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Yuba Isukari

柞刈湯葉、書き下ろしSF短編「ワンルーム・ワンルーム」

過去の体験がトラウマとなり、人を自室に招くことが生理的に受け入れられなくなった「僕」。しかし、眼鏡型ディスプレイのバッテリー稼働時間が延び、使えるアプリも増え、デザインもこなれてきたあるとき、「僕」は、とある実験に取り組み始めた──。偉才のSF作家・柞刈湯葉が、「空間コンピューティング」というテーマに対し、珍しく恋愛をモチーフにすることで来たるべきライフスタイルを描き出す!

SF作家・柞刈湯葉による“未来の流通・小売”をめぐるSFプロトタイピング小説:「地産地売買地消」

2023年初旬、WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所は、コンサルティング企業の「シグマクシス」と共同で「未来の流通・小売」にまつわるSFプロトタイピングを実施。同プロジェクトには3名のSF作家──池澤春菜・柞刈湯葉・倉田タカシ──が参加し、その過程で3篇の短編SF小説が生まれた。本記事では、柞刈湯葉の作品を紹介する。

人気SF作家書き下ろし短編を特別公開! 柞刈湯葉「ボーナス・トラック・クロモソーム」

『横浜駅SF』や『重力アルケミック』で知られるSF作家、柞刈湯葉。『WIRED』からの「ウェルビーイング×SF」というお題に対し、生物学研究者でもある氏がしたためてくれたのは、「人間」の「幸福」をめぐる遺伝子編集と自己決定権の物語。「コーヒーメーカーのない部屋を研究室と呼ばないように、タンパク質の肉体を持たないものを人間とは呼ばない」。そうだそうだ!(雑誌『WIRED』日本版VOL.32より転載)