衣浦豊田道路
地域高規格道路 | |
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衣浦豊田道路 都市計画道路 衣浦豊田線 | |
路線延長 | 40 km |
起点 | 愛知県豊田市勘八町(豊田勘八IC) |
終点 | 愛知県碧南市港本町(港本町交差点) |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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衣浦豊田道路(きぬうらとよたどうろ)は、愛知県豊田市から同県碧南市を結ぶ地域高規格道路である。そのうち豊田市生駒町から知立市新林町間の約4.3 kmが一般有料道路「衣浦豊田道路」として供用されている。
本項では有料区間について詳述する。無料区間(豊田北バイパス、豊田南バイパス、国道419号、国道247号)の詳細は各項を参照。
概要
豊田市、知立市、刈谷市、高浜市及び碧南市を縦貫し、西三河内陸工業地帯と衣浦港(衣浦臨海工業地帯)を結ぶ主要幹線道路である。合併施行方式で建設され、一部区間を道路整備特別措置法による有料道路で供用している。
全区間
路線データ
- 起点 : 愛知県豊田市(東海環状自動車道豊田勘八IC)
- 終点 : 愛知県碧南市(港本町交差点)
- 概略延長 : 40 km
- 幅員 : 17 - 45 m
- 車線数 : 暫定2車線(一部4車線及び6車線)
- 全体事業費 : 659億円
構成道路
- 都市計画道路 衣浦豊田線
- 国道155号(豊田南バイパス、一部国道419号重複区間)
- 開通区間 : 東新町(国道153号豊田西バイパス交点) - 有料区間仮出入口 - 生駒IC/駒場町朝日交差点 - 駒場町向金交差点(生駒ICから国道419号線方面と分岐)
- 車線数
- 6車線 : 有料区間仮出入口 - 生駒IC/駒場町朝日交差点(国道155号4車線 + 国道419号2車線)
- 4車線 : 堤町五月池交差点 - 有料区間仮出入口
- 暫定2車線 : 豊田西バイパス交点 - 堤町五月池交差点、駒場町朝日交差点 - 駒場町向金交差点
- 国道419号
- 開通区間 : 全線
- 車線数
- 4車線 : 生駒IC - 平松橋南交差点
- 暫定2車線 : 平松橋南交差点 - 高浜高架橋
- 国道247号
- 開通区間 : 全線
- 車線数
- 4車線 : 浜町交差点 - 港本町交差点
- 暫定2車線(一部3車線) : 高浜高架橋 - 浜町交差点
交差する道路
※ 印のある道路とは立体交差による接続(接続しない交差路線は未掲載)。
- 豊田北バイパス区間(国道153号)
- 豊田南バイパス区間(国道155号)
- 愛知県道520号豊田東郷線(予定)
- 愛知県道284号宮上知立線(予定)
- 国道153号(豊田西バイパス)
- ※ E1 東名高速道路(豊田IC)
- ※ 愛知県道76号豊田安城線
- ※ 愛知県道489号本地鴛鴨線
- ※ 愛知県道232号鴛鴨三好線
- 愛知県道56号名古屋岡崎線
- 国道419号(有料区間仮出入口)
- 愛知県道56号名古屋岡崎線(新道)・E1A 伊勢湾岸自動車道(豊田南IC) - 県道56号新道経由
- 国道419号(生駒IC)
- 国道419号(現道、旧国道155号線)
- 一般有料道路「衣浦豊田道路」区間(国道419号)
- ※ 知立市道八橋町15号線(八橋IC)
- ※ 国道1号(牛田IC)
- ※ 愛知県道298号安城知立線(新林IC)
- 国道419号区間
- ※ 国道23号(知立バイパス西中IC)
- ※ 愛知県道48号岡崎刈谷線
- 愛知県道245号半城土広小路線
- 愛知県道296号小垣江安城線
- 愛知県道299号南中根小垣江線
- 愛知県道304号碧南高浜環状線
- ※ 愛知県道50号名古屋碧南線
- ※ 愛知県道47号岡崎半田線
