人材サービスのパーソルキャリアは17日、同社運営の転職サービス「doda」のシステムに不備があり、採用担当者などの個人情報が代理店側から閲覧できる状態になっていたと明らかにした。

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　同社公式サイトに「『doda』求人広告の販売代理店向けシステムにおける不備に関するお詫び」を掲載し、「本件により、多大なるご迷惑をおかけいたしました法人のお客様ならびに関係者の皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

　それによると、「doda」広告を販売する代理店向けに提供しているシステムで、本来、代理店業務において閲覧の必要性がない採用担当者様の名刺情報に準ずる個人情報が閲覧できるようになっていた。

　対象期間は2018年5月31日午後5時～2024年8月30日午後8時。対象人数は54万9195人。また、閲覧できた代理店は1164社（代理店の委託先を含む）。

　発覚経緯として「弊社と取引のある法人顧客の採用担当者様が、取引のない代理店から営業を受け、自身の情報を入手した経緯を尋ねたところ弊社システムから得たとの回答があり、弊社に連絡をいただいたことから発覚に至りました」と説明。

　8月30日にシステム改修を行ったという。その上で「本事象の発覚後、代理店への調査を実施したところ、情報の閲覧および閲覧した情報を利用した例は、発覚のきっかけとなった上記の1件を除き、現時点で検知しておりません。また、代理店とは、秘密保持契約を締結しており、弊社システムから得た情報の目的外利用も禁止しております」と伝えた。

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