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亜原子粒子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

亜原子粒子(あげんしりゅうし、: subatomic particle)とは、物理学化学において原子よりも小さい粒子である。亜原子粒子は核子原子などを構成する。

亜原子粒子の階層

概要

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亜原子粒子には次の二種類がある。

素粒子物理学および原子核物理学は、これらの粒子およびその相互作用を研究する[1]

標準模型の素粒子の種類は、以下のとおりである:[2]

複合亜原子粒子(陽子原子核など)は、二つ以上の素粒子束縛状態である。例えば、陽子は二つのアップクォークと一つのダウンクォークから構成される。一方、ヘリウム4の原子核は二つの陽子と二つの中性子から構成される。複合粒子は、バリオン(陽子や中性子など)および 中間子パイ中間子K中間子など)から構成されるグループであるすべてのハドロンを含む。

現在までに、数百の亜原子粒子が知られている。その多くは宇宙線が物質と相互作用した結果、または粒子加速器中の散乱過程によって生成される。

脚注

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  1. ^ Fritzsch, Harald (2005). Elementary Particles. World Scientific. pp. 11–20. ISBN 9789812561411. https://books.google.co.jp/books?id=KFodZ8oHz2sC&printsec=frontcover&dq=elementary+particles+subject:%22Science+/+Nuclear+Physics%22&redir_esc=y&hl=ja 
  2. ^ Cottingham, W. N.; Greenwood, D. A. (2007). An introduction to the standard model of particle physics. Cambridge University Press. p. 1. ISBN 9780521852494. https://books.google.co.jp/books?id=Dm36BYq9iu0C&printsec=frontcover&dq=particle+physics&redir_esc=y&hl=ja 

参考文献

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一般書

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教科書

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  • Coughlan, G. D., J. E. Dodd, and B. M. Gripaios (2006) The Ideas of Particle Physics: An Introduction for Scientists, 3rd ed. Cambridge Univ. Press. An undergraduate text for those not majoring in physics.
  • Griffiths, David J. (1987). Introduction to Elementary Particles. Wiley, John & Sons, Inc. ISBN 0-471-60386-4 
  • Kane, Gordon L. (1987). Modern Elementary Particle Physics. Perseus Books. ISBN 0-201-11749-5 

関連項目

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外部リンク

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