【秋田】秋田県の日帰り温泉おすすめ7選!2024年版
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むう
銭湯のとなりに住むほどの温泉好きで、温泉はまさにライフスタイルの一部。休日は宿自慢の料理でお腹も満たせ、気軽に旅気分が味わえる温泉旅館の食事付き日帰りプランがお気に入りでよく利用しています。チョイスの決め手は露天風呂で、大自然や街並みを眺めながら心ゆくまで湯に浸かり、日々の疲れをリセットさせています。
自然があふれ、郷土色豊かな秋田(あきた)県には、秘湯ブームの火付け役として多くの人を魅了する白濁の乳頭(にゅうとう)温泉をはじめ、「美人の湯」、「熱の湯」、「万病の湯」といった別名を持つ湯治客にも人気の湯があり、また、天然の岩盤浴など、バリエーションに富んだ温泉で効能を得ることもできます。今回は、秋田県のさまざまな温泉地の中から、日帰りで温泉を堪能できるホテルや温泉宿のおすすめを7軒ご紹介します。
目次
【小安峡温泉】趣の異なる4つの湯をめぐる「旅館 多郎兵衛」
提供:旅館 多郎兵衛
提供:旅館 多郎兵衛
提供:旅館 多郎兵衛
地熱に恵まれた「小安峡(おやすきょう)温泉」は、宮城県との県境に近い内陸部にある温泉地です。
通称「地獄釜」とも呼ばれる「小安峡大噴湯(だいふんとう)」では、地面から98℃もの熱湯と蒸気が激しく噴出する様子を目の当たりにすることができます。
おもてなしの心が息づく「旅館 多郎兵衛(たろべえ)」では、樹齢100年、全長50mの秋田杉を用いた梁(はり)と熊本県阿蘇より取り寄せた石を敷いた大浴場、湯船に宮城県栗原市の伝統工芸「栗駒(くりこま)焼」を敷き詰めた変わり風呂、露天風呂など、趣の異なる4つの浴場で源泉かけ流しの湯を満喫できます。
泉質は単純温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛などの効能があります。
<施設詳細>
・施設名:旅館 多郎兵衛
・住所:秋田県湯沢市皆瀬字湯元121‐5
・電話番号:0183-47-5016
・営業時間:10:30~15:00(最終受付14:30) ※浴場により時間が異なる
・定休日:なし ※浴場により冬季休業あり
・日帰り温泉の利用料:大人700円、小人400円、幼児無料
【泥湯温泉】秘湯の雰囲気で愉しむにごり湯「泥湯温泉 奥山旅館」
提供:泥湯温泉 奥山旅館
提供:泥湯温泉 奥山旅館
小安峡温泉から車で20分ほど西に進んだ場所にある「泥湯(どろゆ)温泉」は、高松川(たかまつがわ)上流に2軒の宿がひっそりと佇みます。
江戸時代から続く温泉地で、近くでは、日本三大霊場の一つである川原毛地獄(かわらげじごく)や、野湯として入浴体験ができる大湯滝の滝壺(夏季限定)など、火山活動の余勢を感じることができます。
「泥湯温泉 奥山旅館」は、秘湯らしい風情に満ちた温泉宿です。
提供:泥湯温泉 奥山旅館
提供:泥湯温泉 奥山旅館
2つの異なる泉質のにごり湯が湧き出ており、混浴露天風呂や女性専用の露天風呂、男女専用の内風呂では硫黄温泉、大露天風呂では単純泉が堪能できます。
特に高血圧症や動脈硬化症などの効能を得ることができます。
<施設詳細>
・施設名:泥湯温泉 奥山旅館
・住所:秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
・電話番号:0183-79-3021
・営業時間:10:30~14:30 ※受付13:30まで
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人700円、小人300円
【湯瀬温泉郷】清廉なせせらぎを眼前に美人の湯を堪能「湯瀬ホテル」
提供:湯瀬ホテル
提供:湯瀬ホテル
提供:湯瀬ホテル
十和田湖と八幡平の中間にある湯瀬(ゆぜ)渓谷にある「湯瀬(ゆぜ)温泉郷」は、秋には美しい紅葉を眺めながら温泉に浸かれると人気の温泉地です。
豊富な湯量は、川の瀬からもお湯が沸くほどで、そのため「湯瀬」と名が付いたといわれています。
秋田の郷土料理ビュッフェが評判の「湯瀬ホテル」の日帰り温泉では、米代川(よねしろがわ)源流の清廉なせせらぎを間近に、源泉かけ流しの美人の湯を露天風呂や大窓の内風呂で味わえます。
泉質はアルカリ単純温泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛などとなっています。
別途料金で貸切風呂も利用できます。
<施設詳細>
・施設名:湯瀬ホテル
・住所:秋田県鹿角市八幡平字湯瀬湯端43
・電話番号:0186‐33‐2311
・営業時間:15:00〜21:00(最終受付20:00)
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:(平日)大人2,500円、小学生1,000円、幼児1,000円、3歳未満無料、(休日前日・休日・特定日)大人3,000円、小人1,000円、幼児1,000円、3歳未満無料
【大湯温泉】雑木の山を臨む露天風呂と広い大浴場「大湯温泉ホテル鹿角」
提供:大湯温泉ホテル鹿角
提供:大湯温泉ホテル鹿角
800年の歴史をもつ「大湯(おおゆ)温泉郷」は、十和田湖(とわだこ)の南の玄関口にある温泉地です。
古来より「いで湯の里」・「湯けむりの里」として親しまれ、江戸時代にはこの地をおさめていた南部(なんぶ)藩主の保養温泉地にも指定されていました。
「大湯温泉ホテル鹿角(かづの)」は、大きな池と大滝のある美しい庭園が魅力のホテルです。
