ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のソースを表示

{{pp-vandalism|small=yes}}
{{Infobox Film
| 作品名 = ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
| 原題 = Jurassic World: Dominion
| 画像 = 
| 画像サイズ = 
| 画像解説 = 
| 監督 = [[コリン・トレヴォロウ]]
| 脚本 = コリン・トレヴォロウ<br />{{仮リンク|エミリー・カーマイケル|en|Emily Carmichael (filmmaker)}}
| 原作 = '''キャラクター創造'''<br />[[マイケル・クライトン]]
| 原案 = コリン・トレヴォロウ<br />{{仮リンク|デレク・コノリー|en|Derek Connolly}}
| 製作 = [[フランク・マーシャル]]<br />パトリック・クローリー
| 製作総指揮 = [[スティーヴン・スピルバーグ]]<br />コリン・トレヴォロウ
| 出演者 = [[クリス・プラット]]<br />[[ブライス・ダラス・ハワード]]<br />[[イザベラ・サーモン]]<br / >[[ローラ・ダーン]]<br />[[ジェフ・ゴールドブラム]]<br />[[サム・ニール]]<br />{{仮リンク|ディワンダ・ワイズ|en|DeWanda Wise}}<br />[[ママドゥ・アティエ]]<br />[[B・D・ウォン]]<br />[[オマール・シー]]<br />[[キャンベル・スコット]]
| 音楽 = [[マイケル・ジアッチーノ]]
| 撮影 = [[ジョン・シュワルツマン]]
| 編集 = {{仮リンク|マーク・サンガー|en|Mark Sanger}}
| 製作会社 = [[アンブリン・エンターテインメント]]<br />[[パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ]]<br />[[ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー]]
| 配給 = {{Flagicon|USA}} [[ユニバーサル・ピクチャーズ]]<br />{{Flagicon|JPN}} [[東宝東和]]
| 公開 = {{Flagicon|USA}} [[2022年]][[6月10日]]<br />{{Flagicon|JPN}} 2022年[[7月29日]]
| 上映時間 = 147分（劇場公開版）<br />161分（エクステンデッド版）
| 製作国 = {{USA}}
| 言語 = [[英語]]
| 製作費 = 
| 興行収入 = {{flagicon|World}} $1,001,136,080<ref name=boxoffice>{{Cite news|url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl4043671041/?ref_=bo_da_table_16|title=Jurassic World Dominion|work=[[Box Office Mojo]]|accessdate=2022-10-11}}</ref><br />{{flagicon|USA}} $376,009,080<ref name=boxoffice /><br/>{{Flagicon|JPN}} 63億2200万円<ref>『キネマ旬報』2023年3月下旬特別号 p.35</ref>
| 前作 = [[ジュラシック・ワールド/炎の王国]]
| 次作 = {{仮リンク|ジュラシック・ワールド/リバース|en|Jurassic World Rebirth}}
}}
『'''ジュラシック・ワールド/新たなる支配者'''』（ジュラシック・ワールド/あらたなるしはいしゃ、原題: ''Jurassic World: Dominion''）は、[[2022年の映画|2022年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の[[SF映画|SF]][[アドベンチャー映画]]。監督は[[コリン・トレヴォロウ]]、脚本は{{仮リンク|エミリー・カーマイケル|en|Emily Carmichael (filmmaker)}}が務める。『[[ジュラシック・ワールド/炎の王国]]』（2018年）の続編で、「[[ジュラシック・パーク]]」フランチャイズの第6作目であり、「ジュラシック・ワールド」三部作の第3作目であり、完結編である。

[[ユニバーサル・ピクチャーズ]]による配給で、アメリカでは2021年6月11日に公開予定だったが、後に1年後の2022年6月10日に延期された<ref name=river>{{Cite news|url=https://theriver.jp/jw3-delayed-202206/|title=『ジュラシック・ワールド』第3作が丸1年延期、2022年6月米公開に|work=THE RIVER.com|date=2020-10-07|accessdate=2020-10-07|author=SAWADY}}</ref>。[[日本]]では2022年7月29日公開<ref name=邦題1/><ref name=邦題2/><ref name=邦題3/>。

アラン・グラント役の[[サム・ニール]]とエリー・サトラー役の[[ローラ・ダーン]]が21年ぶりにシリーズ作品に出演した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0130555|title=『ジュラシック・ワールド』サム・ニール、グラント最大の後悔はエリーとの破局　21年ぶり再演への思い|publisher=シネマトゥデイ|date=2022-06-10|accessdate=2022-06-14}}</ref>。

== ストーリー ==
'''イスラ・ヌブラル島'''からアメリカ本土に連れてこられた恐竜たちが、'''メイジー・ロックウッド'''の手で人間の世界に解き放たれてから、4年の月日が流れた。恐竜たちは繁殖して世界中に生息地を広げ、今や地球は、現旧の地上の支配者である「人間」と「恐竜」が混在する新たな世界「'''ジュラシック・ワールド'''」と化していた。恐竜たちによる人間社会への被害が問題になる中、恐竜を欲望のために利用する人間達もいた。そんな中、かつて恐竜のテーマパーク「'''ジュラシック・パーク'''」を建造したインジェン社のライバル企業であった'''バイオシン社'''が、CEOの'''ルイス・ドジスン'''の指揮の下、イタリアのドロミーティ山脈に恐竜の保護施設「'''バイオシン・サンクチュアリ'''」を設立した。

'''オーウェン'''と'''クレア'''は、恐竜の保護活動をしながら、シエラネバダの麓でメイジーと共に暮らしていた。二人はメイジーを実の娘のように思い育ててきたが、特異な存在である彼女の身の安全を考え、メイジーの行動範囲を厳しく制限していた。13歳になり思春期に入ったメイジーは、そういった行動制限を疎ましく思っており、今の生活を窮屈に感じて自由を求めていた。すぐ近くの森には、オーウェンがかつてジュラシック・ワールドで調教したヴェロキラプトルの'''ブルー'''と、ブルーの子供の'''ベータ'''が住んでいた。

