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芸術 / Art

Culture

未来のためのポジティブなアクティビズム:アルスエレクトロニカ2024 作品解題

例年9月に開催されるアルスエレクトロニカ・フェスティバルに先立ち、プリ・アルスエレクトロニカの今年の受賞作品が発表された。プリ・アルスエレクトロニカ・ヘッドを務める小川絵美子が「ポジティブなアクティビズム」と評する今年の各部門グランプリ受賞作品を解題する。
Culture

生成AIでアートとサイエンスをつなぐ、奇妙なハイブリッド生物たち

映像アーティスト、マルコス・ケイの作品を一言で表すのは難しい。彼はテクノロジーと芸術を融合することで、生物科学や素粒子物理学の複雑怪奇な世界に果敢に分け入っていく。
Culture

架空のガジェット「#架ジェット」の懐かしくて新しい、ユーモアたっぷりの世界(しかも、一部は買える)

架空のガジェット、その名も「#架ジェット」。東京を拠点に活動するデザイナーがソーシャルメディアに投稿する作品は、どれもSF的な想像力とレトロなガジェットの魅力、そしてくすっと笑ってしまうユーモアに溢れている。
ART

ハロー、カオス。AIを駆使する写真家がいま考えていること:チャーリー・エングマンとの対話

生成AIアートをリードするアーティストにして、身体や記憶や家族と誠実に向き合う写真家であり、インターネットと資本主義のカオスをスイスイ泳ぐ(ように見える)ボーダレスな表現者でもある。チャーリー・エングマン、あなたはいま何を考えているのですか?
Business

「英国で最も人気の観光スポット」のイマーシブ施設、入場無料で見出した“ちょうどいい”ビジネスモデル

没入型の体験を提供するイマーシブ施設といえば入場料制を想像するかもしれないが、2023年に「英国で最も人気の観光スポット」に選ばれたロンドンの「The Outernet」は入場無料だ。いったいなぜなのか?その理由を最高経営責任者(CEO)に訊いた。
Event

【ウェビナー開催!】空間コンピューティング時代における「表現」の新たなる地平:JACKSON kaki × 藤倉麻子 × 荘子it

「空間コンピューティング」技術の社会実装や、都市への展開が急速に進むなか、そのツールを手にしたアーティストたちはいま何を考えているのだろう? 空間コンピューティングの可能性を総力特集した『WIRED』日本版VOL.53の鼎談に参加した3名のアーティスト──JACKSON kaki、藤倉麻子、荘子it(Dos Monos)が再集結。空間コンピューティングの見過ごされた論点やアーティストの役割を語り尽くす、その延長戦を見逃すな!
SPATIAL × COMPUTING

覆い隠された都市の裏側へ──空間コンピューティングの見過ごされた論点を探る鼎談:JACKSON kaki × 藤倉麻子 × 荘子it

空間そのものがメディアとなる、スクリーンなき未来に“表現”はどのように更新されるのだろう。フィジカルとデジタルを往還する先鋭的な表現を追求してきた3名のアーティスト ─ JACKSON kaki、藤倉麻子、荘子it(Dos Monos)のまなざしから探る。
ART

Tokyo Gendai:世界水準のアートフェアは何をもたらすか

7月5日からの3日間、パシフィコ横浜で国際アートフェア「Tokyo Gendai」が開催される。昨年の初開催にしてすでに、国内外のアートコミュニティに大きなインパクトを残した現代アートのイベントが、質量ともにスケールアップ。鑑賞し、交流し、購入する。“世界水準”のフェアならではの体験がここに。
Culture

DNAを月へと打ち上げる!? アートが探求する、死後に「遺すもの」の可能性

サンフランシスコのアーティスト、エイミー・カールは現代におけるデジタルな“死後”(Digital Afterlife)について考察する。それも、人間のDNAを月へと打ち上げる(早ければ2024年の第4四半期に打ち上げ予定)ことによってだ。作品を通じて彼女が表現したいメッセージとは?
Culture

