バサースト島 (カナダ)
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バサースト島(Bathurst Island)は、カナダのクイーンエリザベス諸島にある島。ヌナブト準州に属する。面積は16,042km2で無人島。
西暦1000年頃の島は現在よりも暖かかったと考えられており、チューレ人が居住していた。1819年にイギリスの探検家ウィリアム・パリーがこの島を「発見」した。名前の由来は、当時イギリスの 戦争・植民地相 であった第3代バサースト伯爵ヘンリー・バサーストから[1]。
バサースト島には1960年代から1970年代にかけて北磁極があった。北磁極は絶えず移動しており、2005年時点では北緯83度付近にあって北上を続けている。[2]
島の大部分は極地砂漠であるが、湿地のオアシスが点在している。湿地には湖、ツンドラおよびスゲ、コケ植物、地衣類などの生える草地があり、昆虫、シギチドリ類およびホッキョクグマが生息している。一部は1982年にラムサール条約登録地となった[3]。
脚注
[編集]- ^ Finlayson, Doug. "Bathurst Island". In James H. Marsh (ed.). The Canadian Encyclopedia. The Historica Dominion Institute. 2010年12月4日閲覧。
- ^ 京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター
- ^ “Polar Bear Pass | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2001年1月1日). 2023年4月1日閲覧。
関連項目
[編集]- バサースト島 (オーストラリア) - オーストラリアのノーザンテリトリーにある同名の島