ある日、オーウェン達に反発して外出したメイジーが、ベータ共々、密猟者の'''レイン・デラコート'''に攫われてしまう。2人は密猟者を追跡し、恐竜の闇取引が行われている地中海のマルタ島を訪れる。そこでオーウェン達は、かつてジュラシック・ワールドで共にラプトルを調教した同僚であり、今はCIAとなっていた'''バリー'''の手引きで、闇市場に施入する。そこで、メイジーとベータが闇市場を牛耳る'''ソヨナ・サントス'''の手からバイオシン社に引き渡され、バイオシン・サンクチュアリに移送されたことを突き止めるが、サントスが放った'''アトロキラプトル'''に追われることになる。街中でアトロキラプトルと激しいチェイスを繰り広げ、クレアは闇市場で知り合ったパイロットの'''ケイラ'''に助けられ、オーウェンは危機一髪のところでアトロキラプトルを振り切り、二人はケイラの操縦する飛行機でバイオシン・サンクチュアリに向かう。

同じ頃、アメリカの中西部では、大量発生した巨大なイナゴに農家の穀物畑が食い荒らされる被害が多発していた。その調査のため現場の農場を訪れた古植物学者'''エリー・サトラー博士'''は、バイオシン社が開発した穀物の種を使用したという近隣の農場が巨大イナゴの被害を全く受けていないことに気付き、疑念を抱く。このまま巨大イナゴの被害が拡大すれば世界の食料供給が重大な危機に晒されると考えたエリーは、捕獲した巨大イナゴを持って、顔馴染みの古生物学者の'''アラン・グラント博士'''に協力を要請する。アランはイナゴを詳しく調べ、白亜紀の生物の特徴があることに気付き、バイオシン社がイナゴに白亜紀の生物のDNAを組み込んで改良しているのではないかという仮説を立てる。二人はそれを確かめるため、かつて共にジュラシック・パーク事件の当事者であった数学者で、今はバイオシン社に雇われている'''イアン・マルコム博士'''のつてでバイオシン・サンクチュアリに向かう。

それぞれの目的で、バイオシン・サンクチュアリに向かうオーウェン一行とアラン一行。その先では、バイオシン社が企む陰謀と、史上最大の肉食恐竜'''ギガノトサウルス'''の脅威が待ち受けていた。

== キャスト ==
=== 主要人物 ===
; {{仮リンク|オーウェン・グレイディ|en|Owen Grady}}
: 演 - [[クリス・プラット]]、日本語吹替 - [[玉木宏]]<ref name="today220502">{{Cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129986|title=『ジュラシック・ワールド』完結編、玉木宏＆木村佳乃が吹替続投　レジェンド＆新恐竜登場の予告編公開|newspaper=シネマトゥデイ|date=2022-05-02|accessdate=2022-05-02}}</ref><ref name="fukikaeru">{{Cite web|和書|url=https://www.fukikaeru.com/?p=18617|title=ジュラシック・ワールド／新たなる支配者　－日本語吹き替え版|website=ふきカエル大作戦!!|date=2022-07-29|accessdate=2022-07-29}}</ref>
: 主人公。ジュラシック・ワールドの元恐竜監視員。現在は[[シエラネバダ山脈 (アメリカ合衆国)|シエラネバダ]]の麓でクレアやメイジーと暮らしている。
: 近辺に出没した恐竜の保護を行う傍ら、メイジーの養育に苦労している。
; {{仮リンク|クレア・ディアリング|en|Claire Dearing}}
: 演 - [[ブライス・ダラス・ハワード]]、日本語吹替 - [[木村佳乃]]<ref name="today220502" /><ref name="fukikaeru" />
: ジュラシック・ワールドの元管理責任者。恐竜保護グループ「Dinosaur Protection Group（略称：DPG）」のリーダー。
: メイジーの養育とともにDPGの活動も続けるが、絶えない密猟・密売を撲滅しようと無茶をしでかすことが多くなり、ジアやフランクリンからは難色を示されている。
; {{仮リンク|メイジー・ロックウッド|en|Maisie Lockwood}}<ref name=cast-list>[https://www.cinemablend.com/news/2482815/jurassic-world-3-an-updated-cast-list Jurassic World 3: An Updated Cast List]</ref>
: 演 - [[イザベラ・サーモン]]、日本語吹替 - [[住田萌乃]]<ref name="fukikaeru" />
: シャーロット・ロックウッドの娘であり、恐竜たちを人間の世界へと開放した張本人。
: 前作ではシャーロットのクローンだと言われていたが、子供が欲しかったシャーロットが[[無性生殖]]技術を使って、シャーロット自身が生んだ娘だという事が判明した。
: 無性生殖なので父親は存在しない。
: 13歳の思春期に入り、自身のアイデンティティへの悩みから、彼女の安全を考え遠出をしないよう釘を刺すオーウェンやクレアとの喧嘩が絶えなかった。バイオシン社の依頼を受けたデラコート達によってベータ共々攫われる。
; {{仮リンク|アラン・グラント|en|Alan Grant (character)}}
: 演 - [[サム・ニール]]、日本語吹替 - [[菅生隆之]]<ref name="today220630">{{Cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0130978|title=『ジュラシック・ワールド』完結編、グラント博士は菅生隆之！大塚芳忠・井上喜久子ら声優発表|newspaper=シネマトゥデイ|date=2022-06-30|accessdate=2022-06-30}}</ref><ref name="fukikaeru" /><ref>『[[ジュラシック・パーク (映画)| ジュラシック・パーク]]』では[[富山敬]]、『[[ジュラシック・パークIII]]』では[[小川真司]]が演じていたが両名とも故人となっている。</ref>
: 古生物学者。かつての[[ジュラシック・パーク|イスラ・ヌブラル島事件]]の当事者の一人で、後にカービー一家に巻き込まれて[[ジュラシック・パークIII|イスラ・ソルナ島]]でもサバイバルを経験した。
: 現在は[[モンタナ州]]から[[ユタ州]]に調査の拠点を変えていたが、エリーに誘われバイオシン社の陰謀を探る旅に出る。
; {{仮リンク|エリー・サトラー|en|Ellie Sattler}}
: 演 - [[ローラ・ダーン]]、日本語吹替 - [[井上喜久子]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" /><ref>『[[ジュラシック・パーク (映画)| ジュラシック・パーク]]』では[[弥永和子]]、『[[ジュラシック・パークIII]]』では[[安藤麻吹]]が演じていた。</ref>
: 古植物学者。かつてのイスラ・ヌブラル島事件の当事者の一人。
: 3作目では外交官のマーク・デグラーと結婚し2児を授かっていたが、現在は離婚し子ども達も巣立ったため、再び学者として復帰した。
: 全米で問題となっている巨大イナゴが、バイオシン社によって引き起こされた[[バイオハザード]]であることに勘付き、アランと共に調査に乗り出す。
; {{仮リンク|イアン・マルコム|en|Ian Malcolm (character)}}
: 演 - [[ジェフ・ゴールドブラム]]、日本語吹替 - [[大塚芳忠]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" />
: 数学者で、[[カオス理論]]の専門家。かつてのイスラ・ヌブラル島事件の当事者の一人で、[[ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク|サンディエゴ事件]]の当事者でもある。
: 現在はバイオシン社に雇われつつ、ドジスンの陰謀を探っており、エリー達に協力する。
; ケイラ・ワッツ
: 演 - {{仮リンク|ディワンダ・ワイズ|en|DeWanda Wise}}<ref>{{Cite web |url=https://deadline.com/2019/10/jurassic-world-3-lands-dewanda-wise-1202763633/ |title='Jurassic World 3' Lands DeWanda Wise |work=Deadline |access-date=February 19, 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191228032741/https://deadline.com/2019/10/jurassic-world-3-lands-dewanda-wise-1202763633/ |archive-date=December 28, 2019 |url-status=live }}</ref>、日本語吹替 - [[伊藤沙莉]]<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/478966|title=伊藤沙莉が「ジュラシック・ワールド／新たなる支配者」で新キャラの吹替担当|newspaper=映画ナタリー|date=2022-05-26|accessdate=2022-05-26}}</ref><ref name="fukikaeru" />
: 密輸業の下請けに加担する元空軍パイロットで、年代物の愛機[[C-119 (航空機)|C-119]]<ref>コックピット前に段差がないためC-82ではなくC-119</ref>を操る。登場時点では依頼内容を気にも留めていなかったが、さらわれたメイジーと偶然目が合ったことで心境に変化が生まれ、闇市場で知り合ったオーウェンとクレアに協力するようになる。初期設定ではジアと同様に元海軍のDPGの新しい獣医という設定だった。

