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HindIII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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HindIII
PDB: 2E52​座標に基づく二重らせんDNA(茶色)と複合体を形成したHindIIIの結晶構造。
識別子
略号 RE_Hindiii
Pfam PF09518
InterPro IPR019043
利用可能な蛋白質構造:
Pfam structures
PDB RCSB PDB; PDBe; PDBj
PDBsum structure summary
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HindIII(ヒンディースリー)は、II型の制限酵素の一種で、EcoRIと並び、制限酵素としては最も代表的なものの一つである。ヘモフィルス-インフルエンザ菌のd株(Haemophilus influenzae d)から単離され、この菌株名より命名された[1]

作用

加水分解を介し、Mg2+の存在下で遺伝子中の 5'-AAGCTT-3' という6塩基配列回文配列)を認識し、AとAの間に切れ目を入れ、切り口に粘着末端を作り出す[2]

HindIIIの切断パターン

 切断前の配列      切断後の配列
 5'-AAGCTT-3'    5'-A     AGCTT-3'
 3'-TTCGAA-5'    3'-TTCGA     A-5'

脚注

  1. ^ HindIII” (PDF). ニッポン・ジーン. 2021年11月23日閲覧。
  2. ^ Tang, D (2000). “Mutational analyses of restriction endonuclease-HindIII mutant E86K with higher activity and altered specificity”. Protein Engineering 13 (4): 283–9. doi:10.1093/protein/13.4.283. PMID 10810160.