ベアー・スターンズ

ベアー・スターンズ（Bear Stearns）は、アメリカのニューヨークに本社を置いていた、大手投資銀行及び証券会社である。1923年にジョセフ・ベアとロバート・スターンズ、ハロルド・メイヤーのユダヤ系の3人によって、エクイティ証券会社として創立された。

ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズに次ぐ、アメリカ第5位の投資銀行・証券会社大手の1つであり、アメリカ5大証券の一角を担ったが、5大証券の売上高の規模では常に5大証券の中では最下位であり、業界4位だったリーマン・ブラザーズと同じく、大手3社に離されまいとする焦りが、リスクを無視した投資に繋がった。2007年にアメリカにおけるサブプライムローン問題が原因で経営が急速に悪化、ニューヨーク連邦準備銀行が緊急融資を行い、2008年 5月30日付けで、同業のJPモルガン・チェースに救済買収された。