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水原希子の新ブランド、キークスが始動。ナチュラルコスメをメインに据え、豊かな心と暮らしを追求

水原希子がブランドディレクターのキークス(KIIKS)がデビュー。縄文時代にインスピレーションを得たプロダクトで自然との調和、共存を考えるブランドとは?

水原希子がディレクターを務めるライフスタイルビューティーブランド、キークス(KIIKS)がデビュー。ナチュラルコスメを主軸にするブランドのコンセプトは、“古来より引き継がれてきた自然の恵みを活かし、まだ知られていないハーブや植物の効能を日本から世界へ“。人にも地球にも心地よいプロダクトを探求することで、心と暮らし豊かさを見つめる。着想源の縄文時代は、自然から多くの知恵を得た時代。その時代を讃え、自然との調和と共存にアプローチする。

「コロナ禍の期間は、ずっと日本にずっといました。そのタイミングで出演する映画がきっかけとなり、スキューバダイビングの免許を取る機会がありました。海との距離が近くなったことで、環境についてこれまでよりも考えるようになりました。そこから、身近な存在であり、また想像よりもパワフルなものである植物にも目を向けるようになったのです」と水原希子はコメント。

立案からデビューまで2年半ほどの時間を要したキークスの第1作目は「ハマナスローズバーム」だ。北海道のウラホロチョウで採取するバラ科のハマナスをキー配合する。水原は「バラは“愛”、古来から日本にあるハナマスは“旅”が花言葉。みんなに愛が循環するように、という願いを込めました」と「ローズバーム」への想いを語る。

キークスは、自然由来の成分と手作りにこだわり、個々の幸せの輪が広がり、制作活動を通した地域活性化の貢献を目指すというブランドフィロソフィーを掲げている。プロダクトを支えるボタニカルファクトリーの工房は、本島最南端に位置する大隅半島にある鹿児島県肝属郡南大隅町にある。亜熱帯気候と温帯気候が混在する場所に、約4,000種にも及ぶ多様な植物が群生。その豊かな恵みを生かした化粧品作りの基本となる理念は、天然由来成分100%でケミカルフリー。“口に入れるものとお肌から取り入れるものは、原則として同様の原料でなければならない”をモットーに、食べ物のようなアイテムを提供する。「日本は自然の豊かな国で、すぐそばに素晴らしい植物がある」と言う水原の、コロナ禍以降に変化した意識が自然由来指数100%をアイテムに課す。

今後も続々と新作の発表を控え、ジャパニーズローズ「ハマナス」シリーズや食を支える「お米」シリーズ、竹害の課題解決から「竹」シリーズ、耕作放棄地対策の「和ハーブ」に農業廃棄物を有効活用した「果物」シリーズなど日本の大自然の素材をテーマにナチュラルコスメのシリーズなどラインナップする。

ブランド名は、水原のニックネームに由来する。「ブランドエンブレムと同様に対称の文字。そこに“s”を加えることでその形が表する永遠のような意味を持たせました。日本は世界各国の人々から愛されている、というのをファッションの世界を、モデルの仕事を通じて感じています。広く知られる桜や京都だけではない、日本の素晴らしさをキークスから伝えていきたい」と話す。

廃校を活用した工場で生まれるアイテムは今後、グローバルに展開する予定だ。水原の思いを形にしたフレッシュで季節にこだわったアイテムは、2024年3月15日からビオトープ 白金台や鹿児島 山形屋でも展開。真の豊かさとは何かを問いかける、ブランドが生まれた。

第1弾アイテムの「ハマナスローズバーム」は、ハマナスをキー配合。古くは万葉集にも登場する、日本在来種の野バラを採用した。

ボディやフェイス、ヘアなどのケアに活躍するマルチバームは爽やかに芳香し、高いリラックス効果を叶える。ハマナスローズバーム 35g ¥4,235(3月15日発売・オフィシャルサイトでの購入は3月中旬より順次発送予定)


問い合わせ先/キークス [email protected]
https://kiiks.online

Text: Akira Watanabe