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メディア / Media

Culture

未来のためのポジティブなアクティビズム:アルスエレクトロニカ2024 作品解題

例年9月に開催されるアルスエレクトロニカ・フェスティバルに先立ち、プリ・アルスエレクトロニカの今年の受賞作品が発表された。プリ・アルスエレクトロニカ・ヘッドを務める小川絵美子が「ポジティブなアクティビズム」と評する今年の各部門グランプリ受賞作品を解題する。
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ガザやウクライナの“残虐行為”を捜査、世界有数のオープンソース・インテリジェンス集団Bellingcat

エリオット・ヒギンズと、Bellingcatの28,000人に及ぶデジタル・フォレンジック探偵たちは、真実に対する奇跡のような嗅覚を、そしてその限界についての確かな感覚をもち続けている。ガザでもウクライナでも、そして残虐行為がオンラインで隠蔽されているどこででも──
Security

AI検索「Perplexity」の記事盗用疑惑を独自調査──無断スクレイピングで回答を生成か

『Forbes』は自社のコンテンツを盗用されたとして、AI検索スタートアップのPerplexityを非難した。『WIRED』が調べたところ、Perplexityのチャットボットは許可を得ていないサイトを無断でスクレイピングし、“幻覚”を見せる傾向があることが明らかになった。
EDITOR'S LETTER

潜在空間とトマトスープ──『WIRED』空間コンピューティング特集号の発売に際して、編集長から読者の皆さんへ

いつの時代も新しいメディアが時間と空間を拡張してきた。だとすれば、生成AI時代の潜在空間についてはどうだろう? 空間コンピューティングの可能性(フレーム)に迫る最新号に寄せて、『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのエディターズレター。
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ホームページの逆襲

SNSがニュースの発信元としての信頼性を失いつつあるいま、デジタルジャーナリズムの有料購読者はオンライン世界に古くから存在するスタイルに注目し始めている。
Business

“不法占拠”したニュースサイトを生成AIの記事で埋め尽くす:「クリックベイト工場」で荒稼ぎするセルビア人の告白

かつて人気だったニュースサイトなどをドメインスクワッティング(ドメインの不法占拠)によって入手し、生成AIで量産したクリックベイト(釣り記事)で埋め尽くす──。そんなビジネスで荒稼ぎするセルビア人の男を駆り立てる動機は何なのか、本人が激白した。
Culture

ルパート・マードックが世界に与えた“ダメージ”と、始まったメディア帝国の終焉

“メディア王”として知られるルパート・マードックが引退を表明した。かつて買収を繰り返して帝国を築き上げたが、その時代の終わりはすでに始まっている。
Science

日焼け止めは成分よりも「どう使うか」を気にしたほうがいい

年々日差しが強くなるなか、太陽から肌を守るのに日焼け止めを使っている人も多いだろう。しかし、塗り方や成分などについて、誤った情報が多く出回っているのが実情だ。日焼け止めはそれだけではなく、衣服や帽子などの他の対策と併用して取り入れるのが効果的だと専門家は言う。
Business

「AIが作成した記事」で波紋のCNET、従業員が労働組合を結成して対抗する理由

米国のテック系メディア「CNET」で編集スタッフが労働組合を結成した。ハリウッドの脚本家たちがストライキを起こしたように、ジェネレーティブAIの使用に関する透明性とアカウンタビリティーの向上を求めることが狙いのひとつだ。
Culture

ドラマ「THE LAST OF US」の成功で、トランスメディアストーリーテリングが加速する

ゲームの世界観を深化させてつくられたドラマシリーズ「THE LAST OF US」が世界的にヒットしている。ひとつの作品の物語を異なるメディアで多角的に展開する「トランスメディアストーリーテリング」を取り入れようとする企業は、さらに増えるだろう。
Science

日本で多く見られるジョロウグモが、米国で生息域を急拡大している

日本などのアジア地域で多く見られるジョロウグモが、米国で数年前から生息域を急拡大している。人々の不安をあおるような報道もあるが、専門家は「ほとんどのクモは無害」として生態が明らかになるまで冷静さを保つよう訴えている。
Business