- ※ 愛知県道46号西尾知多線
- ※ 国道247号(衣浦大橋)
- 国道247号区間
- ※ 愛知県道301号西尾新川港線(明石IC)
- ※ 愛知県道45号安城碧南線(碧IC)
- 愛知県道265号碧南半田常滑線(衣浦トンネル)
- 国道247号(蒲郡方面)
有料区間
地域高規格道路 一般有料道路 | |
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衣浦豊田道路 国道419号 | |
路線延長 | 4.3 km |
開通年 | 2004年(平成16年) |
起点 | 豊田市生駒町東山(生駒IC) |
終点 | 知立市新林町茶野 |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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有料区間の道路名は地域高規格道路名と同じ衣浦豊田道路(きぬうらとよたどうろ)である。同区間の建設は愛知県道路公社によって行われ、開通から2016年(平成28年)9月までは同社によって運営されていたが、同年10月1日より路線運営が愛知道路コンセッションに移管された[1]。
当該区間は知立市域を北東から南西に縦貫し、国道1号、国道23号、国道155号といった幹線道路網や伊勢湾岸自動車道とのネットワークを担う道路として計画された。また知立市内の交通渋滞緩和のため全線が高架構造となり、知立市内を東西に横断する国道1号や名鉄名古屋本線などと立体交差している。これにより国道155号経由と比べ日中約10分、朝夕ラッシュ時は約30分の時短が実現した[2]。
中部国際空港や第二東名高速道路(現・伊勢湾岸自動車道)の計画に合わせて急遽有料道路として建設された経緯があり、開業から半年経過した2004年(平成16年)7月末時点の交通量は愛知県道路公社が予想した平均27,867台/日に対して4,627台/日と大きく下回っていた[3]。2009年(平成21年)7月から2011年(平成23年)3月までの間、地方道路公社社会実験協議会によって回数券の割引率を30 %に引き上げる社会実験も実施されたが、それによる誘発率(社会実験の実施により道路利用が増えたと推定される交通量)は2.57 %と低く、減少する交通量に一定の歯止めをかけたものの、大きな増加には繋がらなかった[4]。
路線データ
- 起点 : 豊田市生駒町東山(生駒IC)
- 終点 : 知立市新林町茶野
- 計画延長 : 4.3 km
- 幅員 : 19.5 m
- 車線数 : 4車線
- 設計速度 : 80 km/h
- 道路建設費 : 235.1億円
- 料金徴収期間 : 2004年3月6日 - 2034年3月5日[5]
歴史
- 1994年(平成6年)12月16日:地域高規格道路計画路線に指定[6]
- 1995年(平成7年)4月28日:知立市牛田町 - 知立市西中町(延長3km) 整備区間[注釈 1]に指定
- 1996年(平成8年)8月30日:豊田市 - 知立市(延長2km) 調査区間[注釈 2]に指定
- 1997年(平成9年)9月10日:豊田市 - 知立市(延長2km) 整備区間に指定
- 1999年(平成11年)9月15日:工事着手[7]
- 2004年(平成16年)3月6日:有料道路区間 生駒IC - 新林IC開通[8]
- 2009年(平成21年)7月18日:回数券の割引率を上げる料金引き下げ社会実験を実施(2011年(平成23年)3月31日まで)[4]。
- 2016年(平成28年)
インターチェンジなど
施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
衣浦豊田道路(国道155号豊田南バイパス) 勘八方面 | ||||
生駒IC | 国道155号(豊田南バイパス)(E1A 伊勢湾岸自動車道豊田南IC) | 0.0 | 知立方面出入口のみ | 豊田市 |
