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北酒場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「北酒場」
細川たかしシングル
B面 幸子
リリース
ジャンル 演歌歌謡曲
時間
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 なかにし礼(作詞)
中村泰士(作曲)
馬飼野俊一(編曲)
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間3位(オリコン
  • 1982年度年間5位(オリコン)
  • 1982年度年間1位(ザ・ベストテン
  • 細川たかし シングル 年表
    女ごころ
    (1981年)
    北酒場
    (1982年)
    矢切の渡し
    (1983年)
    ライブ映像
    北酒場 - YouTube
    テンプレートを表示

    北酒場』(きたさかば)は、1982年3月21日に発売された細川たかしの18枚目のシングル。

    解説

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    細川のデビュー曲である『心のこり』と同様になかにし礼(作詞)と中村泰士(作曲)のコンビで製作されたが、演歌というよりは軽快な歌謡曲J-POP風の楽曲で、1982年のオリコン年間ヒットチャートにおいて第5位にランクインした大ヒットシングル。

    1982年1月16日に細川がレコーディングしたが、この時点ではレコード化の予定はなく、デモテープの段階であった[1]。その後、細川がレギュラー出演していたテレビ朝日系列バラエティ欽ちゃんのどこまでやるの!』のメインパーソナリティである萩本欽一が番組内で何か一曲歌うことを提案し、デモテープの中からこの曲が採用された[1]

    『欽ちゃんのどこまでやるの!』の番組内では、1月27日の放送で初披露して以来、9月15日まで毎週歌われ[1]、また「途中で楽曲を止められる」という萩本欽一の番組演出などで一躍有名となり、覚えやすいメロディも手伝い幅広い年齢層に浸透した。

    2月には仙台有線放送で1位になり[1]、5月31日にはオリコンのベスト10にランクインされ[1]、オリコン最高3位を記録した[1]。最終的には同年大晦日に『第24回日本レコード大賞』を受賞。本曲を世に広めた一人である萩本が駆け付け、細川を祝福した。また、同日放送の『第33回NHK紅白歌合戦』でも披露され、1982年を代表する流行歌のひとつとなった。

    当時の人気番組、TBS音楽番組ザ・ベストテン』では6月3日放送分で初登場し、通算11週ランクイン(10週連続)。同番組では年間ランキング1位を獲得した。また、かつて賞レース番組であったフジテレビ系『FNS歌謡祭』の第11回放送で最優秀視聴者賞を受賞したほか、『全日本有線放送大賞[注釈 1]の第15回放送と、TBS系列で放送される『日本有線大賞』の第15回放送でそれぞれグランプリを受賞した。

    2003年10月22日には、「北酒場」と次のシングル「矢切の渡し」のカップリングでマキシシングル化された。

    2005年の『第56回NHK紅白歌合戦』では、本楽曲で先行トップバッターを務めている。この年は、NHKが「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」という企画で紅白歌合戦で聴きたい曲をリクエスト集計したが、本楽曲は白組対象の上位100位にランクインしていない[注釈 2]

    2021年の『第72回NHK紅白歌合戦』では、カラオケの十八番と話し、同郷・北海道出身である司会の大泉洋とのデュエットで披露された。また当日、北海道には大寒波がきており、歌唱後、北海道弁で「(デュエットについて)いいんでないかい?」と話し、大泉洋は「間違いなく(北海道の)気温が上がっています、今頃」と話していた[2][3]

    田代まさしが出演していたサンヨー食品「サッポロ一番 北のしょうゆラーメン」のCMでたびたび替え歌として使用されていた。

    フジテレビ系『はねるのトびら』でも、コント企画「おじいちゃんといっしょ」でロバート秋山竜次扮する「秋山森乃進」がカラオケで替え歌を歌っていた(当時番組とタイアップしていた日産自動車ミニバンのCMでも秋山が替え歌を歌っていた)。また、マレーシアでは荘学忠によって『層層相思』のタイトルでカヴァーされている。

    収録曲

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    1. 北酒場 (3分44秒)
      作詞:なかにし礼/作曲:中村泰士/編曲:馬飼野俊一
    2. 幸子 (2分55秒)
      作詞:岩城健治/補作詞:川野ただし/作曲:水上勉/編曲:小杉仁三

    価格

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    • 発売当時の値段は700円

    カバー

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    関連作品

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    関連項目

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ 読売テレビ系で12月に放送される、『ベストヒット歌謡祭』の前身番組。
    2. ^ 第95位に「望郷じょんから」がランクインしている。

    出典

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    1. ^ a b c d e f 「ことしの忘年会ソングはこれで決まり!! 『北酒場』を『10倍うまく歌う法』教えます」『週刊朝日』1982年10月15日号、46-48頁。
    2. ^ 【紅白】大泉洋、同郷・細川たかしと「北酒場」デュエット 意気揚々と“十八番”熱唱”. ORICON NEWS. 2022年1月1日閲覧。
    3. ^ 【紅白】大泉洋、細川たかしと「北酒場」熱唱 まさかの歌声に「上手い」「紅白歌手」とネット騒然”. ENCOUNT. 2022年1月1日閲覧。