=== バイオシン社 ===
; ルイス・ドジスン<ref>[https://collider.com/jurassic-world-3-lewis-dodgson-campbell-scott/ Jurassic World 3 Adds Campbell Scott as Key Character from Original | Collider]</ref>
: 演 - [[キャンベル・スコット]]、日本語吹替 - [[井上和彦 (声優)|井上和彦]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" />
: インジェン社のライバル企業「バイオシン社」の[[CEO]]。遺伝学者。
: 表向きは慈善家として、[[ドロミーティ]]に設立した本部「バイオシン・サンクチュアリ」にて、世界各地から集められた恐竜達を保護している。しかし、その裏ではサントスをはじめとする密売人と内通し、恐竜の横流しを行っている。
: 絶滅種のDNAを組み込んだイナゴを用いたバイオハザードを引き起こして、世界の食糧事情を一変させようと目論む。
: 『[[ジュラシック・パーク (映画)|ジュラシック・パーク]]』ではキャメロン・ソアが演じており、インジェン社が開発した恐竜の胚を盗み出そうと画策し、ジュラシック・パークのプログラマーだったネドリーと結託。ネドリーに、シェービングクリームのスプレー缶に偽装した胚の保護装置を手渡していた。
; ラムジー・コール
: 演 - [[ママドゥ・アティエ]]、日本語吹替 - [[日野聡]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" />
: バイオシン社の広報部長。
: ドジスンの企みをマルコムに教えてアラン達を呼び寄せ、終盤以降アラン達に協力する。
; {{仮リンク|ヘンリー・ウー|en|Henry Wu (character)}}
: 演 - [[B・D・ウォン]]、日本語吹替 - [[近藤浩徳]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" />
: かつてジュラシック・パークとジュラシック・ワールドの研究チームのリーダーを務めていた遺伝学者。
: 現在はバイオシン社に雇われており、ドジスンの計画するバイオハザードに与するが、良心の呵責に耐え兼ねて贖罪の術を探す。終盤では罪滅ぼしをする為にアラン達に協力を決意した。

=== 恐竜密売市場 ===
; ソヨナ・サントス
: 演 - {{仮リンク|ディーチェン・ラックマン|en|Dichen Lachman}}<ref name=Lachman>{{Cite web |url=https://deadline.com/2020/02/jurassic-world-3-altered-carbon-animal-kingdom-agents-of-shield-actress-dichen-lachman-joins-cast-1202862596/ |title='Jurassic World 3': 'Altered Carbon' & 'Animal Kingdom' Actress Dichen Lachman Joins Cast |work=Deadline |access-date=February 19, 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20200218233238/https://deadline.com/2020/02/jurassic-world-3-altered-carbon-animal-kingdom-agents-of-shield-actress-dichen-lachman-joins-cast-1202862596/ |archive-date=February 18, 2020 |url-status=live }}</ref>、日本語吹替 - [[高山みなみ]]<ref name="today220630" />
: マルタ島を拠点に恐竜密売の闇市場を牛耳る女。
: バイオシン社と内通しており、ドジスンからの依頼でデラコート達にメイジーとベータを攫わせ、報酬としてアトロキラプトル4頭を受け取る。
; レイン・デラコート
: 演 - [[スコット・ヘイズ]]<ref name=Haze>{{cite web|url=https://deadline.com/2020/02/jurassic-world-3-scott-haze-venom-antlers-actor-1202863866/|title='Jurassic World 3': 'Venom' & 'Antlers' Actor Scott Haze Joins Colin Trevorrow Pic|website=Deadline Hollywood|first=Anthony|last=D'Alessandro|date=February 19, 2020|accessdate=February 19, 2020|archive-url=https://web.archive.org/web/20200220010026/https://deadline.com/2020/02/jurassic-world-3-scott-haze-venom-antlers-actor-1202863866/|archive-date=February 20, 2020|url-status=live}}</ref>、日本語吹替 - [[宮下栄治]]<ref name="fukikaeru" />
: サントスの部下で、現在指名手配中の密猟者。彼女からの指示で、ベータとメイジーを攫った。
: 初期設定ではゼイン・マキシンという名前であった。

