WebCLWeb Computing Language)は、プラグインを使わずウェブブラウザ上でCPUGPUなどによる異種混在の並列計算ヘテロジニアス・コンピューティング)を行うための標準仕様。主に、WebCLはマルチコアCPUやGPUの真の計算速度をウェブアプリケーションが引き出すこと、物理エンジンや動画編集など計算量が多いプログラムをウェブブラウザ内で実行させることを可能にする[注釈 1]

WebCL
開発元 WebCL Working Group
最新版
1.0 (ドラフト仕様) / 2014年3月19日 (10年前) (2014-03-19)
対応OS クロスプラットフォーム
サポート状況 事実上放置[1]
種別 API
公式サイト www.khronos.org/webcl/
テンプレートを表示

WebCL仕様はOpenCL同様、非営利団体クロノス・グループ (Khronos Group) が管理している[3]。ただしWebCLの仕様は2014年3月19日に最初のバージョンがリリースされて以降、事実上放置されており、ネイティブでサポートするブラウザも存在しない[4]。WebCL 1.0は、ブラウザ上で利用できるOpenCL 1.1 Embedded Profileの派生規格であるが、細部に違いがある[5]

実装

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現在[いつ?]、WebCL をネイティブにサポートしているブラウザはまだない。しかし、WebCL を利用するためのアドオンは存在する。

Nokia のサンプルコードでは <script type="x-opencl">、Samsung のサンプルコードでは <script type="x-kernel"> という形で HTML 内に OpenCL コードを記載して利用している。

アプリケーション

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脚注

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注釈

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  1. ^ Samsung WebCL Prototype Demo では JavaScript 実装との比較で最大100倍高速化した[2]

出典

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関連項目

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外部リンク

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