ポロナ・ヘルツォグ
ポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog, 1991年1月20日 - )は、スロベニア・マリボル出身の女子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス35位、ダブルス56位。これまでにWTAツアーでシングルス2勝、ダブルス2勝を挙げている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。身長182cm、体重70kg。
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ポロナ・ヘルツォグ | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | スロベニア | |||
出身地 | 同・マリボル | |||
生年月日 | 1991年1月20日(33歳) | |||
身長 | 182cm | |||
体重 | 70kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2006年 | |||
ツアー通算 | 4勝 | |||
シングルス | 2勝 | |||
ダブルス | 2勝 | |||
生涯獲得賞金 | 4,282,796 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(2010・15) | |||
全仏 | 3回戦(2010) | |||
全英 | 3回戦(2017) | |||
全米 | 2回戦(2011・14・15) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 3回戦(2012) | |||
全仏 | 1回戦(2010-14) | |||
全英 | 1回戦(2010) | |||
全米 | 3回戦(2010・13) | |||
4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
全豪 | 1回戦(2012) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 35位(2011年9月12日) | |||
ダブルス | 56位(2011年1月31日) | |||
2019年1月8日現在 |
来歴
編集ヘルツォグは4歳からテニスを始める。2006年に15歳でプロに転向。2008年全仏オープンと2008年ウィンブルドン選手権のジュニア女子ダブルスでジェシカ・ムーア(オーストラリア)と組んで優勝している。2008年全米オープンで4大大会予選に初挑戦した。
2009年全仏オープンで予選を勝ち上がり4大大会に初出場。1回戦で第23シードのアリサ・クレイバノワ(ロシア)を 6-2, 4-6, 6-1 で破る殊勲を挙げた。2回戦でアラバン・レザイ(フランス)に 6-3, 4-6, 2-6 で敗れた。
2010年2月のアカプルコ大会では単複で決勝に進出し、ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)に 6–2, 2–6, 3–6 で敗れ準優勝となったが、バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ(チェコ)と組んだダブルスでは決勝でサラ・エラニ&ロベルタ・ビンチ(イタリア)を 2–6, 6–1, [10–2] で破り初のタイトルを獲得した。全仏オープンでは1回戦で土居美咲(日本)を 6–3, 6–0 、2回戦で第24シードのルーシー・サファロバ(チェコ)を 6–1, 6–2 で破り3回戦に進出した。3回戦ではフラビア・ペンネッタ(イタリア)に 3–6, 0–6 で敗れた。現時点ではこのときの3回戦進出が4大大会の最高成績である。9月のソウル大会のダブルスでユリア・ゲルゲス(ドイツ)と組み2勝目を挙げた。
2011年7月のボースタード大会では決勝でヨハンナ・ラーション(スウェーデン)を 6–4, 7–5 で破りWTAツアーシングルス初優勝を果たした。翌週のパレルモ大会でも決勝に進出したが、 アナベル・メディナ・ガリゲス(スペイン)に 3–6, 2–6 で敗れ2週連続優勝を逃した。
ヘルツォグは2007年からフェドカップスロベニア代表として出場している。2010年の日本とのワールドグループII・プレーオフでは、クルム伊達公子には敗れたが森田あゆみに勝利している。スロベニアチームは4勝1敗で日本に勝利した[1]。2012年のワールドグループIIの日本戦ではクルム伊達公子と森田あゆみの双方に敗れ、スロベニアチームは0勝5敗で日本に敗退した[2]。
2012年7月のボースタード大会では決勝でマチルド・ヨハンソンを 0–6, 6–4, 7–5 で破り大会連覇を果たした。ロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルス1回戦でスペインのマリア・ホセ・マルティネス・サンチェスに 2-6, 4-6 で敗れた。2016年8月のリオ五輪で2大会連続のオリンピックに出場したが1回戦で金メダルを獲得したモニカ・プイグに 3-6, 2-6 で敗れた。
WTAツアー決勝進出結果
編集シングルス: 5回 (2勝3敗)
編集大会グレード | |
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2008年以前 | 2009年以後 |
グランドスラム (0–0) | |
WTAファイナルズ (0–0) | |
ティア I (0–0) | プレミア・マンダトリー (0-0) |
プレミア5 (0-0) | |
ティア II (0–0) | プレミア (0–0) |
ティア III (0–0) | インターナショナル (2-3) |
ティア IV & V (0–0) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2010年2月27日 | アカプルコ | クレー | ビーナス・ウィリアムズ | 6–2, 2–6, 3–6 |
優勝 | 1. | 2011年7月9日 | ボースタード | クレー | ヨハンナ・ラーション | 6–4, 7–5 |
準優勝 | 2. | 2011年7月17日 | パレルモ | クレー | アナベル・メディナ・ガリゲス | 3–6, 2–6 |
優勝 | 2. | 2012年7月22日 | ボースタード | クレー | マチルド・ヨハンソン | 0–6, 6–4, 7–5 |
準優勝 | 3. | 2018年4月29日 | イスタンブール | クレー | ポーリーン・パルマンティエ | 4–6, 6–3, 3–6 |
ダブルス: 3回 (2勝1敗)
編集結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2008年5月24日 | イスタンブール | クレー | マリーナ・エラコビッチ | ジル・クレイバス オリガ・ゴボツォワ |
1–6, 2–6 |
優勝 | 1. | 2010年2月28日 | アカプルコ | クレー | バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ | サラ・エラニ ロベルタ・ビンチ |
2–6, 6–1, [10–2] |
優勝 | 2. | 2010年9月26日 | ソウル | ハード | ユリア・ゲルゲス | ナタリー・グランディン ブラディミラ・ウーリロバ |
3–6, 4–6 |
4大大会シングルス成績
編集- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | 2R | 1R | 1R | 1R | 1R | 2R | 1R | A | 1R | 2–9 |
全仏オープン | A | 2R | 3R | 2R | 1R | LQ | 2R | 2R | 2R | LQ | 1R | 7–9 |
ウィンブルドン | A | LQ | 1R | 2R | 1R | LQ | 2R | 1R | 1R | 3R | 1R | 4–9 |
全米オープン | LQ | 1R | 1R | 2R | 1R | 1R | 2R | 2R | 1R | LQ | 1R | 3–10 |