コンテンツにスキップ

君住む街へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「君住む街へ」
オフコースシングル
初出アルバム『Still a long way to go
B面 君住む街へ (INSTRUMENTAL VERSION)
リリース
規格 7"シングルレコード
ジャンル
レーベル
作詞・作曲 小田和正
プロデュース オフコース
チャート最高順位
オフコース シングル 年表
  • 君住む街へ
  • (1988年 (1988)
Still a long way to go 収録曲
君住む街へ
(A-1)
she's so wonderful
(A-2)
テンプレートを表示

君住む街へ」(きみすむまちへ)は、1988年1月25日に発売されたオフコース通算34枚目のシングル

解説

[編集]

「君住む街へ」は、アルバムStill a long way to go[注釈 1]からの先行シングル曲で、アルバム収録曲よりもフェードアウトが10秒ほど長く、アレンジも微妙に異なる。リード・ボーカルを作者の小田和正のほか、清水仁松尾一彦も加わり、三人で担当している。元々は前年のツアー[注釈 2]中に制作され、8月の日本武道館8日間公演[注釈 3]でコンサートのクロージングに使用されていた。その後、武道館公演最終日の模様を収めたライブビデオ『OFF COURSE TOUR 1987 as close as possible』[注釈 4]の巻末に収録されている。

この曲は後に小田が『LOOKING BACK 2[注釈 5]にてセルフカバーしたが、そこでは他のメンバーが歌っていたパートもすべて小田自身が歌っている。ソロ以降もコンサートのアンコールで取り上げられることが多く、台湾で行われたコンサート[注釈 6][注釈 7]では歌詞の一部を北京語に換えて歌われた。しかし、2011年3月11日 (2011-03-11)東日本大震災以降、歌詞の一節が津波を連想させることから、歌うのが控えられていたが、2016年、小田の全国ツアータイトルに使われた上[1]、ステージでも久しぶりに演奏されたが、歌詞の変更はされていない。

B面は同曲のインストゥルメンタル・ヴァージョンだが、後にシングルCD[注釈 8]リリースに際し、清水の歌い出しから始まる“Another Version”がカップリング曲として収録された[注釈 9]

ミュージック・ビデオ

[編集]

ミュージック・ビデオは北海道小樽市でロケが行われ、札幌藻岩高校演劇部の部員が出演している。また、神奈川県横須賀市秋谷海岸にあるレストラン『マーロウ[注釈 10]でもメンバーによる演奏シーンが撮影された。

パッケージ、アートワーク

[編集]

片面のみ印刷の歌詞カードには歌詞の他、小田の2作目のソロ・アルバム発売の“INFORMATION”が併記されている[注釈 11]

収録曲

[編集]

SIDE A

[編集]
  1. 君住む街へ  – (5:18)

SIDE B

[編集]
  1. 君住む街へ (INSTRUMENTAL VERSION)
    作曲 : 小田和正、編曲 : オフコース

クレジット

[編集]

カバー

[編集]
アーティスト 収録作品(初出のみ) 発売日 規格 品番
ノーマン・チュン(香港の歌手)中国語: 張立基 今夜你是否一人?![注釈 13] 1989年3月 (1989-03)
CD
FH-10107
サミュエル・タイ中国語: 邰正宵 痴心的我[注釈 14] 1990年8月 (1990-08)
CD
UFO-90150
デイビッド・ロイ 不捨得你[注釈 15] 1990年12月 (1990-12)
CD
9031-73255-2
佐藤竹善 with 根本要 THE HITS 〜CORNERSTONES 3〜 2004年10月27日 (2004-10-27)
CD
UPCH-1388
POSITION POSITION 2006年4月19日 (2006-04-19)
CD
CRCP-40146
中村あゆみ VOICE II 2009年6月24日 (2009-06-24) CD+DVD MHCL 1538/9
CD
MHCL 1540
ソン・シギョン オフコース・クラシックス 2019年10月23日 (2019-10-23)
CD
UICZ-4462

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ Still a long way to go』 1988年6月1日 (1988-06-01)発売 FUNHOUSE LP:28FB-7007, CD:32FD-7007
  2. ^ 『OFF COURSE TOUR 1987 “as close as possible”』 1987年4月17日 – 9月6日 (1987-04-17 – 1987-09-06) : 全国50か所69回公演
  3. ^ 1987年8月17日 – 20日 (1987-08-17 – 1987-08-20)、24日 – 27日
  4. ^ 『OFF COURSE TOUR 1987 as close as possible』 1987年11月25日 (1987-11-25)発売 VHS:98FE-1010HI
  5. ^ 小田和正LOOKING BACK 2』 2001年5月16日 (2001-05-16)発売 Little Tokyo ⁄ FUNHOUSE CD:FHCL-2018
  6. ^ K. ODA ASIA TOUR 2003『Kira Kira』台湾公演 (2003年10月23日 (2003-10-23) Taipei International Convention Center)
  7. ^ K.ODA TOUR 2005 in TAIPEI (2005年11月6日 (2005-11-06) Taipei International Convention Center)
  8. ^ 「君住む街へ」 1988年2月25日 (1988-02-25)発売 FUNHOUSE SCD:10FD-3001
  9. ^ 前述の日本武道館公演のクロージングで使用。
  10. ^ 夏の日」のミュージック・ビデオでもロケに使用されている。
  11. ^ 小田和正『BETWEEN THE WORD & THE HEART』 FUNHOUSE LP:1988年3月5日 (1988-03-05)発売 28FB-2136 CD:3月25日発売 32FD-1098
  12. ^ 1987年の全国ツアーから東京ドームでの解散コンサート(1989年2月)までの協賛スポンサー。
  13. ^ 広東語の歌詞で、「誰說是錯」のタイトルにてカバー
  14. ^ 中国語(北京語)の歌詞で、「痴心的我」のタイトルにてカバー
  15. ^ 広東語の歌詞で、「不捨得你」のタイトルにてカバー

出典

[編集]
  1. ^ 小田和正、自ら選曲オフコース&ソロ46年集大成ベスト4月発売”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2016年1月25日). 2016年1月25日閲覧。

外部リンク

[編集]
公式サイト
その他