=== CIA ===
; フランクリン・ウェブ
: 演 - [[ジャスティス・スミス]]、日本語吹替 - [[満島真之介]]<ref>{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2238129/full/|title=満島真之介、アフレコ15分で終了の映画イベント参加に恐縮 「辞書みたいな台本」来るも|newspaper=Drama&Movie by ORICON NEWS|date=2022-06-13|accessdate=2022-06-30}}</ref><ref name="fukikaeru" />
: 5作目に登場したDPGのITエンジニア。
: 無茶を繰り返すようになったクレアに耐え兼ね、かねてより勧誘されていた[[中央情報局|CIA]]の野生生物管理部門に転職した。だがメイジーとベータが攫われた際は、デラコートの素性やマルタ島での取引等の情報を提供し、オーウェン達をサポートした。
; ジア・ロドリゲス
: 演 - [[ダニエラ・ピネダ]]、日本語吹替 - [[石川由依]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" />
: 5作目に登場したDPGの獣医師。
: フランクリンと同じく、無茶を繰り返すようになったクレアには難色を示している。
; バリー・センベーヌ
: 演 - [[オマール・シー]]<ref name="JohnsonSyReturn">{{Cite web |url=https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/jake-johnson-omar-sy-return-new-jurassic-world-movie-1279316 |title=Jake Johnson, Omar Sy to Return for New 'Jurassic World' Movie |work=The Hollywood Reporter |access-date=February 19, 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20200214095345/https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/jake-johnson-omar-sy-return-new-jurassic-world-movie-1279316 |archive-date=February 14, 2020 |url-status=live }}</ref>、日本語吹替 - [[安元洋貴]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" />
: オーウェンの友人。4作目では、オーウェンと共にヴェロキラプトルの訓練を担当していた。
: 現在はかつてのパーク職員達と共にCIAの捜査官となり、[[マルタ島]]でサントスをはじめとする恐竜の密売人を追っている。
; ワイアット・ハントリー
: 演 - [[クリストファー・ポラーハ]]
: バリーの部下。恐竜密売市場に潜入し、デラコートの右腕として働く。
; ジェレミー・バーニエ
: 演 - {{仮リンク|ケイレブ・ヒアロン|en|Caleb Hearon}}、日本語吹替 - [[かぬか光明]]<ref name="fukikaeru" />
: アナリスト。

=== その他 ===
; シャーロット・ロックウッド
: 演 - イザベラ・サーモン（少女期）、{{仮リンク|エルヴァ・トリル|en|Elva Trill}}（壮年期）、日本語吹替 - 住田萌乃（少女期）、[[平田裕香]]（壮年期）
: ベンジャミン・ロックウッドの娘で、メイジーの母親。故人。
: 生前は遺伝学者で、エリーやヘンリーも一目置いていた秀才だった。
: シャーロットが罹った遺伝性の病がメイジーにも発症しないようにメイジーのDNAを改変したが、今作ではその事が理由でメイジーは攫われる事になる。
; ゲンマ
: 演 - ジャスミン・チウ、日本語吹替 - [[早見沙織]]<ref name="today220630" /><ref name="fukikaeru" />
: アナウンサー。
; ペレス
: 演 - テレサ・チェンドン・ガルシア、日本語吹替 - [[水野ゆふ]]<ref name="fukikaeru" />
: 農婦。
; シーラ
: 演 - {{仮リンク|ヴァラダ・セィスー|en|Varada Sethu}}、日本語吹替 - [[川庄美雪]]<ref name="fukikaeru" />
: DFWの職員。
; タイラー
: 演 - {{仮リンク|ベン・アシェンデン|en|Ben Ashenden}}、日本語吹替 - [[時永ヨウ]]<ref name="fukikaeru" />
; ジェフリー
: 演 - ジョエル・エルフェリンク、日本語吹替 - [[野沢聡]]<ref name="fukikaeru" />

この他にも、[[ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイク|ディミトリ・シバイオス]]がマルタ島の傭兵役で出演している。