八橋IC | 1.3 | 知立方面出入口のみ | 知立市 | |
牛田IC/TB | 国道1号 | 2.0 | 本線料金所併設 | |
新林IC | 愛知県道298号安城知立線 | 3.6 | 豊田方面出入口のみ | |
(終点) | 国道419号 | 4.3 | ||
衣浦豊田道路(国道419号) 碧南方面 |
通行料金
車種 | 車種詳細 | 料金:単位(円) | ||
---|---|---|---|---|
全線利用 | 生駒 - 牛田 | 牛田 - 新林 | ||
普通車 | 小型乗用自動車 小型貨物自動車 普通乗用自動車 けん引自動車(けん引自動車が軽自動車で被けん引車が1軸) |
200 | 100 | 100 |
中型車 | 普通貨物自動車(総重量8トン未満・最大積載5トン未満・3軸以下) マイクロバス けん引自動車(けん引自動車が軽自動車で被けん引車が2軸以上) けん引自動車(けん引自動車が小型乗用及び普通乗用で被けん引車が1軸) |
260 | 100 | 160 |
大型車 | 中型バス(8トン以上・9 m以下・29人以下) 定期路線バス 普通貨物自動車(総重量8トン以上又は最大積載5トン以上・3軸以下) 普通貨物自動車(総重量25トン以下・4軸) けん引自動車(小型・普通 + 2軸以上、普通貨物 + 1軸) |
370 | 160 | 210 |
特大車 | 観光バス 普通貨物自動車(4軸以上) 大型特殊自動車 |
580 | 260 | 320 |
軽自動車等 | 軽自動車 自動二輪車(125 cc超) |
160 | 60 | 100 |
軽車両等 | 原動機付自転車(50 cc超125 cc以下) | 20 | 10 | 10 |
※ 通行できない車両:小型特殊自動車、50 cc以下の原動機付自転車、軽車両(自転車を含む)
※ ETCは利用できない。
ギャラリー
-
豊田北バイパス
豊田市勘八町 -
豊田南バイパス
豊田市柿本町 -
有料区間仮出入口
豊田市花園町 -
有料区間起点の生駒IC
豊田市生駒町 -
牛田本線料金所
知立市牛田町 -
有料区間終点
知立市新林町 -
国道419号区間(4車線化工事中)
高浜市芳川町 -
国道247号区間(4車線化工事中)
碧南市明石町
脚注
注釈
出典
- ^ 愛知県有料道路運営等事業(有料道路コンセッション)について - 愛知県
- ^ 「遠く」を「近く」へ変える道「衣浦豊田道路」、とよたcci.mail 豊田商工会議所だより、2005年4月号、豊田商工会議所
- ^ 平成16年知立市議会9月定例会会議録 9月9日(木)第2号 - 知立市議会
- ^ a b 料金引下げ社会実験の実施結果について(愛知県道路公社の有料道路) - 愛知県
- ^ “公共施設等運営権の設定について”. 2020年8月23日閲覧。
- ^ 地域高規格道路、愛知県建設部道路建設課
- ^ 愛知県道路公社(編)『愛知県道路公社設立30周年記念誌』愛知県道路公社、2002年、51頁。
- ^ 刈谷市議会史 第二巻(本編)、刈谷市議会、2015年、177頁
- ^ 『愛知県有料道路運営等事業 公共施設等運営権実施契約の主な内容』(プレスリリース)愛知県道路公社、2016年8月31日 。2016年9月9日閲覧。
参考資料
- 第二東名とネットワークを形成し、都市間交通の円滑化を図る、建設グラフ2003年11月号
- 西三河交流圏推進協議会 (2008年6月13日). “西三河の幹線道路網整備の促進に関する要望書”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月14日閲覧。
- 平成22年度 愛知県包括外部監査結果報告書 「道路事業にかかる財務に関する事務の執行について」、愛知県、15頁
関連項目
外部リンク
- 衣浦豊田道路 - 愛知道路コンセッション
- 都市計画道路 衣浦豊田線の整備 - 愛知県