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再生可能エネルギー / Renewable Energy

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化石燃料なしでも電力需要をまかなえることをカリフォルニア州が証明しつつある

カリフォルニア州では今春、ほぼ連日、州内の需要を上回る電力が再生可能エネルギー発電によって生産された。エネルギーのための化石燃料の使用量は年内をピークに下降に転じる可能性があり、人類はエネルギーの変曲点を迎えようとしている。
Science

植物の根っこから金属を採掘。「ファイトマイニング」に集まる期待

植物のなかには、土壌から大量のニッケルを回収できる種類もある。そうした植物を用いて金属を効率的に採掘する技術の開発に向けて、米国政府が本腰を入れ始めた。再生可能エネルギー革命に欠かせない、電池の供給に役立つ可能性があるからだ。
Business

AIのデータセンターを都市の熱源インフラに

パリ五輪のプールを温めていたのは、近隣にあるデータセンターの余熱だった。AI技術の普及でデータセンターの処理量が急増し、熱の再利用が注目されている。AIとサステナビリティをめぐる議論は今後も続く。
Business

電力の世界でも「選ばれる会社」でありたい:バルミューダ・寺尾玄、次なる挑戦を語る(3)

小型風力発電機を開発中であることを明らかにしたほか、この1年で次々に新製品を投入しているバルミューダ。創業者で社長の寺尾玄は、これらの挑戦において何に駆り立てられているのか──。全3回のインタビューの最終回は、風力発電の“先”に見据えるバルミューダの未来について。
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現代の “知の巨人” バーツラフ・シュミルと「すべてを疑う」ことの価値

『Numbers Don't Lie』や『Invention and Innovation』など数々の著作で知られるバーツラフ・シュミルが新著『SIZE』を刊行した。実証可能な事実を重んじる昔気質の科学者が、地球環境をめぐる破滅予測とテクノロジー楽観主義について語る。
Science

月の砂からソーラーパネルをつくる:小国のスタートアップが目指すサステナブルな宇宙開発

ルクセンブルクのスタートアップ、Maana Electricの目標はふたつ。ひとつは月面生活のエネルギー源となる太陽光パネルを月の砂からつくること。もうひとつは、地球上の太陽光パネルの製造をサステナブルにすることだ。そのミッションをいかに実現させていくのか、同社のCOOに訊いた。
Science

風力発電の修理技術者は、現場でどんな仕事をしているのか? ベテランが語る“高所作業”の現実

再生可能エネルギーの利用が加速するなか、風力発電所の数も世界的に増えている。その安定稼働に欠かせないのが、風力タービンのメンテナンスを担う修理技術者の存在だ。高所作業も伴う仕事は、いかなるものなのか? 13年の経験をもつベテランが語った。
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砂漠を農地に変えるソーラーポンプの活躍が、地下水を急速に枯渇させている

乾燥地帯の農家は、農地へ水を引くにあたって低コストのソーラーポンプに注目している。ソーラーポンプを利用すれば化石燃料が不要となり、作物の生産量も増加するが、その一方で世界中の帯水層が枯渇しつつある。
EARTH BATTERY

電力を地下貯蔵する時代の幕開け──特集「THE WORLD IN 2024」

太陽光発電と風力発電のピーク時間は、電力需要が最も少ない時間帯と重なる。しかし、地下でクリーンエネルギーを蓄電するシステムをつくれば、余剰電力が無駄になるのを止めることができるはずだ。
PEAK EMISSIONS

エネルギー関連の二酸化炭素排出がついにピークアウトへ──特集「THE WORLD IN 2024」

太陽光発電や風力発電の導入が世界中で加速している。クリーンエネルギーの成長が電力需要の伸びを超え、二酸化炭素排出量が減少に向かう日は案外近いかもしれない。
THE REGENERATIVE COMPANY AWARD 2023

「ロンハーマン」がソーラーシェアリングで届ける、未来世代へのラブレター──リジェネラティブ・カンパニー・アワード2023:サザビーリーグ リトルリーグカンパニー

千葉県匝瑳市に2021年に誕生したソーラーシェアリング施設「Ron Herman SOSA」。ソーラーパネルと有機栽培の大豆畑が広がるこの場所から、ロンハーマン擁するサザビーリーグ リトルリーグカンパニーは、未来の世代のためのリジェネラティブなファッションのあり方を模索している。【「リジェネラティブ・カンパニー・アワード2023」選出】
Business

新たな地熱発電「EGS」始動。インターネットがクリーンエネルギーで動く未来へ

「EGS」と呼ばれる次世代型の地熱発電は、地下の高温岩体のエネルギーを活用するものだ。グーグル・データセンターの一部はすでに、米ネバダ州で実施されているEGSによって供給される電力で動いている。
Science

温室効果ガス排出量は下落しているべきなのに、最高記録を更新している

COP28を前に、「世界は避けられる大惨事に向かって突進している」と警告する容赦ない報告書をUNEP(国連環境計画)が発表した。これは世界のリーダーたちに発破をかける嘆願書でもある。
Science

COP28のゆくえを、少し楽観的に見守ろうと思った理由

記録的な猛暑に見舞われ、温室効果ガスの排出がさらに増加した2023年。こんな年に開催されるCOP28に、期待はできないと考える人も多いだろう。しかし、データサイエンティストでオックスフォード大学上級研究員のハンナ・リッチーは、それは思い違いになるかもしれないと言う。
Science

「グリーン水素」は脱炭素社会の新潮流になるか

再生可能エネルギーを用いて、水を水素と酸素に分解してつくられる「グリーン水素」。この二酸化炭素(CO2)を排出しない方法で製造される水素は大きく注目されており、水素燃料で動く自動車はもちろん、水素を使う肥料用アンモニアの製造などにも取り入れられようとしている。
Science

水面に浮かぶソーラーパネルが、世界の電力供給に貢献する

ソーラーパネルの価格が下がったことで、水面に浮かべる浮体式太陽光発電システムが注目されている。太陽光による再生可能エネルギーの供給を増やせるうえ、水の蒸発を抑えられるので節水にもなり、わざわざ広大な土地を切り開く必要もない点がメリットだ。
Science

太陽光パネルの新たな設置場所として「都市の駐車場」が注目されている

電力消費が多い都市部で太陽光発電が増えれば、いまのように地方で発電した電力をコストをかけて都市圏に送電する必要はなくなる。そこで注目されるのが、屋外駐車場に屋根をつくってソーラーパネルを設置する施策を義務化する検討を進めているフランスの動向だ。
Business

テスラが基本計画で示した「持続可能なエネルギー経済」と、見えてこない“低価格EV”の姿

テスラは2023年3月1日(米国時間)に開いた投資家向けイベントで新たな基本計画を発表し、持続可能なエネルギーへの世界的な移行についての持論をイーロン・マスクが展開した。しかし、ある情報が欠けている。以前から予告されていた新しい低価格な小型EVだ。
Science

新たな再生可能エネルギーとして注目、なぜ「潮力発電」の計画は進まないのか

海底に設置したタービンを潮の満ち引きで回転させることで発電する潮力発電は、次世代の再生可能エネルギーとして注目されている。ところが、建設コストの資金不足によって計画は続けざまに頓挫しており、専門家たちは政府による資金投入が欠かせないと指摘する。
Science

エネルギー価格の高騰により、木材を燃やして暖をとる人々が欧州で急増している

再生可能エネルギーが普及しつつある欧州だが、このなかに実は「木材を燃やすこと」も含まれている。再生可能エネルギーの普及促進を目的に木材の使用にはEUから奨励金が給付されているが、炭素排出量を削減するためにも見直しを迫られている。