== 登場する恐竜・古生物 ==
=== 肉食恐竜 ===
;[[ヴェロキラプトル]]
:;ブルー
: 4作目より登場した、オーウェンによって飼育・訓練されてきた雌のヴェロキラプトル。5作目の騒動の後、シエラネバダの麓を縄張りとして暮らしてきた。
: [[オオトカゲ科]]のDNAを組み込まれた影響で、[[単為生殖]]によりベータを産んだ。ベータが攫われた際は、宥めようとするオーウェンに尻尾で攻撃し掌に怪我を負わせるほど動揺していた。
:;ベータ
: ブルーが単為生殖により生んだ娘。命名者はメイジー。
: メイジーと共に貴重な存在としてバイオシン社に捕らえられてしまう。
;[[ティラノサウルス]]<ref name=ムビッチ>{{Cite web|和書|url=https://moviche.com/contents/news/210466/　|title=ティラノサウルスがスクリーンの前で咆哮！『ジュラシック・ワールド／ドミニオン』プロローグ映像&デジタルポスター |accessdate=2021-12-03 |date=2021-11-28 |publisher=サードアイ |website=ムビッチ}}</ref>
: 1作目・4作目・5作目に登場した雌の固体。ファンから「'''レクシィ'''」の愛称で呼ばれている。
: 5作目の騒動の後、[[ドライブインシアター]]の会場に迷い込んだところを[[合衆国魚類野生生物局]]に捕らえられ、バイオシン・サンクチュアリへと移送された。
: プロローグではオリジナルとなった個体がギガノトサウルスとの一騎打ちに敗れていたが、現在でも力関係はギガノトサウルスの方が上となっている。
:エンディングには[[ロスト・ワールド ジュラシック・パーク]]に登場した2頭のティラノサウルスと遭遇している。緑色が雄でファンからは「'''バック'''」、茶色が雌で「'''ドゥ'''」の愛称で呼ばれている。
; [[ギガノトサウルス]]<ref name=羽毛/>
: 史上最大の肉食恐竜で、「'''ギガ'''」の愛称で呼ばれる。劇中でのオーウェンの台詞によると「メス」だが、ジュラシック・ワールドPOP UPのパネルによると「オス」の個体である。
: プロローグではティラノサウルスを打ち負かしており、バイオシン・サンクチュアリでも頂点捕食者として君臨している。
: トレヴォロウによると[[ジョーカー (バットマン)|ジョーカー]]を意識したキャラクター像で描かれている。
; [[アトロキラプトル]]<ref name="IGN2021">{{Cite web|和書|url=https://jp.ign.com/jurassic-world-dominion/56693/news/ |title=「ジュラシック・ワールド」最新作よりバイクに乗ったクリス・プラットとそれを追う恐竜の画像が公開 |publisher=IGN Japan |author=Ryanleston |accessdate=2021-12-24 |date=2021-12-21}}</ref>
: ヴェロキラプトルより大型で獰猛な肉食恐竜。'''ゴースト'''、'''タイガー'''、'''パンテーラ'''、'''レッド'''の4頭が登場。
: バイオシン社により、5作目のインドラプトルのようにレーザーポインターで示した標的を殺すまで追い続けるよう遺伝子操作・調教が施されている。
: メイジーとベータを攫ってきた報酬としてサントスに引き渡され、彼女の指示でオーウェン達に襲い掛かる。
; [[ピロラプトル]]<ref name=IGN2021/>
: ヴェロキラプトルやアトロキラプトルとは異なり、全身が赤い羽毛で覆われている。
: バイオシン・サンクチュアリの凍った湖に不時着したオーウェンとケイラの前に現れ、水中を水鳥のように泳いだりとトリッキーな攻撃で二人に襲い掛かる。
; [[ディロフォサウルス]]<ref name=邦題1/><ref name=邦題3/>
: 4作目・5作目にもカメオ出演していたが、1作目から29年ぶりに生体が登場する。
: バイオシン・サンクチュアリに不時着したクレアを襲うが、オーウェンとケイラに撃退された。
; [[アロサウルス]]<ref name=クランクイン05>{{Cite web|和書|url=https://www.crank-in.net/news/107222/1 |title=『ジュラシック・ワールド／新たなる支配者』圧巻の新予告解禁　吹替キャスト・玉木宏＆木村佳乃の続投も決定 |date=2022-05-01 |accessdate=2022-05-22 |website=クランクイン!}}</ref>
: 前日談『バトル・アット・ビッグ・ロック』でのトレーラーハウスを襲う光景が冒頭のニュースで登場している他、マルタ島の闇市で成体と幼体が捕らえられている。幼体は他の肉食恐竜の幼体と、[[闘犬]]や[[闘鶏]]のように戦わされている。
: サントス達の逮捕の際に成体が逃げ出し、密売人や島民を襲った。
; [[カルノタウルス]]<ref name=クランクイン05/>
: マルタ島の闇市で左の角が欠けた成体と幼体が捕らえられている。
: サントス達の逮捕の際に逃げ出し、成体は密売人や島民を襲い、幼体はデラコートの片腕に噛み付いた。
; [[バリオニクス]]
: マルタ島の闇市で左腕が義手になった幼体が捕らえられている。
: サントス達の逮捕の際に、目の前で転倒したデラコートを食い殺した。
; [[コンプソグナトゥス]]
: 『バトル・アット・ビッグ・ロック』での幼児を襲う光景の他、[[チーター]]に襲われる光景が冒頭のニュースで登場している。
: マルタ島の闇市では食用として捕らえられ、丸焼きなどが売られていた。
; [[モロス (恐竜)|モロス]]<ref name=羽毛/>
: 劇中では実際よりもかなり小型の恐竜として描かれている。
: プロローグでは[[ナイルチドリ]]のようにギガノトサウルスの周りをうろつき、バイオシン社本部では[[トビネズミ]]を餌に飼育されている。
; [[オヴィラプトル]]<ref name=羽毛/>
: エクステンデッド版にのみ登場。プロローグにて他の恐竜の卵を食べており、マルタ島の闇市ではリストロサウルスと戦った末に首を噛み千切られていた。

=== 植物食恐竜 ===
; [[ナーストケラトプス]]<ref name="羽毛" />
: [[ネバダ州]]の牧場で、[[密売]]目的で違法に飼育・繁殖させられていたのをクレア達が摘発。その中で衰弱した1頭の幼体が彼女たちに保護され、取り返そうと追いかけてきた牧場主たちを成体が撃退した。
: その後は牧場が閉鎖されたことで、保護された幼体たちはバイオシン・サンクチュアリへと移送された。
: プロローグでも、大群で移動する姿が描かれた。
; [[シノケラトプス]]
: ナーストケラトプスと共に、密売目的でネバダの牧場で違法に飼育されていた。
: なお本作では、[[パキリノサウルス]]など複数の角竜のDNAが組み込まれていることが明かされている。
; [[アパトサウルス]]<ref name="邦題1">{{Cite web|和書|url=https://eiga.com/news/20220214/3/ |title=「ジュラシック・ワールド」新作、邦題＆公開日決定！　注目ポイント満載の新予告も披露 |date=2022-02-13 |accessdate=2022-02-14 |publisher=エイガ・ドット・コム |website=[[映画.com]]}}</ref><ref name="邦題2">{{Cite web|和書|url=https://www.crank-in.net/news/100658/1 |title=『ジュラシック・ワールド／新たなる支配者』7.29日本公開　オールスター集結の最新予告解禁 |date=2022-02-13 |accessdate=2022-02-14 |website=クランクイン!! |publisher=[[ブロードメディア]]}}</ref><ref name="邦題3">{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/2224457/full/ |title=最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』7・29、日本公開 最新予告映像 |date=2022-02-14 |accessdate=2022-02-14 |publisher=[[オリコン]]}}</ref>
: シエラネバダの麓の町中に2頭が出没するが、メイジーの助言を受けた作業員たちに誘導され森へと帰った。
; [[パラサウロロフス]]<ref name="邦題1" /><ref name="邦題2" /><ref name="邦題3" />
: シエラネバダの麓で暮らしている群れが、オーウェン達に保護された。
; [[ドレッドノータス]]<ref name="羽毛" />
: バイオシン・サンクチュアリで飼育されている恐竜の中では最大の体躯を誇る。
: プロローグでは、最初に登場している。
; [[テリジノサウルス]]
: 本来は植物食だが、[[サイ]]のように視力が弱いため、非常に縄張り意識が強く気性が荒い恐竜として描かれている。
: また、独特の鳴き声を[[反響定位]]として利用している。野球のバット程もある長く鋭い爪が特徴。
; [[ミクロケラトゥス]]
: マルタ島の闇市で捕らえられている他、生前のシャーロットのビデオ日記にも登場している。
; [[アンキロサウルス]]
: アメリカ本土の森林に定着している他、バイオシン・サンクチュアリでも飼育されている。
; [[イグアノドン]]<ref name="羽毛" />
: プロローグでギガノトサウルスとティラノサウルスの争いに巻き込まれないよう逃げている様子が描かれた他、バイオシン・サンクチュアリでも飼育されている。
; [[ガリミムス]]
: 車のクラクションの音に驚き走って逃げる光景が冒頭のニュースで登場している他、バイオシン・サンクチュアリで飼育されている。

