フォルクヴァンク美術館
ドイツの美術館
フォルクヴァンク美術館(Museum Folkwang)は、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州エッセンにある美術館である。
フォルクヴァンク美術館 | |
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施設情報 | |
開館 | 1922年 |
所在地 | ドイツ Museumsplatz 1 45128 Essen |
位置 | 北緯51度26分30秒 東経7度00分15秒 / 北緯51.44167度 東経7.00417度座標: 北緯51度26分30秒 東経7度00分15秒 / 北緯51.44167度 東経7.00417度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
沿革
編集1902年に創設された美術収集家カール・エルンスト・オストハウスの個人美術館と、エッセンの市立美術館が統合され、1922年にフォルクヴァンク美術館が出来上がった[1]。「フォルクヴァンク」とは、北欧神話の愛の女神フレイヤが住んでいる宮殿の名前フォールクヴァングから取られている[2]。
ナチス政権下では、同館所蔵の退廃芸術とされた作品が12000点も押収され、海外に売られるか焼却されてしまう[3][4]。また第二次世界大戦の際に美術館の建物自体も爆撃を受け、一時閉館を余儀なくされる。戦後、作品の回収、購入等を経て1960年に再開。1970年代にはコレクションの規模は以前よりも大きなものとなった。1979年には写真部門も創設された。
2007年にはデイヴィッド・チッパーフィールドによる拡張部分が完成した。
コレクション
編集フィンセント・ファン・ゴッホ等のポスト印象派、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、パウラ・モーダーゾーン=ベッカー等の表現主義、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ等のドイツロマン主義の絵画、ジョアン・ミロ等のシュルレアリスムを所蔵している。その他19世紀美術や近代美術・彫刻、写真のコレクションも知られている。
19・20世紀美術
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カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ『朝日の中の婦人』1818-1820年
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エドゥアール・マネ『ハムレットを演じるフォール』1877年
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ピエール=オーギュスト・ルノワール, Lise with Umbrella (Lise mit Schirm) 1867年
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フィンセント・ファン・ゴッホ『アルマン・ルーランの肖像』1888年
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ポール・ゴーギャン『扇を持った若い女』1902年
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アウグスト・マッケ, Hatshop (Hutladen) 1914年
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パウラ・モーダーゾーン=ベッカー『椿の枝を持つ女性画家(自画像)』1907年
参照
編集- ^ http://www.saatchi-gallery.co.uk/museums/museum-profile/Museum+Folkwang,+Essen/396.html
- ^ “History”. Folkwang-uni.de. 24 August 2010閲覧。
- ^ "Degenerate Art", Philadelphia Museum of Art, accessed 20 September 2010
- ^ "Marc Chagall's Purim", Philadelphia Museum of Art, accessed 20 September 2010