コンテンツにスキップ

一塩化臭素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2024年7月8日 (月) 08:43; Anakabot (会話 | 投稿記録) による版 (Bot作業依頼#Cite webテンプレートのdeadlink、deadlinkdate引数の移行)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
一塩化臭素
Bromine monochloride
{{{画像alt1}}}
{{{画像alt2}}}
識別情報
CAS登録番号 13863-41-7
ChemSpider 55600 チェック
EC番号 237-601-4[1]
特性
化学式 BrCl
モル質量 115.357 g/mol
外観 赤茶色の気体
密度 2.172 g/cm³
融点

-66 °C, 207 K, -87 °F

沸点

°C, 278 K, 41 °F

その他の溶媒への溶解度 1.5 g/L
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 1713
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一塩化臭素(いちえんかしゅうそ、: Bromine monochloride)は、化学式BrClの、臭素塩素からなるハロゲン間化合物。強力な酸化剤としての性質を持つ。

用途

[編集]

低レベルの水銀分析や、工業用冷却水循環システム殺菌消毒および藻類の防除[2]リチウム電池の電圧やエネルギー密度向上に使われる[3]

脚注

[編集]
  1. ^ Gangolli, S.; Royal Society of Chemistry (1999). The Dictionary of Substances and Their Effects. p. 676. ISBN 0854048081 
  2. ^ Materials Entering Evaluation Process”. California Department of Pesticide Regulation (2005年10月12日). 2008年7月9日閲覧。
  3. ^ Battery Chemistry - Lithium / Thionyl Chloride”. GlobalSpec. 2007年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月9日閲覧。

外部リンク

[編集]
ハロゲン間化合物
フッ素 塩素 臭素 ヨウ素 アスタチン
フッ素 F2
塩素 ClF ClF3 ClF5 Cl2
臭素 BrF BrF3 BrF5 BrCl BrCl3 Br2
ヨウ素 IF IF3 IF5 IF7 ICl I2Cl6 IBr IBr3 I2
アスタチン AtCl  AtBr  AtI At2?