=== 恐竜以外の生物 ===
; [[ケツァルコアトルス]]<ref name=羽毛/>
: 最大の翼竜。1組の番が大都市の高層ビルに営巣していた他、バイオシン・サンクチュアリでも飼育されている。
; [[ディメトロドン]]
: バイオシン社本部の地下にあるかつての[[琥珀]]の採掘場に住み着いている。
: バイオシン社から逃げようとして地下に迷い込んだアラン、エリー、メイジーに襲い掛かる。
; [[プテラノドン]]
: バイオシン・サンクチュアリで飼育されている。
; [[ディモルフォドン]]
: 小型故にペット目当ての密売が横行しており、マルタ島の闇市では鳥かごに入れられて売られている。
; [[モササウルス]]<ref name=クランクイン05/>
: [[ベーリング海]]で蟹漁の漁船を襲うなど、各地の海で問題を引き起こしている。
; [[リストロサウルス]]
: マルタ島の闇市で捕らえられている。
: 意外と気性が荒く、サントス達の逮捕の際にはデラコートの片腕に噛み付き、エクステンデッド版ではオヴィラプトルの首を噛み千切っている。

== 制作 ==
=== 脚本 ===
脚本は前前作と前作に続く[[コリン・トレヴォロウ]]と共に{{仮リンク|エミリー・カーマイケル|en|Emily Carmichael (filmmaker)}}が執筆すること、製作総指揮に[[スティーヴン・スピルバーグ]]が就くことも2018年2月時点で明かされていた<ref name=6月公開>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0098622 |title=『ジュラシック・ワールド』第3弾にして最終章、2021年6月公開！ |date=2018-02-22 |accessdate=2021-06-25 |website=シネマトゥデイ |author=市川遥}}</ref>。

2018年4月にトレヴォロウは、前前作『[[ジュラシック・ワールド]]』と前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』をそれぞれアクションアドベンチャーとホラーサスペンスに分類し、本作が映画第1作『[[ジュラシック・パーク]]』に原点回帰したサイエンススリラーになる旨のコメントを発表した。シリーズの主要人物であるオーウェンとクレアが引き続き中心人物となることと、『炎の王国』で初登場したメイジーも物語の鍵を握る可能性があることも、この時点で公表されていた<ref name=原点回帰>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0100281 |title=『ジュラシック・ワールド』第三弾はスピルバーグテイストで原点回帰？ |date=2018-04-19 |accessdate=2021-06-25 |website=シネマトゥデイ |author=倉本拓弥}}</ref>。2019年9月には『ジュラシック・パーク』の登場人物であるアラン・グラント、エリー・サトラー、イアン・マルコムが重要人物として再登場することが明かされた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0111369 |title=『ジュラシック・ワールド』最新作、グラント博士再び！ジュラシック・パーク組の出演決定！ |date=2019-09-25 |accessdate=2021-06-25 |website=シネマトゥデイ |author=入倉功一}}</ref>。

2021年6月には、トレヴォロウのツイートで[[羽毛恐竜]]の登場が明かされた<ref name=羽毛>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0124012 |title=『ジュラシック・ワールド』第3弾、羽毛が生えた恐竜登場！ |date=2021-06-10 |accessdate=2021-06-25 |website=シネマトゥデイ |author=市川遥}}</ref>。同月には本作の舞台が前作から4年後の2022年であることも発表された。ジュラシックシリーズは映画の公開年と劇中の時代設定が共通しており、その流れを踏襲した形になっている<ref>{{Cite web|和書|url=https://theriver.jp/jw3-4yrs-after-fallen-kingdom/ |title=『ジュラシック・ワールド』第3作は『炎の王国』から4年後が舞台 ─ こだわりの同時代性、監督が説明 |date=2021-06-14 |accessdate=2021-06-25 |author=SAWADY |website=The River}}</ref>。

=== 撮影 ===
2018年3月には、コリン・トレヴォロウが前前作以来の同シリーズ監督への復帰を果たすことが報じられた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0099701 |title=『ジュラシック・ワールド』最終章となる第3弾の監督が決定！ |date=2018-03-31 |accessdate=2021-06-25 |website=シネマトゥデイ |author=入倉功一}}</ref>。トレヴォロウはスピルバーグから直々のオファーを受けて監督を引き受けたという<ref name=原点回帰/>。

米国時間で2020年2月25日に撮影が開始されるとともに、原題 ''Jurassic World: Dominion'' が発表された<ref name=river/><ref>{{Cite web|和書|url=https://theriver.jp/jw3-dominion-revealed/ |title=『ジュラシック・ワールド』第3作、ついに撮影開始 ─ 副題『ドミニオン』に決定、その意図とは |date=2020-02-26 |accessdate=2020-03-20 |publisher=riverch |work=The River |author=稲垣貴俊}}</ref>。しかし[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の流行]]の影響を受け、2020年3月13日には撮影の中断・延期が発表された<ref>{{Cite web|和書|url=https://theriver.jp/jw3-halted/ |title=『ジュラシック・ワールド』第3作、撮影中断が決定 ─ 新型コロナウイルスの影響、2021年6月米公開 |date=2020-03-15 |accessdate=2020-03-20 |publisher=riverch |work=The River |author=稲垣貴俊}}</ref>。その後は[[リモートワーク]]により製作が進行し、イギリス時間で7月6日から[[パインウッド・スタジオ]]で撮影が再開された。7月9日にスタッフから[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス感染症]]の陽性反応が確認され、再度の中断が報じられたものの、7月10日に[[ユニバーサル・スタジオ]]が報道を否定。500万ドルを投じた消毒や検査などの対策の下で撮影が進行している<ref>{{Cite web|和書|url=https://theriver.jp/jw3-filming-restarts/ |title=『ジュラシック・ワールド』第3作、イギリスで撮影再開 ─ 厳重な感染対策のもと進行中 |date=2020-07-11 |accessdate=2020-07-11 |publisher=riverch |work=The River |author=稲垣貴俊}}</ref>。

