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焼肉食べ放題の革命児「焼肉きんぐ」客をつかむ王者の戦略とは?


焼肉食べ放題。それは100分間の“夢レジャー”だ。安かろう悪かろうのイメージを払拭して常識を覆し、焼肉チェーン業界に風穴を開けた革命児がいる。それが「焼肉きんぐ」だ。

現在、福岡県内に15店舗・全国で292店舗を展開し、売上高は621億円。10年間で売り上げはおよそ5倍となった。
メニューの豊富さは“食べ放題”の枠を超え、もはや“選びたい放題”!130種類以上のメニュー全てが魅力的だ。
とにもかくにも今日は焼肉!食の桃源郷へといざ出陣だ!

焼肉きんぐ・王者の証①ストリート看板で通行人を“狙い撃ち”!

創業15年で“一番好きな焼肉チェーン店”№1に輝いたのが「焼肉きんぐ」だ。焼肉の食べ放題は、ファミリー層を中心に絶大な人気を誇る。150席を超える巨大店舗も満員御礼、週末ともなれば1時間待ちは当たり前の行列ができる。

店舗には、幹線道路を走る車からもひと目で分かるよう、道沿いにあえて巨大な看板を設置。看板は、焼肉きんぐにとって最重要案件の1つだ。
週に1回開催される「サインデザイン会議」。ここでは看板のデザインを巡って、会長・社長含め40人が熱い議論を繰り広げる。

焼肉きんぐ・王者の証②“3段階メニュー”で客の心理を突く!

飲食業界の常識「松竹梅の法則」。“人は、3段階の選択肢がある場合に真ん中を選ぶ”という行動心理を応用したものだ。焼肉きんぐも例外ではなく、売りたい商品・自信のある商品を真ん中にもってくるという戦略をとっている。実際、3つあるコースのうち、真ん中の130品食べ放題「きんぐコース」が注文の8割を占め、客単価アップに繋がっている。

焼肉きんぐ・王者の証③“おせっかいマスター”が店内を取り締まる!


焼肉きんぐには「おせっかいマスター」なるスタッフがいる。全国1万5000人のスタッフの中で100人ほどしかいない、貴重な存在だ。店内を巡回しながらお客さんの要望を事前に察知し提案するという、まさに“おせっかい”を売りにしている。
例えば、小さな子どもが座る椅子を設置してくれたり、お肉を焼いてカットしてくれたり、ビビンバをおいしく混ぜてくれたり…、なんとも嬉しいおせっかいだ。

焼肉きんぐ・王者の証④これでもかの“ファミリー戦略”!

注文は全席“テーブルオーダーバイキング方式”を採用し、タッチパネルで簡単注文。小さな子どもがいるファミリー層にとってはありがたいシステムだ。
さらに、30ものテーブルを擁する巨大店舗ではホールスタッフが13人も稼働し、お客さんを待たせることなく、スピーディーにストレスのない接客を実現している。
そしてなんといってもその料金が凄い!幼児無料・小学生半額・60歳以上500円引きというサービスだ。
ファミリー層にとことん寄り添った戦略で日本一の人気店へと駆け上がった“焼肉業界のキング”。更なる高みを目指し、この冬“期間限定メニュー”で勝負をかける!
キーワードは“北海道”。冬の味覚を楽しんでもらう“北海道フェア”の企画だ。その新メニューの開発現場に潜入すると、社長をはじめ主要メンバーが勢揃いしていた。試食会は冒頭、意外に和気あいあいかと思いきや、本題に入るとそこは真剣勝負、ダメ出しのオンパレード。忌憚のない意見がズバズバ飛んだ。
こうして年間に投入される新商品や期間限定商品はおよそ50品。次はどのような“選びたい放題”メニューを開発し楽しませてくれるのか、今後も焼肉きんぐから目が離せない!

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この記事を書いたひと

軽部明香里

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アナウンサー、ナレーター、タレント、記者、そしてライター。東北で生まれ育ち、東京経由で九州へ。大好きな福岡と東京を拠点に活動中。またの名は、訛りすぎるアナウンサー・酒田倉子。時々出身地の山形弁を話す。<br>所属:<a href="https://litomon.jp" target="_blank" style="text-decoration: underline;">リトルモンスターエンターテインメント</a>