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りゅう座7番星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
りゅう座7番星[1]
7 Draconis
仮符号・別名 天一[2]、天乙[2]
(Tianyi[3])
星座 りゅう座
見かけの等級 (mv) 5.423[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  12h 47m 34.3447282267s[1]
赤緯 (Dec, δ) +66° 47′ 25.097738333″[1]
赤方偏移 0.000022[1]
視線速度 (Rv) 6.57 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 6.674 ミリ秒/年[1]
赤緯: -6.498 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 4.1601 ± 0.1056ミリ秒[1]
(誤差2.5%)
距離 780 ± 20 光年[注 1]
(240 ± 6 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -1.5[注 2]
7番星の位置
物理的性質
スペクトル分類 K5III[1]
色指数 (B-V) +1.56[4]
他のカタログでの名称
BD +67 764[1],
FK5 3020[1],
Gaia DR2 1679124752931512960[1],
HD 111335[1],
HIP 62423[1],
HR 4863[1],
SAO 15902[1]
Template (ノート 解説) ■Project

りゅう座7番星(りゅうざ7ばんせい、7 Dra / 7 Draconis)は、りゅう座恒星で5等星。

名称

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天一[2](天乙[2]Tianyi)は、古代中国の天文学において、天球天の北極を中心に3つの天区に分けた「三垣(さんえん)」の1つ「紫微垣(しびえん)」の中にある星官で、天界最高の至上神と看做された[2]。天一は、りゅう座10番星と同定されていた[5]が、2017年6月30日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、りゅう座7番星の固有名として、Tianyi を正式に承認した[3]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Results for 7 Dra”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2018年7月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e 大崎正次 1987, p. 170.
  3. ^ a b IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合 (2017年6月30日). 2017年7月15日閲覧。
  4. ^ Hoffleit, D.; Warren, W. H., Jr. (1995-11). “Bright Star Catalogue, 5th Revised Ed.”. VizieR On-line Data Catalog: V/50. Bibcode1995yCat.5050....0H. https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ5a76628e9487&-out.add=.&-source=V/50/catalog&recno=4863. 
  5. ^ 大崎正次 1987, p. 299.

参考文献

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  • 大崎正次『中国の星座の歴史』雄山閣出版、1987年5月5日。ISBN 978-4639006473