ノバルプタ
ノバルプタ(ノバラプタとも言う、英:Novarupta)はアメリカ合衆国・アラスカ州のカトマイ火山山腹にある火山。標高841m。1912年に大噴火を起した。
ノバルプタ | |
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ノバルプタ火山の溶岩ドーム | |
標高 | 841 m |
所在地 | アメリカ合衆国アラスカ州 |
位置 | 北緯58度16分0秒 西経155度9分24秒 / 北緯58.26667度 西経155.15667度座標: 北緯58度16分0秒 西経155度9分24秒 / 北緯58.26667度 西経155.15667度 |
山系 | アリューシャン山脈、カトマイ山 |
種類 | カルデラ・溶岩ドーム |
最新噴火 | 1912年 |
プロジェクト 山 |
1912年の噴火
編集カトマイ山では、噴火に先駆けて5月31日から地震が発生。6月4日と6月5日には、カトマイ山から北西200km離れた場所で強い揺れを感じる地震も発生した。
カトマイ山の直下で蓄積さ れたマグマが横に移動したのちノバラプタで噴出し[1]、6月6日午後、カトマイ山山腹からプリニー式噴火が発生した。火山灰は上空16000mまで達し、火砕流も多く発生した。このときの火山爆発指数は6だった。
その後、ノバルプタでは溶岩ドームを形成し、8km離れたカトマイ山の山頂が陥没して3×4kmのカルデラを形成した。この噴火の総噴出量は13-15km3に及ぶが、このカルデラからの噴出物は確認されていない。現在、カルデラはカルデラ湖となっている。
脚注
編集- ^ 箱根カルデラ 地質構造・成因・現在の火山活動における役割(2008年) (PDF) - 萬年一剛、2017年5月閲覧
外部リンク
編集- The Impact of the 1912 Novarupta/Katmai Eruption on the Pacific Northwest - USGS
- Novarupta - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program