垢抜けの秘訣は、トーンとテクスチャーが統一されたメイクバランス
メイクアップ・アーティストのNAOさんもYUKIさんも引き続きマストだと話してくれたのがブラウンリップ。この夏トライすべきは、同系色のまつ毛とのフュージョンだ。昨今のヴィヴィッドなカラーマスカラは少なくなり、代わりに台頭してきたのがアンニュイなカラー。
ブラウンに数滴の赤みや白みを落としたような、ニュアンス感たっぷりなカラーだ。「オレンジを隠し味にしたブラウン(1)をセレクトし、ヌーディなブラウンリップ(2)(3)(4)を合わせてワントーンにまとめると色素が薄く淡い印象に。ビューラーで立ち上げたまつ毛にたっぷりマスカラを塗布しても、黒のように古い印象にならないのがメリット。ブラウンリップの質感はお好みでOK。直塗りをした後に上唇のエッジだけ指でサッとぼかすとナチュラルに仕上がります」(NAOさん)。
話を聞いたのは……
NAO YOSHIDA
ヨシダ ナオ。メイクアップ・アーティスト。LAで特殊メイクを学び、帰国後にyUKI氏に師事した後、2013年に独立。エアブラシやボディペイント等の技術も取り入れた大胆かつ緻密なアプローチで、芸術性の高い作品を得意とする。
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Photos: Yasuhiro Ito Text: Kazuko Moriyama Editor: Risa Yamaguchi
※『VOGUE JAPAN』2024年6月号「リップが主役の色遊び」転載記事。