== 公開 ==
前作『[[ジュラシック・ワールド/炎の王国]]』の公開以前に本作は構想が持ち上がっており、ユニバーサルにより2021年6月11日に公開予定であることが2018年2月に発表された<ref name=6月公開/>。しかし[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の流行]]を受けてスケジュール調整を強いられ、2020年10月には2022年6月10日への公開延期が発表された<ref name=river/>。

本作の冒頭映像は2021年公開の『[[ワイルド・スピード/ジェットブレイク]]』の[[IMAX]]版の上映館にて本編開始前に上映され<ref>{{Cite web|和書|url=https://screenonline.jp/_ct/17459224 |title=全世界待望シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド／ドミニオン（原題）』IMAX劇場で最新特別映像が今夏上映決定！ |date=2021-06-10 |accessdate=2021-06-22 |publisher=SCREEN ONLINE |author=源}}</ref>、2021年11月にはインターネット上で公開された<ref name=オリコン1125>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/2215098/full/ |title=『ジュラシック・ワールド』最新作、5分超プロローグ映像に現れる恐竜たちの“衝撃” |accessdate=2021-11-25 |date=2021-11-25 |publisher=[[オリコン]]}}</ref>。映像では[[白亜紀]]に生息する恐竜の生態や、将来的に琥珀から回収される蚊に血を吸われる様子が描写されたほか、前作で現代に拡散した恐竜が被害をもたらす様子が描かれた<ref name=ムビッチ/><ref name=オリコン1125/>。

== 日本での展開 ==
2022年2月14日、正式邦題『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』と、2022年7月29日に全国公開される予定であることが明かされた<ref name=邦題1/><ref name=邦題2/><ref name=邦題3/>。5月2日には[[玉木宏]]と[[木村佳乃]]がそれぞれオーウェン役とクレア役の吹替版声優として続投することが報じられた<ref name="today220502"/><ref name=クランクイン05/>。

6月30日には『ジュラシック・パーク』の登場人物の吹替声優が発表され、マルコム役は[[大塚芳忠]]が続投し、グラント役は[[菅生隆之]]、サトラー役は[[井上喜久子]]が新たに起用されることが発表された。<ref name="today220630" />。

