「びっくりさせてごめんなさい。喉が渇いてしまって……お水をいただけたら、と」
「あ、はい! ちょっと待っててくださいね」
鼓動が急激に速くなるのを感じながら、舞花(まいか)は慌ててドアを大きく開け、彼に中へ入るよう促した。ためらうような表情を浮かべつつ、ミナトは静かにリビングに足を踏み入れ、居心地が悪そうに壁際に立ち尽くす。
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