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チャールズ・ボイル (第3代ダンガーヴァン子爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第3代ダンガーヴァン子爵
チャールズ・ボイル
Charles Boyle, 3rd Viscount Dungarvan
生年月日 (1639-11-17) 1639年11月17日
没年月日 (1694-10-12) 1694年10月12日(54歳没)
配偶者 ジェーン・シーモア
アレトゥーサ・バークレー
親族 第2代サマセット公爵ウィリアム・シーモア (最初の義父)
初代バークレー伯爵ジョージ・バークレー英語版 (2人目の義父)
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第3代ダンガーヴァン子爵チャールズ・ボイル英語: Charles Boyle, Viscount Dungarvan, 3rd Baron Clifford, FRS1639年11月17日1694年10月12日)はイギリスの貴族、政治家。有名なアングロ・アイリッシュ英語版[注 1]の家系に生まれた。 

経歴

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チャールズは1639年11月17日、初代バーリントン伯爵リチャード・ボイルとその妻エリザベスの子として生まれ[2]、誕生の時から儀礼称号としてダンガーヴァン子爵 [注 2]を称していた。1654年にオックスフォード大学クライスト・チャーチに入学、1660年4月から8月までグランドツアーに出てオランダとフランスを旅した[2]。このほか、1669年にミドル・テンプルに、1675年にグレイ法曹院に入学した[3]

1663年2月20日、繰上勅書により正式にダンガーヴァン子爵を承継しアイルランド貴族院議員となった[2]。1664年1月6日、王立協会フェローに選出された[3]。しかし、会費を支払わらなかったとして1685年7月22日に王立協会から追放された[3]

1670年から79年までタムワース選挙区英語版からイングランド庶民院議員に選出され、1679年以降はヨークシャー選挙区英語版選出となった[2]。1689年7月16日には繰上勅書により父からレインズバラのクリフォード男爵位を承継し、イングランド貴族院議員となった[2]

1691年の母の死により、クリフォード男爵位を承継した。1694年10月12日、チャールズは父親に先立って死去、爵位は長男のチャールズに承継された[4]:174

家族

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チャールズは1661年5月7日、ジェーン・シーモア(1637年 - 1679年11月23日)と結婚した。彼女は、第2代サマセット公爵ウィリアム・シーモアとその妻フランシス英語版の四女だった。2人は2男3女をもうけた。

1679年にジェーンが亡くなり、チャールズは1688年に初代バークレー伯爵ジョージ・バークレー英語版の娘アレトゥーサ(1664年 - 1743年2月11日)と結婚し、1女をもうけた。

系譜図

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バーリントン伯爵 (1664年創設、初代-第3代) ・ダンガーヴァン子爵 (初代-第8代) 系譜図
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リチャード・ボイル
初代コーク伯爵
初代ダンガーヴァン子爵
(1566-1643)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リチャード・ボイル
初代バーリントン伯爵
第2代コーク伯爵
第2代ダンガーヴァン子爵
(1612-1698)
 
 
 
 
 
ロジャー・ボイル
初代オーラリー伯爵
(1621-1679)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
チャールズ・ボイル
第3代ダンガーヴァン子爵
(1639-1694)
 
リチャード・ボイル
(1640年代-1665)
 
ロジャー・ボイル
第2代オーラリー伯爵
(1649-1682)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
チャールズ・ボイル
第2代バーリントン伯爵
第3代コーク伯爵
第4代ダンガーヴァン子爵
(1660-1704)
 
ヘンリー・ボイル
初代カールトン男爵
(1669-1725)
 
ライオネル・ボイル
第3代オーラリー伯爵
(1671-1703)
 
 
チャールズ・ボイル
第4代オーラリー伯爵
(1674-1731)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リチャード・ボイル
第3代バーリントン伯爵
第4代コーク伯爵
第5代ダンガーヴァン子爵
(1694-1753)
 
 
 
 
 
 
ヘンリエッタ・ハミルトン
(-1732)
 
ジョン・ボイル
第5代コーク伯爵
第5代オーラリー伯爵
第6代ダンガーヴァン子爵
(1707-1762)
 
マーガレット・ハミルトン
(1710-1758)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハミルトン・ボイル
第6代コーク伯爵
第6代オーラリー伯爵
第7代ダンガーヴァン子爵
(1729-1764)
 
エドマンド・ボイル
第7代コーク伯爵
第7代オーラリー伯爵
第8代ダンガーヴァン子爵
(1742-1798)

注釈

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  1. ^ アングロ・アイリッシュ英語版 (Anglo-Irish) とは、19世紀から20世紀初頭におけるアイルランドの特権的社会階級である[1]
  2. ^ ダンガーヴァン英語版 (Dungarvan) はアイルランドウォーターフォード県の港町。

脚注

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  1. ^ The Anglo-Irish, Fidelma Maguire, University College Cork and Donnchadh Ó Corráin 2017年5月29日閲覧
  2. ^ a b c d e Mimardière, A. M.; Cruickshanks, Eveline (1983). "BOYLE, Charles, Lord Clifford (1639-94), of Londesborough, Yorks.". In Henning, B. D. (ed.). The House of Commons 1660-1690 (英語). The History of Parliament Trust. 2023年1月29日閲覧
  3. ^ a b c "Boyle; Charles (1639 - 1694); Viscount Dungarvan; politician". Record (英語). The Royal Society. 2023年1月29日閲覧
  4. ^ John Lodge (英語版), Mervyn Archdall (英語版). "The peerage of Ireland; or, A genealogical history of the present nobility of that kingdom .." Dublin, J. Moore (1789) vol.1 2017年5月29日閲覧。
イングランド議会 (en
先代
ジョン・スウィンフェン英語版
ジョン・フェラーズ英語版
庶民院議員(タムワース選挙区英語版選出)
1670年 – 1679年
同職:ジョン・スウィンフェン英語版
次代
ジョン・スウィンフェン英語版
トマス・シン英語版
先代
コンヤーズ・ダーシー
サー・トマス・スリングスビー準男爵
庶民院議員(ヨークシャー選挙区英語版選出)
1679年 – 1689年
同職:ヘンリー・フェアファクス 1679年 – 1685年
サー・ジョン・ケイ準男爵 1685年 – 1689年
次代
サー・ジョン・ケイ準男爵
トマス・フェアファクス
アイルランドの爵位
先代
リチャード・ボイル
ダンガーヴァン子爵
(繰上勅書による)

1663年 – 1694年
次代
チャールズ・ボイル
イングランドの爵位
先代
リチャード・ボイル
レインズバラのクリフォード男爵
(繰上勅書による)

1689年 – 1694年
次代
チャールズ・ボイル
先代
エリザベス・ボイル
クリフォード男爵
1691年 – 1694年