== 受賞・ノミネート ==
{| class="wikitable sortable" style="text-align:left; font-size:small"
! 映画賞
! 授賞式
! 部門
! 対象
! 結果
! 出典
|-
! scope="row" style="text-align:center;" rowspan="2"| [[第47回サターン賞]]
| rowspan="2"|{{dts|October 25, 2022}}
| [[サターンSF映画賞|SF映画賞]]
| 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
| rowspan="7" {{nom}}
| style="text-align:center;" rowspan="2"|<ref name="Saturn">{{Cite web |last=Tinoco |first=Armando |date=August 12, 2022 |title=Saturn Awards Nominations: ''The Batman'', ''Nightmare Alley'', ''Spider-Man'', ''Better Call Saul'' Top List |url=https://deadline.com/2022/08/saturn-awards-2022-nominations-list-movies-tv-1235089636/ |url-status=live |archiveurl=https://web.archive.org/web/20220812202430/https://deadline.com/2022/08/saturn-awards-2022-nominations-list-movies-tv-1235089636/ |archivedate=August 12, 2022 |accessdate=December 7, 2022 |website=[[Deadline Hollywood]]}}</ref><br /><ref>{{Cite web |last=O'Rourke |first=Ryan |date=October 26, 2022 |title=Saturn Award Winners Headlined By ''Everything Everywhere All At Once'', ''Top Gun Maverick'', and ''Better Call Saul'' |url=https://collider.com/saturn-award-winners-2022-better-call-saul-top-gun-maverick/ |url-status=live |archiveurl=https://web.archive.org/web/20221026182915/https://collider.com/saturn-award-winners-2022-better-call-saul-top-gun-maverick/ |archivedate=October 26, 2022 |accessdate=December 7, 2022 |website=[[Collider (website)|Collider]]}}</ref>
|-
| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]]
| {{仮リンク|デヴィッド・ヴィッケリー|en|David Vickery}}
|-
! scope="row" style="text-align:center;" rowspan="4" | {{仮リンク|第48回ピープルズ・チョイス・アワード|en|48th People's Choice Awards}}
| rowspan="4" | {{dts|December 6, 2022}}
| 映画賞
| rowspan="2" |『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
| style="text-align:center;" rowspan="4" |<ref name="People'sChoiceAwards">{{Cite web |last=Piña |first=Christy |date=December 6, 2022 |title=People's Choice Awards: ''Doctor Strange 2'', ''Don't Worry Darling'' Take Top Prizes |url=https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/2022-peoples-choice-awards-winners-list-1235276432/ |url-status=live |archiveurl=https://web.archive.org/web/20221207080113/https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/2022-peoples-choice-awards-winners-list-1235276432/ |archivedate=December 7, 2022 |accessdate=December 7, 2022 |website=[[The Hollywood Reporter]]}}</ref>
|-
| アクション映画賞
|-
| 主演男優賞
| rowspan="2" |クリス・プラット
|-
| アクション映画男優賞
|-
! rowspan="2" scope="row" |[[第16回EDA賞]]
|rowspan="2" |2023年1月5日
| エージェントを変更するべき女優賞
| [[ブライス・ダラス・ハワード]]
| style="text-align:center;" rowspan="2" |<ref>{{cite web|url=https://variety.com/2023/film/awards/alliance-of-women-film-journalists-awards-1235478911/|title=‘Banshees of Inisherin,’ ‘Everything Everywhere,’ ‘Women Talking’ Tie for Most Wins at Alliance of Women Film Journalists Awards|publisher=Variety|date=2023-01-05|accessdate=2023-01-06}}</ref>
|-
| 最も時間を浪費させるリメイク・続編賞
| 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
| {{won}}
|-
! scope="row" style="text-align:center;" rowspan="2"| {{仮リンク|第21回視覚効果協会賞|en|21st Visual Effects Society Awards}}
| rowspan="2" | 2023年2月15日
|{{仮リンク|視覚効果協会賞 実写映画部門視覚効果賞|en|Visual Effects Society Award for Outstanding Visual Effects in a Photoreal Feature|label=実写映画部門視覚効果賞}}
|{{ubl|デヴィッド・ヴィッケリー|アン・ポドロズニー|ヤンス・ルビンチク|ダン・スネイプ|[[ポール・コーボールド]]}}
|rowspan="4" {{nom}}
| style="text-align:center;"  rowspan="2" |<ref>{{Cite web |last=Giardina |first=Carolyn |date=February 16, 2023 |title=''Avatar 2'' Sweeps Visual Effects Society Awards Feature Competition |url=https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/visual-effects-society-2023-awards-winners-list-avatar-2-1235323533/ |url-status=live |accessdate=2023-02-18 |website=The Hollywood Reporter}}</ref>
|-
|{{仮リンク|視覚効果協会賞 実写映画部門環境製作賞|en|Visual Effects Society Award for Outstanding Created Environment in a Photoreal Feature|label=実写映画部門環境製作賞}}
|{{ubl|スティーヴ・エリス|スティーヴ・ハーディー|トーマス・ドーレン|ジョン・セル|（バイオシン・ヴァレリーの描写）}}
|-
! scope="row"| {{仮リンク|国際映画音楽批評家協会|en|International Film Music Critics Association|label=国際映画音楽批評家協会賞}}
| 2023年2月23日
| {{仮リンク|国際映画音楽批評家協会賞 ファンタジー/SF/ホラー映画部門作曲賞|en|International Film Music Critics Association Award for Best Original Score for a Fantasy/Science Fiction/Horror Film|label=ファンタジー/SF映画部門作曲賞}}
| マイケル・ジアッチーノ
| style="text-align:center;" | <ref>{{cite web|date=February 9, 2023|title=IFMCA Award Nominations 2022|url=http://filmmusiccritics.org/2023/02/ifmca-award-nominations-2022/|url-status=live|accessdate=February 10, 2023|publisher=[[International Film Music Critics Association]]}}</ref><br /><ref>{{cite web|url=http://filmmusiccritics.org/2023/02/ifmca-award-winners-2022/|title=IFMCA Award Winners 2022|publisher=International Film Music Critics Association|date=2023-02-23|accessdate=2023-02-24}}</ref>
|-
! scope="row"| {{仮リンク|第50回アニー賞|en|50th Annie Awards}}
| 2023年2月25日
| {{仮リンク|アニー賞 実写作品キャラクター・アニメーション賞|en|Annie Award for Outstanding Achievement for Character Animation in a Live Action Production|label=実写作品キャラクター・アニメーション賞}}
| {{ubl|ヤンス・ルビンチク|アレクサンダー・リー|リッチ・ベントレー|アントワーヌ・ヴェルニー・キャロン|サリー・ウィルソン}}
| style="text-align:center;" |<ref>{{cite web|url=https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/annie-awards-animation-2023-winners-1235334278/|title=‘Guillermo Del Toro’s Pinocchio’ Wins Five Trophies Including the Top Prize at the 50th Annie Awards|publisher=The Hollywood Reporter|date=2023-02-25|accessdate=2023-02-26}}</ref>
|-
|}

== DVD・ブルーレイ ==
* ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 [DVD]
* ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 ブルーレイ+DVD [Blu-ray]
* ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 [Blu-ray]
* ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]
* ジュラシック・ワールド 6ムービー 4K Ultra HD コレクション(6枚組)
* ジュラシック・ワールド 6ムービー ブルーレイ コレクション(6枚組) [Blu-ray]
* ジュラシック・ワールド 6ムービー DVD コレクション(6枚組)
== 地上波テレビ放送 ==

{| class=wikitable style="text-align:left"
|-
!回数!!放送日!!放送時間!!放送分数!!放送局!!放送枠!!放送形態!!吹替版!!平均世帯<br />視聴率!!出典
|-
!1
|2024年5月31日||21:00-23:24||144分||[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]||[[金曜ロードショー]]||本編ノーカット||　||　%||
|-
|}

== 脚注 ==
{{Reflist|2}}

== 外部リンク ==
* [https://www.jurassicworld.com/ 英語公式サイト]
* [https://www.jurassicworld.jp/ 日本語公式サイト]
* [https://amblin.com/movie/jurassic-world-dominion/ Jurassic World Dominion (2022) - About the Movie | Amblin]{{en icon}}
* {{IMDb title|8041270|Jurassic World: Dominion}}

{{ジュラシック・パーク}}
{{2022年日本週末観客動員数1位の映画}}
{{Normdaten}}
{{movie-stub}}

{{DEFAULTSORT:しゆらしつくわあるととみにおん}}
[[Category:ジュラシック・パーク|6]]
[[category:2022年の映画]]
[[Category:2020年代の特撮作品]]
[[Category:アメリカ合衆国のSF映画作品]]
[[Category:アメリカ合衆国のスリラー映画]]
[[Category:アメリカ合衆国のパニック映画]]
[[Category:アメリカ合衆国の3D映画作品]]
[[Category:IMAX映画]]
[[Category:4DX映画]]
[[Category:動物の権利に関するメディア]]
[[Category:ハンプシャーで製作された映画作品]]
[[Category:ブリティッシュコロンビア州で製作された映画作品]]
[[Category:パインウッド・スタジオで製作された映画作品]]
[[Category:マイケル・ジアッチーノの作曲映画]]
[[Category:コリン・トレヴォロウの監督映画]]
[[Category:アンブリン・エンターテインメントの作品]]
[[Category:東宝配給の映画]]