] 海将補、第23代第1掃海隊群司令 2022年8月13日 勲四等旭日小綬章
高端宏直[68] 明石工業高等専門学校名誉教授 2022年8月16日
山崎正泰[68] 体育学者、宮城大学名誉教授 瑞宝小綬章
岡田吉美[68] 分子生物学者、東京大学名誉教授 2022年8月17日 瑞宝中綬章
森基要[68] 岐阜工業高等専門学校名誉教授 瑞宝小綬章
石橋操[68] 衆議院議員(石橋大吉) 2022年8月26日 勲二等瑞宝章
永廣徹[69] 姫路工業大学名誉教授 2022年8月18日 瑞宝小綬章
宮崎謙一[69] 松山区検察庁副検事 2022年8月20日
吉田寿彦[69] 第5代高松国税局 瑞宝中綬章
金田一郎[69] 新潟産業大学名誉教授・同初代学長 2022年8月21日 瑞宝中綬章
森本康敬[69] 駐ソロモン諸島大使、在釜山総領事 瑞宝中綬章
山名忠[69] 岐阜大学名誉教授 瑞宝中綬章
内藤富夫[69] 2022年8月22日
猪木寛至[70] プロレスラー(アントニオ猪木)、参議院議員 2022年10月1日 旭日中綬章
岡村迪夫[71] 2022年10月15日
矢口彰[71] 第28代国土地理院 2022年10月16日 瑞宝中綬章
飯田亮[72] 実業家(セコム創業者) 2023年1月7日 旭日重光章
佐藤允克[73] 実業家(エフエムナックファイブ元社長) 2023年1月10日
小林守[73] 衆議院議員、自治政務次官 2023年1月17日 旭日中綬章
杉山好信[74] 第17代国土地理院長 2023年2月2日 瑞宝中綬章
伊藤誠[75] 理論経済学者、東京大学名誉教授 2023年2月7日
高野之夫[76] 政治家(東京都豊島区長、東京都議会議員) 2023年2月9日 旭日中綬章
井口洋[77] 日本文学者、奈良女子大学名誉教授 2023年2月26日 瑞宝小綬章
四方修[78] 警察官僚(大阪府警察本部元本部長) 2023年2月27日
菅野昭正[79] フランス文学者、文芸評論家 2023年3月9日 旭日中綬章、紫綬褒章
山田憲昭[80] 政治家(石川県白山市長 2023年3月10日 旭日中綬章
北本正雄[79] 政治家(東京都北区区長 2023年3月12日
石田直裕[81] 総務官僚、駐パラグアイ特命全権大使 2023年3月13日 瑞宝中綬章
小清水弘一[81] 化学者、京都大学名誉教授 2023年3月13日
關隆志[82] 考古学者、大阪市立大学名誉教授 2023年3月16日 瑞宝小綬章
室井尚[83] 哲学者、横浜国立大学名誉教授 2023年3月21日 瑞宝小綬章
松井孝典[83] 惑星科学者、地球物理学者、東京大学名誉教授 2023年3月22日 瑞宝重光章
藤井知昭[84] 音楽学者、総合研究大学院大学名誉教授 2023年3月23日 瑞宝小綬章
二神孝一[84] 経済学者、大阪大学大学院経済学研究科教授 2023年3月24日 瑞宝小綬章
寺田吉孝[85] 民族音楽学者、国立民族学博物館名誉教授 2023年3月29日 瑞宝小綬章
高橋康夫[86] 建築史学者、京都大学名誉教授 2023年4月14日 瑞宝小綬章
岩堀惠祐[87] 環境工学者、宮城大学名誉教授 2023年6月8日 瑞宝小綬章
島村大[88] 参議院議員 2023年8月30日 旭日重光章
戸田邦司[89] 参議院議員 2023年9月4日 旭日中綬章
喜熨斗政彦[90] 歌舞伎役者(二世市川猿翁) 2023年9月13日 旭日中綬章
冨田三樹[91] 作家、詩人(三木卓) 2023年11月18日 日本藝術院会員、旭日中綬章
米田雄介[92] 歴史学者、宮内庁正倉院事務所長、神戸女子大学名誉教授 2024年8月20日 瑞宝小綬章
福井康太[93] 法学者、大阪大学教授 2024年10月2日 瑞宝小綬章
矢田美英[94] 東京都中央区 2024年10月5日 旭日中綬章
小川元[95] 衆議院議員、外務政務次官、駐チリ特命全権大使 2024年10月15日 旭日重光章
氏名表記は官報記載に則る。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 叙位条例第4条では、「従四位以上ハ勅授トシ宮内大臣之ヲ奉ス」と規定され、同第5条に「凡ソ位ハ従四位以上ハ爵ニ準シ礼遇ヲ享ク」とある。

出典

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  1. ^ 鷺森浩幸「内外階制と貴族」『天皇と貴族の古代政治史』(塙書房、2018年)
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  3. ^ a b 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.1
  4. ^ a b 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.3
  5. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.4
  6. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.6-7
  7. ^ a b 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.8
  8. ^ 『官報』第4004号「叙任及辞令」1896年10月31日
  9. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.9
  10. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.9-10
  11. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.12
  12. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.14
  13. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.16
  14. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.19
  15. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.20
  16. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.22
  17. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.23
  18. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.24
  19. ^ a b c 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.25
  20. ^ a b c 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.26
  21. ^ a b 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.27
  22. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.27-28
  23. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.29
  24. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.30
  25. ^ a b c 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.31
  26. ^ a b 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.32
  27. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.34-35
  28. ^ a b c 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.40
  29. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.41
  30. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.42
  31. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.43
  32. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.45
  33. ^ 『贈位諸賢伝 増補版 上』 特旨贈位年表 p.47
  34. ^ 官報. 1923年11月01日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年11月11日閲覧。
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  95. ^ 『官報』第1344号7頁 令和6年11月12日

参考文献

[編集]
  • 田尻佐 編『贈位諸賢伝 増補版 上』(近藤出版社、1975年)

関連項目

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外部リンク

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