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サラエヴォ国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サラエヴォ国際空港
Međunarodni Aerodrom Sarajevo
Međunarodna zračna luka Sarajevo
Међународни аеродром Сарајево

Sarajevo International Airport
IATA: SJJ - ICAO: LQSA
概要
国・地域 ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ボスニア・ヘルツェゴビナ
所在地 イリジャ市ブトミル地区
母都市 サラエヴォ
種類 公共
運営者 Bosnia and Herzegovina Directorate of Civil Aviation (BHDCA)
標高 521 m (1708 ft)
座標 北緯43度49分28秒 東経18度19分53秒 / 北緯43.82444度 東経18.33139度 / 43.82444; 18.33139座標: 北緯43度49分28秒 東経18度19分53秒 / 北緯43.82444度 東経18.33139度 / 43.82444; 18.33139
公式サイト sarajevo-airport.ba
地図
空港の位置
空港の位置
SJJ/LQSA
空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
12/30 YES 2,600×46 舗装
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サラエヴォ国際空港(サラエヴォこくさいくうこう、ボスニア語: Međunarodni Aerodrom Sarajevoクロアチア語: Međunarodna zračna luka Sarajevoセルビア語: Међународни аеродром Сарајево)は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ首都サラエヴォにある国際空港。同国のフラッグ・キャリアであるフライボスニアハブ空港である。

歴史

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1960年代半ば頃、既存の小規模飛行場では需要に対応できないため、大規模な空港が計画された。サラエヴォから35km離れたソコラツに空港を造るという提案が退けられた後、1966年、現在の場所で空港の建設が始まった。

1969年6月2日、サラエヴォ・イリジャ空港(Sarajevo-Ilidža Airport)が開港。1970年には、初の国際線としてドイツフランクフルト向け国際線が就航した。1984年サラエヴォオリンピックに合わせて最初の拡張工事が完成。滑走路が200メートル延長された。

1992年ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の始まった最初の週に、空港はセルビア人勢力によって支配された。同年6月より空港は国連の管理下に置かれ、人道援助用などに使用されたが、戦禍で大きく破壊された。また包囲下のサラエヴォから脱出する唯一の方法が、空港の滑走路を渡って向こう側にある政府の支配領域に着くことであったため、滑走路の下にトンネルが掘られるまで、およそ800人がセルビア人勢力の狙撃手に射殺されると言う悲劇も起こった。[1]

1995年12月のデイトン合意成立後、1996年8月16日に民間航空事業が再開、空港は改修、再整備された。2003年10月に元ボスニア・ヘルツェゴビナ大統領アリヤ・イゼトベゴヴィッチが死去すると、彼の栄誉を称えて空港の改称が決定されたが、そのような名前の変更はボシュニャク人でない市民を疎遠にし、和解プロセスの土台を崩してしまうだろうと言う理由から、2005年10月18日ボスニア・ヘルツェゴビナ上級代表のパディ・アシュダウン(Paddy Ashdown)によって、この改称は中止させられた。[2]

空港が再開した1996年にはわずか25,000人であった利用客は、10年後の2006年には466,186人に増加し、更に2008年には506,398人を記録している。[3]

就航路線

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2023年11月現在

航空会社就航地
セルビアの旗 エア・セルビア ベオグラード
クロアチアの旗 クロアチア航空 ザグレブ
ギリシャの旗 オリンピック航空 スコピエ
ハンガリーの旗 ウィズエアー ロンドン/ルートン
オーストリアの旗 オーストリア航空 ウィーン
ポーランドの旗 LOTポーランド航空 ワルシャワ
スイスの旗 スイス インターナショナル エアラインズ チューリッヒ
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト
ドイツの旗 ユーロウィングス ケルン/ボンシュトゥットガルト[4]
ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル [季節運航] オスロ/ガーデモエンストックホルム/アーランダ
トルコの旗 ターキッシュ・エアラインズ イスタンブール[5]
トルコの旗 アナドルジェット イスタンブール/サビハ
トルコの旗 ペガサス航空 イスタンブール/サビハ
サウジアラビアの旗 フライナス ジェッダ
アラブ首長国連邦の旗 フライドバイ ドバイ

旅客数推移

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年度別実績[3]
旅客数 増減率 発着回数
2013 665,638 11,026
2014 709,901 増加06.6% 12,074
2015 772,904 増加08.8% 11,107
2016 838,966 増加08.5% 11,399
2017 957,971 増加014.2% 12,775
2018 1,046,635 増加09.2% 13,432

脚注

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  1. ^ (英語)Historijski razvoj aerodroma - aerodrom Sarajevo”. 2020年1月6日閲覧。
  2. ^ (英語)https://web.archive.org/web/20070926234242/http://www.ohr.int/ohr-dept/presso/pressr/default.asp?content_id=35695”. 2020年1月6日閲覧。
  3. ^ a b (英語)Statistika - aerodrom Sarajevo”. 2020年1月6日閲覧。
  4. ^ (英語)Our flight schedule - Information”. Eurowings.com. 4 January 2020閲覧。
  5. ^ (英語)Istanbul New Airport Transition Delayed Unti”. 2020年1月4日閲覧。