信楽高原鐵道SKR310形気動車
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信楽高原鐵道SKR310形気動車 | |
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「SHINOBI-TRAIN」ラッピングのSKR311 | |
基本情報 | |
製造所 | 富士重工業 |
製造年 | 2001年 - 2002年 |
製造数 | 2両 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067 mm |
編成定員 | 94名(座席44名) |
自重 | 27.00 t |
全長 | 15500 mm |
全幅 | 3090 mm |
全高 | 4010 mm |
車体 | 普通鋼製 |
台車 |
動台車:FU34KD 従台車:FU34KT |
機関 | 日産ディーゼル製PF6HT03 |
機関出力 | 295 PS |
変速機 | 液体式 |
搭載数 | 1基 / 両 |
制動装置 | 電磁直通 |
保安装置 | ATS-SW |
信楽高原鐵道SKR310形気動車(しがらきこうげんてつどうエスケーアール310がたきどうしゃ)とは、2001年(平成13年)に投入された、信楽高原鐵道の一般形気動車である。
概要
[編集]SKR200形の老朽化に伴い、SKR311が2001年11月に、SKR312が2002年(平成14年)9月に登場した車両である。入れ替わりにSKR201・SKR203は廃車になった。
富士重工業製レールバスの一種LE-Carのボギー車版LE-DCのSKR300形の増備車で、外観は変わらない。SKR300形から改良された点として、エンジンが295馬力の日産ディーゼル製PF6HT03になり、保安ブレーキは二重化された。SKR300形との共通点として、信楽高原鐵道列車衝突事故後の安全車両で、バンパー付き車両、車内もバリアフリー化、車椅子スペースがとられている。登場当初は緑帯に狸のキャラクターと会社のロゴが描かれていた。
2017年(平成29年)にはJR西日本草津線の113系1編成と共通で、SKR311とSKR312の2両ともラッピング列車「SHINOBI-TRAIN」へ改装された。SKR311は緑、SKR312は紫を基調としたラッピングとなっている。2017年(平成29年)2月25日より運行を開始し、主に平日の日中を中心に運行している[1][2]。なお、制御システムの相違から後に導入されたSKR400形、SKR500形とは併結できない。
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車内
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台車(FU34KT)
各車状況
[編集]車両番号 | 竣工 | 車籍 |
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311 | 2001年11月 | 在籍中 |
312 | 2002年9月 | 在籍中 |
ギャラリー
[編集]-
登場時の塗装
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SKR312(旧ラッピング)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “JR草津線113系・信楽高原鐵道SKR310形の忍者列車「SHINOBI-TRAIN」運行開始”. マイナビニュース (2017年2月26日). 2018年3月1日閲覧。
- ^ “信楽高原鐵道・JR「SHINOBI-TRAIN」の運行について”. 甲賀市 (2017年2月25日). 2018年3月1日閲覧。
参考文献
[編集]- 寺田裕一『ローカル私鉄車両20年 第3セクター・貨物専業編』JTBパブリッシング、2003年、173頁。ISBN 978-4-533-04512-7