ソーシャルメディアには、「伝統的なメディア」からも学ぶべきことがある

ソーシャルメディアの倫理観や社会的責任が問われている。これは政府の規制で解決できる話ではなく、ソーシャルメディア各社は伝統的なメディアから学び、活動の拠り所となる規範や倫理規定が何かを考え、自らに課さなければならない。
Culture

SNSで活発化する“中国発”の投稿が、BBCの報道の信頼性を損なうべく暗躍している

中国発のSNSへの投稿やフェイクニュースが、英国の公共放送であるBBCを攻撃し、その信頼性を低下させようとしている──。そんな動きがサイバーセキュリティ企業の研究によって明らかにされた。新疆ウイグル自治区での人権侵害に関する報道などに対抗した措置とみられ、一連の活動を中国政府が支援している可能性も指摘されている。
Culture

SF作家・小野美由紀が「メディア・広告の未来」を描く:SFプロトタイピング小説「容れ物たちの話」

2060年、東京。たび重なる災害によって人々は経済活動の場をメタヴァースにシフトしていた。そんなメタヴァース空間にて、人気絶頂のなかで自殺したアイドル・篠崎ありあの人格データが復元される。事務所は彼女の意向を無視してライヴ出演を強行しようとするものの──。見た目が容れ物化し、人格が入れ替え可能になるメタヴァースおける、人間の魂(あるいはアウラ)の行方とは? SF作家・小野美由紀が「メディア・広告の未来」をプロトタイプしたオリジナル小説を特別公開。
Culture

SF作家・津久井五月が「メディア・広告の未来」を描く:SFプロトタイピング小説「イドを探して」

ミラーワールドに生息するデジタルペット「イド」。無料の広告付きデジタルフードを食べて暮らすイドを通じて、人々は広告と接触する。ある日、姿を見せなくなった「エチカ」という名のデジタルペットを探すためにコウイチは都市に繰り出していくが──。SF作家・津久井五月が「メディア・広告の未来」をプロトタイプしたオリジナル小説を特別公開。
Culture

有料メディアの増加が、新たな「エコーチェンバー」を生みだそうとしている

生き残りをかけて有料化していくメディアやニュースレター。一方で、読者が有料の情報源にかけられるお金は有限であり、ひとりが閲覧できるメディアの数は必然的に少なくなっていく。こうした状況の先に待ち受けるのは、ソーシャルメディアのそれとは違う、新しい「エコーチェンバー」のかたちだ。
Business

ニュース記事を巡るフェイスブックとオーストラリアのメディア業界との闘いは、そもそも争点が間違っている

オーストラリア政府がグーグルやフェイスブックなどのプラットフォーム企業に対し、メディア企業に与えた損害を補償するよう求める法律の制定を検討している。だが問題の本質は「補償」ではなく、個人のデータをターゲティング広告に利用するビジネスモデルにあるのではないだろうか──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。
Opinion

個人が発信する「有料のニュースレター」は、ジャーナリズムの一角を担えるか

ジャーナリスト個人が情報発信するプラットフォームとして、ニュースレターが注目されている。世の中の“サブスク疲れ”も指摘される時代にあって、有料のニュースレターはジャーナリズムの重要な一角を担えるのだろうか──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。
Gear

“友達に話す”ように世界の出来事を発信する:Z世代向けニュースレター「The Cramm」を創設した16歳の頭のなか

Z世代によるZ世代のためのニュースレター「The Cramm」。ひとりの少女が2016年の米大統領選をきっかけに始めたこのメディアは、いまや500人超からなるチームによって運営され、世界100カ国以上の読者に愛読されるようになった。既存メディアとは違うThe Crammの魅力は何か。それを探るべく、創設者のオリヴィア・セルツァーに話を訊いた。
Culture

ハッカーがニュースサイトに不正侵入してフェイクニュースを拡散している

東欧のメディアサイトが相次いでハッキングの被害に遭い、北大西洋条約機構(NATO)についての偽の記事が拡散されていたことが明らかになった。NATOや米軍をおとしめる誤った情報を広めるキャンペーンとみられ、ロシアの関与が疑われている。