混沌を生き延びる「希望」と「ケア」:欧州と東京をつなぐアーティストたちの集い

人類はケアに満ちた社会を実現できるか? ケアが行き届きにくい辺境の地でも、テクノロジーとアートの力で、支え合うことはできるだろうか? その希望の震源地となったイベント「混沌に愛/遭い!」の様相をレポートする。
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ミームとアート:それがシェアされるとき、誰が得をして誰が損をするのか

オンラインのもつシェアラビリティ(共有可能性)を掘り下げ、クリエイションのあり方について新たな結論を提示する、アート分野の著者たちによる2冊の新刊『Disordered Attention』と『Black Meme』をひもとく。
Culture

気候変動に窮するアルプスの山を、美術展に持ちこんだベルリンの建築家たち

2023年は史上最も暑い年だとされたが、今年もその傾向は続く見込みだ。21年の第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展、そして24年の札幌国際芸術祭に、気候変動に窮するアルプスの山を届けたベルリンの建築家たちがいる。そのメッセージを、史上最も暑いであろうこの夏に贈りたい。
Culture

英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが見つめる演劇の未来

英国のロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)にデジタル開発部門ができたのは8年前。長いように思えて、2025年に設立150周年を迎える劇団からすれば短いとも言える。そんな名門劇団は、デジタルの表現にどう取り組んでいるのだろうか?
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新しい音楽聴取メディアとしての生成AI:徳井直生の『続・創るためのAI』

変化の速いAI技術の波に乗り、翻弄され、ときに抗いながら、AIとわたしたちの関係の望むべき未来像を考察していく、アーティスト・徳井直生による連載。第3回では、AI音楽生成システムの位置付けを見直し、創作行為を想起させる「生成」に代わる新しい言葉を見出すことの重要性を説く。
Culture

アーティストやクリエイターに開かれた街のつくり方:杉山央と“ヒルズ”の挑戦

Rhizomatiks x ELEVENPLAYや蜷川実花による体験型展示、あるいは都市データを開放したXRハッカソンなど、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEを起点にクリエイティブ都市・東京の新しいかたちが生まれている。そのマスターマインドが、森ビルの杉山央だ。
Culture

「PS2風」フィルターからドット絵まで、ローテクへの懐古主義「テックノスタルジア」から見えてくること

最近話題になった「PS2風フィルター」のトレンドに始まり、90年代~2000年代風のビジュアルへの回帰がここ数年のトレンドになっている。こうしたトレンドは、現代のテクノロジーに対する反動として生まれた懐古主義「テックノスタルジア」なのだと、デジタルカルチャー研究者のベノア・パロとキュレーターのヴィエナ・キムは考察する。
Culture

再び“開いた”「ポータル」。ニューヨークとダブリン、両側に立ってみてわかったこと

ニューヨークとダブリンの街中に設置され、両都市をつなぐテクノロジー彫刻作品「ポータル」。訪れた人の「不適切な行動」により一時閉鎖されていたが、今週、再オープンした。集まった数百人とともに作品の両側に立った『WIRED』記者2人の体験レポート。
Culture

カメラのISO感度を最大にしたら、どんな世界が映し出される? 日本の写真作家が発信する“ノイジーなグラフィック”としての日常

カメラが光を捉える能力を示す「ISO感度」。この数値を最大限にまで高めたら、いったいどんな世界が映し出されるのか──。日本のある写真作家は、そうして切り取った世界を作品として発信し続けている。
Culture

なだらかにつながる時間──リニアとノンリニアの中間域から:坂本龍一・高谷史郎による舞台作品『TIME』レビュー

『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』に続いて坂本龍一が全曲を書き下ろし、高谷史郎(アーティストグループ「ダムタイプ」)と共同制作した『TIME』が新国立劇場で上演された。2021年にオランダで世界初演され、好評を得た本作は、4月27日(土)と4月28日(日)にロームシアター京都でも公演される。
FASHION

バレンシアガのデムナ、独占インタビュー:ファッションを前進させる思考と言葉

デムナ。バレンシアガのアーティスティック・ディレクターである彼は、間違いなくファッションを変えた。都市の若者たちの装いを変え、音楽との関係をより豊かにし、ゲームとメタバースにモードを接続した。つまりファッションの未来を展望するために欠かせないクリエイティビティの持ち主である。パリコレクション直前、メールインタビューが実現した。