提供:大湯温泉ホテル鹿角
露天風呂や大浴場で四季折々の表情を見せる雑木の山を眺めながら、日帰り温泉が愉しめます。
泉質はナトリウム塩化物泉で、切り傷や慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病などの効能があります。
<施設詳細>
・施設名:大湯温泉ホテル鹿角
・住所:秋田県鹿角市十和田大湯中谷地5₋1
・電話番号:0186-37-4111
・営業時間:(月・火曜日) 15:00〜19:00、(水〜日・祝日)12:30~19:00、
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人(中学生以上)800円、小人500円、幼児無料、特定日(GW・お盆・年末年始)大人(中学生以上)1,200円、小学生500円
【男鹿温泉郷】なまはげの口からお湯が噴き出す大浴場「元湯雄山閣」
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秋田県の中央部、秋田市の西側に位置する、日本海に突き出た男鹿(おが)半島の付け根あたりにある「男鹿(おが)温泉郷」は、昭和初期より湯治場として愛されてきた温泉地です。
海水に似た塩分を含み、湯冷めしにくく「熱の湯」ともいわれています。
「元湯雄山閣(ゆうざんかく)」の日帰り温泉では、なまはげの口から自家源泉の100%源泉かけ流しのにごり湯が勢い良く湧き出る大浴場と露天岩風呂で温まることができます。
泉質はナトリウム塩化物泉で、効能は慢性関節リウマチ、神経痛、坐骨神経痛などです。
男鹿の名物料理が味わえるのも魅力の一つで、みそベースのだし汁をはった桶に、近海で獲れた魚介類と旬の野菜をたっぷり入れ、焼き石で仕上げる漁師料理の「石焼料理」を体験できます。
<施設詳細>
・施設名:元湯雄山閣
・住所:秋田県男鹿市北浦湯本字草木原52
・電話番号:0185-33-3121
・営業時間:11:00~14:00(最終入館13:30)
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:800円(小学生以下400円)
【乳頭温泉郷】情緒あふれる秘湯で乳白色の湯を「鶴の湯」
提供:鶴の湯
秘湯ブームの火付け役としても有名で、現在も高い人気を誇る「乳頭温泉郷」は、7つの一軒宿がある風情たっぷりの温泉地です。
秋田県の中部にある十和田八幡平(とわだはちまんだいら)国立公園内乳頭山の山麓に点在しています。
秋田藩主も訪れたという、乳頭温泉郷の中でも最古の温泉宿「鶴の湯温泉」は、築100年以上の茅葺きの建物に杉皮葺きの湯小屋を備え、情緒あふれる空間になっています。
提供:鶴の湯
提供:鶴の湯
乳白色の4種類の源泉があり、炭酸水素塩泉、炭酸水素塩泉、炭酸水素塩泉といった異なる泉質を混浴露天風呂、内風呂、打たせ湯などで1ヶ所で堪能できます。
一般的適応症の他、きりきず、末梢循環障害などの効能に優れています。
<施設詳細>
・施設名:鶴の湯
・住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
・電話番号:0187-46-2139
・営業時間:10:00~15:00 ※混雑時は14:00まで
・定休日:なし ※月曜日は露天風呂清掃のため、日帰り入浴は内湯のみ。月曜が祝日の場合は直近の平日が清掃日
・日帰り温泉の利用料:大人700円 小人300円
【玉川温泉】万病に効くという湯の効能を味わい尽くす「新玉川温泉」
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地熱を利用した野外岩盤浴でも有名な「玉川(たまがわ)温泉」は、岩手県境の八幡平にある温泉です。
昔から「万病に効く」とも謳われ、一部には癌にも効能があるとも言われる効能豊かな酸性の湯を求め、多くの湯治客が訪れます。
姉妹宿の「玉川温泉」と「新玉川温泉」の2軒があり、「新玉川温泉」では、さまざまなタイプの浴槽で豊富な温泉の効能を日帰り温泉で味わい尽くすことができます。
泉質は酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)・アルミニウム-塩化物泉で、皮膚病、血圧・胃腸などの効能があります。
<施設詳細>
・施設名:新玉川温泉
・住所:秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢
・電話番号:0187‐58‐3000
・営業時間:(コロナ期)10:00~15:00(最終受付14:30)、(通常)9:00~16:00 (最終受付15:30)、(冬季)9:00~13:30
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人800円、小人400円、幼児以下無料
秋田県の日帰り温泉マップ
1.旅館 多郎兵衛
2.泥湯温泉 奥山旅館
3.湯瀬ホテル
4.大湯温泉ホテル鹿角
5.元湯雄山閣
6.鶴の湯温泉
7.新玉川温泉
風情あふれる秋田県の温泉へ日帰り温泉に出かけませんか?
提供:湯瀬ホテル
昔から変わらぬ風情が残る秋田県の温泉地は、自然のエネルギーに満ちたパワースポットのような場所です。
四季を愛でながら古より人々を癒し続けてきた効能豊かな温泉に浸かれば、日々の疲れもどこへやら。
秘境は辿り着くのに多少時間がかかるかもしれませんが、その先にある癒しを求めて、秋田県の日帰り温泉へ足を運んでみてはいかがでしょうか。